お笑い業界を震撼させた文春砲

これまで
お笑いという枠の中のファンタジー、または進んで獲物になる(自分とは違うカテゴリーに分けられる)女性のこと、と捉えていた。時には笑えないな、とか不快だなと思うこともあったが、軽いおしゃべりと捉えていられたと思う。

しかし被害者が登場した
現実に被害を訴えた人が現れて、女性側からのストーリーを語り始めたら、もうファンタジーでも笑い話でもなくなった。パワハラとセクハラが支配する、性を権力で買う構造はリアルで、上沼恵美子さんいわく、吐きそう。業界のラスボスのような上沼さんからしても、行き過ぎたやり口と感じたようだ。

それでも
その後も続報が続いているが、なんらかの暴力の告発を離れたプライバシーの侵害の様相も感じ始めている。有名人ならなんでも曝露されていいのか？

問題なのは？
報道の真偽や同意の有無は裁判で争うとのことで、全ての記事に対峙すると宣告された。
一方で、これまでに松本氏は、娘さんへの溺愛を語ると同時に、自身の性の自由が世間(文春？)の監視によって妨げられていることへの不満も公に語っていた。その裏で行われていたのがこういったパーティーだった訳だけど、彼は、不倫はご法度だけど、このやり方ならいいと思っていたのだろうか？

女として恐ろしいのは、女性は攻略すべき対象であり、獲物と見て、狩って仲間内で成果を誇りあう、男性グループ。上下関係が献上を強いる構造。

その醜悪さがあからさまになって、脚光を浴びるべきが野田クリスタル。
時に変人扱いされようとも、頑なに飲み会も昼ご飯も拒否。潔い。
あくまで自分軸で生きてきた野田クリスタルが、着実に強みを発揮しつつキャリアを積み上げる様を見よ。

なんてさ〜、全然違う展開を書いていたのに、急展開で野田推しのオチ。
ついでに書くと、番組で女性の芸人に酷い絡みをした芸人に対して、あれが自分の彼女だったらお前を殺す、と言ったとか。番組だろうが、お笑いだろうが、女性の尊厳を傷つける行為は、本人のみならず、その周囲の人をも傷つけることを厳しく指摘した発言であり、咄嗟にそれを率直に指摘したことに痺れました。これが本当の男だろ？