マガジンのカバー画像

遠州産地の学校2期

7
静岡県浜松市を中心とする西部の繊維産地、「遠州産地」。 「遠州産地の学校2期」の受講生、事務局によるレポートです!
運営しているクリエイター

記事一覧

第7講 一本糊付け・サイジング

こんにちは。遠州産地の学校事務局です。 遠州産地の学校第7講は、生地を織る際に欠かせない一本糊付け・サイジングに特化した株式会社和田糊付工場にて学びました。 レポートを担当したのは、繊維産業についての知識を深めるために産地の学校に参加した小栗さん。遠州・浜松で小巾・広巾織物の製造販売に携わる期待の若手です! ----------------------------------------------------------------------------- 第2期遠州産地

第6講 まるで理科の授業!プリント・加工を学ぶ

こんにちは。遠州産地の学校事務局です。 遠州産地の学校第6講は、主に天然繊維のプリント及び無地染め加工を手掛け、120年以上の歴史・伝統を守りながら、新しいことにも積極的に挑戦する日本形染株式会社にて、プリント・加工について学びました。 レポートを担当したのは東京でテキスタイルデザイナーとして働く坂本さん。今回のご縁が実際のお仕事にもつながったとのこと。今後が楽しみです。 ----------------------------------------------------

第4講(後編) シャトルが打つ1回1回の重み

こんにちは。遠州産地の学校事務局です。 遠州産地の学校 第4講レポート(後編)です。 高密度でありながらふっくらとした風合いの生地を得意とする古橋織布有限会社にて、シャトル織機について学びました。今回、レポートを担当したのは4月に古橋織布有限会社に入社し、もっと遠州産地のことを知りたいと産地の学校に参加した斎藤さん。講義の様子だけでなく、実際に働くからこその思いなども綴ってくださいました。前編・後編の2つに分けてお送りします。(前編:座学と実技、後編:工場見学) ------

第4講(前編) 織物の基礎

こんにちは。遠州産地の学校事務局です。 遠州産地の学校第4講は、高密度でありながらふっくらとした風合いの生地を得意とする古橋織布有限会社にて、シャトル織機について学びました。 今回、レポートを担当したのは2019年4月に古橋織布有限会社に入社し、もっと遠州産地のことを知りたいと産地の学校に参加した斎藤さん。講義の様子だけでなく、実際に働くからこその思いなども綴ってくださいました。前編・後編の2つに分けてお送りします。 前編:座学と実技 後編:工場見学 ------------

第3講   生地の表情を一変する「加工」を学ぶ

こんにちは。 遠州産地の学校事務局です。 第3講は、武藤染工株式会社にご協力いただき、工場見学と手捺染のワークショップを行いました。 前回の講義で学んだプリント加工。「加工によって生地の表情は大きく変わる」「加工のことを知っていれば表現の幅が広がる」と語る永田工場長ご指導の下、実際の工程を目で見て、手を動かして理解を深めるという回です。 まずは、小幅の捺染の現場見学。 この日は、絵羽浴衣(えばゆかた)の製造をしていました。 浴衣は一枚の反物をパーツごとに切り分け、それら

第2講 糸のこと、織りのこと、加工のこと

遠州産地の学校、事務局です。 第2講の様子をお届けします! 今回は座学です。 織物を学ぶにあたり、欠かせない知識を古橋織布有限会社の浜田さんと武藤染工株式会社の永田工場長から教えていただきました。 前半は浜田さんの織物基礎講座。 まずは、糸について。 撚り合わせる本数、方向、強さなど…糸により出来上がる生地の風合いも変わってきます。 紡績の工程を理解するために、ウールを使って糸を紡いでみました。 綿の糸の太さを表すには、一定の重さに対して長さがどれだけあるかで表す「番

遠州産地の学校2期 スタート!

6月1日(土)にスタートした遠州産地の学校2期。 このマガジンでは、講義の様子をお届けしていきます! まず、はじめに「遠州産地の学校」について。 「遠州」は、浜松市を中心とした静岡県西部を中心とする地域で、綿花の生産から始まり、綿織物の生産を中心に発展してきました。最近では、綿織物で培ったノウハウを生かし、麻の取り扱いも増えています。 「遠州産地の学校」では、産地全体を教室とし、職人が先生となり、「遠州産地」に特化した授業を行っていきます。 この日は第1回目ということで