見出し画像

感想戦[Weekly Ochiai] 「テックベンチャーをアップデートせよ」

NewsPicksの会員限定放送『WEEKLY OCHIAI』放送の感想戦です。

4/24 今回のWEEKLY OCHIAIは「テックベンチャーのアップデート」。ゲストに、株式会社ユーグレナ取締役副社長COO/リアルテックファンド代表の永田暁彦さんが登場。リアルテックで世界を変えることに最前線で挑戦を続ける永田さん。優秀で若い人材・資金がITに流れる現状、リアルテックベンチャーを取り巻く環境をどう捉えるか。世界を変革するための方法とは。日本が向き合う今後10年に起こる変化とは。テクノロジー×ベンチャー企業について、落合さんと語り合います。

「生物的制限をなくしたい」

「生物的制限をなくしたい」というのは人類がこれまで求め続けてきたものだと思います。

そして、閉塞感のある日本において、仕事のための仕事から解放されるための重要な一手だと考えています。

「生物的制限」とは「衣食住」のことであり、「生物的制限をなくしたい」というのは「衣食住」全てにおいて、お金がかからず無条件に誰もが何もしなくても生きていけると言うことだと解釈しています。


ベーシックインカムではない解決方法


これを実現するには、 大量消費大量生産社会を抜け出しヒッピー思想やロハスと言った文脈を持たずに、今ある使えるものすべてを使って自由になるということが大切だと思っています。


最も重要なのは「生物的制限をなくす」という目的であり、ある一つの思想や行動原理、価値の量産を目的にしてそこに集まり、手段として「生物的制限をなくす」ということではない、世界的に見ても新しいフェーズに突入すると思います。

感覚的には全国民がベーシックインカムになる感覚ですが、ここでは金銭的なものを与えるのではなく「衣食住」を直接与えることが非常に重要になってきます。

それはなぜかと言うと、「生物的制限」が突破された世界においては、人間の行動様式として「本来的衝動」「非本来的衝動」の2種類の行動を予測することができます。

「本来的衝動」は、アートやサイエンスなど内発的な欲求やフロンティアへの知識の欲求が生まれ、そこに自らの処分時間を投入するという生き方。

「非本来的衝動」は、お酒や薬ギャンブルなどの脳の報酬系に基づいた依存性ビジネスに飲み込まれ、報酬系のループに陥ってしまう生き方。

「非本来的衝動」これは必ずしも無駄とは言えませんが、ある程度制限するためには与えるものを自由に使えるお金ではなく、「衣食住」というもので渡すことが一つの対策だと思っています。


お金では人間のモチベーションは上がらない


「衣食住」を保証することが対価としてお金を渡すよりもモチベーションを下げにくいという心理学的なソースも存在しています。

例えば子供が興味を持って勉強しているところに、後からいい点を取ったらお金をお金をあげますという条件をつけると、目的が変わってしまい勉強へのモチベーションが下がってしまうと言う実験結果があります。

このように楽しくてやっていることや自分の興味があるからこそ行っていることに対して、金銭的な報酬を与えるのは非常に危険な手段です。

報酬として与えるのは数量化できないものが理想的で将来的には「衣食住」の保障を報酬にすることが基本になると考えています。


投げ銭はいりません!そのかわり”無料でできる”SNSなどで感想をシェアしてくださると嬉しいです(*´ω`*)