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やっぱりワカラセられる「宮本劇場」(20231120)

そうなんです。エレカシを見たら、エレカシ大好き、カッコいい、やっぱりこの4人でないと!ってなるのに。

「ロマンスの夜」フェスティバルホール、大阪中之島。最高のホールで音は迫力あるし、あんなライブ見せられたら…。あんな演奏にガッシリ支えられた、宮本浩次の熱唱を聴かせられたら、何も言えません。これは贈り物を詰め込んだ「宮本劇場」。過密スケジュールにぶっ込んで下さりありがとうございますと伏して受け取りました。

元々はやる予定すらなかった野音をこなしての11月の「ロマンスの夜」。
夏フェスの合間にロンドン。
春はエレカシのアリーナツアー。シングル2曲。
この後は紅白。怒涛の2023。

ライブに間に合わせて、Wの悲劇のテーマ曲を公開したし、その熱意はいかばかりか、です。しかもライブでは倍くらい良かったよ〜。

以下更にネタバレになる内容に触れさせていただきます。

前回の「ロマンスの夜」とどう差別化してくるのかなって思っていたけど、むしろシリーズとして継承している形式でした。そりゃ、小林武史司令塔始め、バンドメンバーも固定ですし、曲も大きく重なっているのは分かってて。Keith Jarretのピアノ曲とか、列車の効果音などのコンセプトによってより継続性がわかりやすかった。

アカペラやギター、ピアノのみで始まり、後半バンドが入って超盛り上がる素晴らしいアレンジで聴かせるとか、色々見どころはあったけど、圧巻だったのが、胸えぐるブルーズとして分厚いアレンジで再解釈された「やさしさ」と宮本さんの声や音域にどハマりで、ゾクゾクさせられた「ロンリー・ウルフ」。こんなサプライズであっと言わせてくれるライブ、ある?

正直、「ロンリー・ウルフ」は、誰だっけ?って思いながら聴いて、家に帰ってから、そうか、これもジュリーかってなりました。改めて聴くとジュリーはやや線が細い印象ですが、宮本版だと強くて苦味があって好き。

今回、事前の妄想とはかけ離れた3階席という事で、ガッカリ感はなくもなかったけど、そこはフェスティバルホールだけに、問題なく楽しめました。キャパは2700だそうで、意外と少ない。それなのに仕事終わりで行くとグッズはほとんど売り切れでした。

それでは東京公演のご盛況、関西よりお祈りしております〜。




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