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ネットワークビジネス会社が広告を出す、ただひとつの理由。

ネットワークビジネスは、口コミで商品を流通させていく仕組みです。
勧誘の時のトークで

「広告・宣伝費をかけていない分、商品のなかみにお金をかけているのよ」

「有名タレントやテレビCMを出すのって、きっと膨大なお金がかかるよね。そういうところにお金を使わず、商品を宣伝した私たちに報酬を払うシステムなの」

こんな説明を受けたという方は多いのではないでしょうか。
ところが、これは誤解です。
ネットワークビジネス運営会社は、広告や宣伝費に結構なお金をかけています。
有名タレントやテレビCMこそやっていませんが、空港や公共のホールなどへの広告看板、都市部の駅前ビルの屋外看板、地下鉄の駅内広告、車内広告、バスの車両広告などに関してはかなり、積極的に広告出稿をしています。

電波や雑誌メディアではなく「公共施設」「交通広告」で。

「公共施設」「交通広告」をよ~く見てみよう。

元来、「公共施設」「交通広告」に近い性質をもった場所への広告出稿は審査基準が厳しく、「健全なもの」「公序良俗に反しないもの」でなければ、掲出することが認められていませんでした。
今でも美容整形外科や、パチンコ店の広告、ファッションホテル、金貸業などは審査で落とされ、「公共施設」「交通広告」で見ることはまずないといえるでしょう。
以前はネットワークビジネス系の企業からの広告出稿も「門前払い状態」で、「いくらお金をもらっても広告掲載させてあげませんよ」という対応をされてきた…という長い歴史があります。

ところが、時代は変わりました。
ネットワークビジネスを色眼鏡で見る人は減っていき、むしろ副業という働き方で関わる人の増加に伴い、健全な目で見る人が増加。「公共施設」「交通広告」の受け入れ側も、ネットワークビジネス会社からの出稿を受け入れるうようになったのです。

テレビでスポーツ中継を見ていると、選手の背景に大手ネットワーク会社の広告が写り込んでいるということがよくあります。
東京や大阪の繁華街や中心部の駅ナカで写真をとれば、どこかにネットワークビジネスの企業広告が写っている…ということも珍しくありません。

イメージアップ、認知度向上が至上目的!

有名モデルはあえて使わない戦略。

ネットワークビジネス会社が掲出している広告は、健康食品や化粧品など商品を前面推しするものではなく、「社会に貢献しています」というようなコンセプトを打ち出した「好感度高め」「キラキラ系」「素敵系」な仕上がりになっていることが多いです。

✨笑顔の女性×緑や日差しなどが降り注ぐ写真
✨温かい家庭の日常を切り取ったような写真

キャッチコピーと社名はあえて添えもの程度の広告は、ぱっと見では何屋さんなのかわかるような内容ではありませんが、インスタ映えし、記憶に残りやすいように工夫が凝らされています。
控え目にいっても質が高いのは、複数の広告代理店を競合させたり、海外の著名な写真家に依頼をすることも多いから。
その分、広告制作費は莫大です。
「広告にお金をかけていない」とはとても言える状態ではありません。

広告は予算と人員を投じた一大プロジェクトです。

会員の「ビジネス活動」がしやすくなれば、費用対効果は十分!

ビジネス活動をする会員さんはそれをネタに、素敵なセールストークを展開してくれます。

「〇〇空港に看板掲載をしているぐらい、しっかりした企業なのよ😁」

「以前は〇〇大学が占有していた広告枠、今は私が関わってるネットワークビジネスの会社の広告になってるの😊」

「地下鉄の駅に看板を設置できるくらいの信頼企業なの。上場企業みたいなものよ👍」

トップディストリビューターともなると、どんなネタでもセールストークに活用し、人を巻き込む力も絶大に発揮します。
以前、あるネットワークビジネス会社が成田・羽田・関西・伊丹・中部・札幌・那覇空港内に順に広告掲出をした際、掲出した順番どおりに各エリアの新規登録会員が爆増えたそうです。
広告宣伝費は莫大ですが、費用対効果は十分に得られたわかりやすい例ですよね。

近頃のネットワークビジネス企業はスポーツイベントへの協賛や、奨学金の協力、医療機関やシングルマザー、難病患者・高齢者施設などへの寄付にも力をいれています。
災害などがあれば「売上の〇%を寄付する」といった活動も顕著で、そうした活動は地元の新聞にも取材させ、アピールに力を惜しみません。
これらはすべて「健全な企業姿勢」を打ち出す戦略としてとても重要なのです。
もちろんすべてに少なくない費用がかかっているわけですから、ネットワークビジネスの会社が「広告にお金を遣わない」というのは全くの誤解だといえるでしょう。


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