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青いご飯の散らし寿司

マレー語名 Bunga terang  バタフライピー、蝶豆の花

蝶豆の花、水彩スケッチ

とっても綺麗なブルーの豆の花です。食用に使われます。

青い食べ物って、あまり無いと思いますが、マレーシアで有名なのが、クランタン州のナシクラブ(nasi kerabu)。

最初見た時はインクで炊いたのかと思いました(笑)
カラフルなマレーシアの伝統お菓子、ニョニャクエ(nyonya kuih)でもこの青い色が使われています。

この花をうちで育てているのですが、地植えにすると、繁殖力が強い!
昔、マンゴーの木に這わせたら、何メートルも上までいってしまって、枯れたあとに処分するのが大変でした。今でもこぼれ種から次々芽を出します。

また少し花が欲しいなと思って、こぼれ種を一つ移動させて、別の場所で育てたら、今度はサワーソップの木に巻きついて、この場所を占領!

他の植木を覆ってしまった

毎日大量の花が取れています。

青はあまり食欲がわかない色ですが、実はアントシアニンが含まれていて、目の疲れに良いそうです。レモンなど酸っぱいものを混ぜると紫色に変わる性質があるので、タイにはグラデーションの綺麗なジュースがあるみたいです。

リマウを入れると青が紫に変わります

熱いお湯を入れてしばらくすると青いインクのようなお茶ができます。
ただし、お茶にして飲むときに注意点が一つ。
チャイニーズの知り合いが教えてくれたのですが、萼の部分には少し毒があるので花びらの部分だけを入れるのが良いそうです。


レモンを入れると、色が変わります。
少し酸味のあるジャングルの蜂蜜を入れても色が変わります。

数年前、ペナンのワークショップで、日本の料理人さんが教えてくれた、このお花を使ったピンクの散らし寿司が可愛かったので、思い出してまた作ってみたら、青い寿司になってしまいました。
お花の量が多すぎたと思われます(汗)

まずお湯でゆっくり色を出して、その水でごはんを炊きます。
酢を入れると色が変わります!


今回の具は焼いたサーモン


カラフルな南国風散らし寿司と赤いのはテンペのサンバル


とりあえず毎日お花がたくさん取れるので、疲れ目対策のためにも、栄養を取り入れたいと思います。

冷蔵庫でドライにして保管することも可能。

キッチンペーパーの包んで、冷蔵庫に置いておくと乾燥します

マレーハーブのスケッチを始めて約1年。きっかけは、去年の年末に参加した、「伝統ハーブをジャングルで見つけて観察して記録する」というプログラム。

一泊二日で終わった後も、描き続けた30枚のマレーハーブのスケッチを、絵本を発行してくださった出版社の人に見せたら、展覧会をさせていただけることになりました。期間は2022年2月5日から13日まで、クアラルンプールのGMBBモール3rdフロアにて。そこで青いお茶や、ミサイクチンのハーブティーの試食なんかもしてもらおうかなと思っています。

マレーシア在住でお近くの方がいらっしゃればぜひ見に来ていただきたいです。また詳細は後ほどお知らせします♩


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