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自らを客観視するために伝えていること

こんにちは。さなぎです。

我が家では定期的に「やりたいこと」を精査しています。というのも、行き当たりばったりでは前に進もうにも進めないから。

もちろん息子にも中学生の今から考えてもらおうと、ときどき声をかけています。

・将来どこではたらきたいか
・どんなことを仕事にしたいのか
・そのために今できることはなにか
 など、中学生のうちから意識してもらう。

その成果なのか、息子の将来構想はかなり具体的。

ただ課題もいろいろあったり。

今回は「自分を客観視するために伝えていること」についてお話していきます。


どこまで親が介入すべきか

子どもに将来のことを伝えていく中で、大切にしているポイントは3つ。

・”親の願望”になっていないか
・親が誘導しようとしていないか
・本人の希望でそうしたいのか

親というものはどうしても願望を入れてしまいがち。

「サッカーやってみない?」

(本音:自分はサッカー選手が夢だったけど、なれなかったから息子にやらせるんだ!)

「英語は将来必要だよ」

(本音:自分が学生時代に英語が苦手で苦労したから、とりあえずやらせなきゃ)

良い意味でも、悪い意味でも感情が入っている。……とか語っていますが、かくいうわたしも息子に願望を押し付けていました。

特に英語。

英検に挑戦しているものの、なかなか次に進めない彼に必死になってドリルを与えたり、”英検対策”をさせていました。

が、記事でお伝えした通り、本を読んだり夫の助言で少し気合が抜ける。

子育てのバランスの難しさに今も日々悩みながら子育てをしています。

親はどこまで介入すべきなのか。
それを探るべく自分の学生時代を振り返ってみようかと。

幼稚園時代:なんでもできるスーパー幼稚園児だった
小学生時代:学級委員もやり、優等生だった(反抗期強め)
中学生時代:学級委員はやるものの、学力は上の下に留まる
高校時代:母の家出と共に自由を得たためテストを乗り切るだけ
専門学校時代:謎のプライドにより、強迫神経症になり自滅

わたしの歴史

ちいさい頃はいわゆる「優等生」でした。

小学校時代は期待を胸に中学受験専門の塾へ通い、神童と呼ばれる子に囲まれ自己肯定感を喪失。

思えば「なぜ中学受験を考えたのか」を知らないまま塾に通っていたかも。

母は伝えたと言っていましたが、もう遠い昔の話。全く覚えていない……。

中学時代は漠然とした夢はあったものの、反動からかその場しのぎでなんとなく勉強し、テストはほどほどに。

内申点だけはあったので、ふらりと高校は進学校へ進みました。

ところが高校1年生で母が家出
ここが1つ分岐点だったことは間違いありません。

精神的にもギリギリでした。

そして大学受験を迎えます。

実家がぐちゃぐちゃ&妹が学校に苦戦していたこともあり、大学進学をせず地元の専門学校へ。

以降は以前の記事でお伝えした通り。

ざっくり振り返ってみると、親の助言が「期待」もしくは「放置」。両極端で混乱したのかもしれませんね。父はのんびり、母は教育熱心で真逆でした。

経験上、わたしはここに危機感を持っていたのです。
まあ時代も違いますから。情報の量も全然違います。

『親のエゴにならない程度で、でも選択肢を増やし、ときどき一緒に振り返る』

これがちょうどいいバランスなのでしょう。
簡単にできるものではないことは重々承知で。

最近は少し気付けた部分もあるので、息子の意思を聞きながら一緒に考えています。

中学生から逆算思考をもつ

息子の現状をまとめてみます。

・地元の中学は在籍のみ
・N中等部通学コース所属
・プログラミングが大好き
・英語は毎日25分オンラインレッスン
・学力は”中の中”、つまり普通

今の息子の様子

親としては学力が気になるところ。

思い切って息子に聞いてみました。

わたし「勉強についてどう思ってる?」
息子「大学は行きたいな」
わたし「それはなぜ?」
息子「将来、海外ではたらいてみたい」
わたし「ほう、それで大卒が必要だと思ったんだね」

勉強について聞いてみる

ちょうど夫が海外赴任していることもあり、海外ではたらくには何が必要かを漠然と知っていた様子。

さらに続けます。

わたし「今、キミの学力は真ん中くらいなんだけど課題はある?」
息子「うーん、やってるけどテストになるとできない」
わたし「どんな勉強の仕方してる?」
息子「タブレットとかパソコンで」

学習方法について聞いてみる

わたしの中の”お勉強センサー”が発動。

わたし「ねぇねぇ、勉強のときって文字書いてる?」
息子「あんまり書いてない」

文字書いてるか聞いてみる

それだ!

現代のお勉強は便利になったものです。
気になっていたのは「圧倒的に書く量が少ない」こと。

そこで提案。

わたし「一回さ、書きながら解いてみたら?」
息子「それ意味あるの?」
わたし「キミは目で見た情報のが頭に入りやすいじゃない?」
息子「うん」
わたし「書くときって絶対に書いた文字みるでしょ?」
息子「でもタブレットでもみるよ」
わたし「解くとき、勘で答えるときない?」
息子「ある」
わたし「まぐれで当たって、そのままにしてたらそりゃわからんよ」
息子「たしかに」

勉強方法を提案してみる

彼は素直なようです。以降ノートに書きながら勉強したところ、明らかに結果が出るように。

そもそも本人の中に漠然とでも「大学には行きたい」があるから、勉強しようとも思うのかもしれないですね。

ただ「大学に行くこと」は人生の目標ではなく、あくまで通過点

次はその部分を掘り下げることにしました。

マインドマップで客観視

そういえば息子の将来の夢を最近聞いていません。

本人もざっくりとだけ考えているとのことで、マインドマップを作ってみることに。

マインドマップとは「思考を整理する方法」のこと。
書籍も出されており、さまざまなツールもあります。

仕事柄、マインドマイスターというツールを使っているわたし(しかも課金してる)。

せっかくなのでそちらにまとめてみることに。

まずは議題を書く。今回なら「客観視マップ」

最初は議題をドンと

次に「今、ハマっているもの」を書いてみる。

思いついたことを出す

プログラミングだけでなく、アニメなど趣味も入れます。

次に「現状、どんなことを仕事にしたいか」も書いてみる。

さらに思いついたことを出す

ゲーム制作、映像制作、プログラミング、アプリ開発などが湧いてくる。

「それに対してこれから何が必要か」を考える。

それに対して必要なことを出す

海外の動画の方が最先端だから英語で聞けるようになりたい、
Pythonなどのコードは世界共通だから書けるようになりたい、
海外ではたらくことも気になるから英語は必要だし、
……ということは大卒資格は必要だろうなぁ。

などとにかく思いつくことを書きます。

そこから1つずつ今やれることを考える。

プログラミング:もはや趣味なので、暇なときも含めてずっとやっていたい
英語:動画を観るためにも必要だし、海外ではたらくためにも必要
勉強:数学と物理、英語は必要だと思う

今、息子が優先したいことが出てきた

おおよそ3つ浮き出てきました。

ここで問題になったのが「英語」
今力を入れていたのは「英検対策」

でも会話力を上げたい息子には面白くないらしい(そりゃそうだ)。

なかなか次の級が受からず、最近モチベーションが下がっていたので、思い切ってちょっと休憩することに。

代わりに1週間程度の短期留学に行くことにしました。

英語を使って生活するのを直に体験してみたらいいのでは?と夫の提案。

春休み、ちょっとだけセブ島に行ってきます。

わたしとしては付き添いなので「まさか自分まで行くとは……」という気持ちが隠せませんが笑、確かに今彼に必要なのは知識の詰め込みではなく「英語が通じる喜び」や「海外生活を知る」ことなのかもしれません。

今回、一緒に逆算して考えたことで彼の知られざる野望を知ることができました。

親のできることは「本人のやりたいことを受け入れ、選択肢を増やすこと」

このマインドマップは残してあるので、定期的に修正をして1つずつやれることを増やしてあげようと思います。

そしてやっぱり言わせてください。

「親のバランス、ムズカシーーー😂」

しかしこうして親も成長するのです。
わたしも負けじと客観視して、やれることを増やそうと思います。

今回はここまで。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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