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新生NewsPicksの編集長さん! 難しいことはわかりませんが、「出版の未来」ってどうなるのか教えてください



売れている本はある。
景気のいい出版社もある。

でも日本全国の書店と出版社は減る一方だ。
出版ニュースで目にする言葉は、
先細り。行き詰まり。右肩下がり。そんなのばっかり。

誰か、出版の未来を明るく照らし、
私たちを正しい道に導いてくれる偉人
はいないものだろうか。


こんにちは。
サンクチュアリ出版編集長、
&公式note編集長の橋本圭右です。

出版の偉人いないかな? ってふと気になって

ネットで検索していたら

こんなニュースが飛び込んできました。




いた! この人だ!


というわけで早速、
NewsPicksの井上慎平氏に
「もっと詳しく教えてください」
とメッセージを送信。

「会いましょう」と即レス。

さすが、情報化社会。


おらワクワクすっ…
とこぼれ出そうな心の中の悟空をぎゅっと押し込み、
メディア2.0の爆心地、NewsPicksへお邪魔することに。

先細りと言われる出版、
その一方で「最先端の世界」では、
一体これからなにが起ころうとしているのか。

そして渦中にいる井上慎平氏は、
いまどんな出版の未来を思い描いているのか。

ミッドタウンのほぼ向かい、

住所は7−7−7、

1階が高級百貨店のバーニーズニューヨーク、

都会の中の都会、

乃木坂のど真ん中にあるNewsPicks本社へ…



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なんなんだ、ここは美術館か…

これが会社なのか…

月に一度の役員会で、

「なぜ網戸をつける業者がきてくれないのか?」

とか

「地下がほんのり下水臭いのは我慢の範疇か?」

などと話し合っている、

弊社との格差がありすぎて、

突然、日本語を発話できなくなりそうになる。

ドキドキしながら
スニーカーについたドロとか、
ズボンのしわとかを気にしながら、
待つこと、数分。



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ん? 早い



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渦中の人だ!


井上  立ち話もなんなので、どうぞ中へ。さあ、どうぞどうぞ。


なかば
押しやられるようにして
エレベーターに乗せられて上階へ。

音もなく上昇する
エレベーターの階数表示はめまぐるしく、
隣に居合わせた人のスマホをいじる指先も早い。

静かすぎるくらい静か。
だけどここは、
あらゆるものが全速力で動いている気配がある。


階段がいつもミシミシいって、
大型ダンプが前を通るたびにグラグラ揺れて、
ゴミの日は社長を筆頭に、
従業員が一斉にゴミ袋を抱えて飛び出す

サンクチュアリ出版のオフィスとは

流れている時間どころか、次元がまったく違う。


開くドアの先は、近未来だ。

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この人は、この新世界に、
もう、すっかり溶け込んでいるのだろうか。



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井上慎平(いのうえ・しんぺい) NewsPicksパブリッシング 編集長。1988年生まれ。京都大学総合人間学部卒業。2011年、ディスカヴァー・トゥエンティワンに入社。書店営業、広報などを経て編集者に。2017年、ダイヤモンド社に入社。代表的な担当書籍に、中室牧子著『「学力」の経済学』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、北野唯我著『転職の思考法』(ダイヤモンド社)など。



※ここから先は、ほぼノーカット&未編集でお送りします。




井上  ここなら大丈夫。誰も見てませんから。

橋本  撮影許可とかそういうの、とったほうがいいですか?

井上  わかりません。たぶん大丈夫です。

橋本  じゃあ、wifi使ってセルフで一枚撮らせてください。


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撮れたかな


橋本  ほんと、ただ撮れただけって感じだけど、証拠写真だからなんでもいいや。
しかし、このミーティングスペース、めちゃ広いですね。実際、何人くらい働いているんですか?

井上  200人くらいかな。

橋本  そんなに。そのうち新生NewsPicks出版部は何人?

井上  4人です。

橋本  すくな。

井上  編集者が2人。営業事務が1人。

橋本  もう1人は?

井上  4人目は、営業マン。でも、まだいません。サンクチュアリから営業マンひとり放出しませんか、誰かいい人。

橋本  サンクチュアリ出版の営業部はみんないい人ですよ。でも、みんな鬼ですよ。ストレスフルな慎平くんの心を壊してしまうかもしれない。

井上  いやこの際、鬼でもなんでも。この1ヵ月で内定出せんかったらマジでピンチなんです。どんな本を出版するか以前に、出版事業自体、始められない。(※このあとしばらくして「営業の採用決まりました!」という連絡がきました)

橋本  自分で営業するという選択肢は?

井上  いや無理無理。ぜったい無理。ぼく、9月1日に本を出すことになってるんですよ。しかもその後、月1冊ペースで、ぼくか、もう一人の編集者か、どっちか出さへんといかんのです。自分で本を作って、自分で営業するなんてありえへん。そもそも、取次とか流通のことなんもわからへんし。心細いです。どうしたらええんやろう。



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本気で悩んでるみたいだ



橋本  しょうがないですよね。大きな声で「出版やる」って宣言しちゃったんですものね。
年間にだいたい何冊くらい出す予定なんですか。

井上  12冊です。

橋本   サンクチュアリ出版と一緒。

井上  たまたま、そうですね。

橋本  もう1人の編集の方は。

井上  副編集長は、富川直泰さんという、翻訳書に強くて『これからの正義の話をしよう』とかを担当した方です。

橋本  今後お二人でどういうふうに、仕事を分担するのでしょうか。

井上  富川さんが海外著者、僕が日本人著者で、年間6冊ずつ出そうねって話しています。9月からはじまって、そこから月1冊ペースの、もう止められないラットレースがはじまります。

橋本  ラットレース。あと1人は。

井上  もう1人は僕の同級生なんですけど。子どもが小さいので、まだ飲みにとかも行けてないです。でもまあ仲良く、あんまりIT企業にはなじめず、端っこでポツポツとやっています。
社内のみなさん、すげえSlack(ビジネス向けチャット)とか、カタカタカタ〜って感じで、ITリテラシー超高い感じなんです。僕ら3人だけまるでそういう感じじゃないんで。

橋本   どういう雰囲気なんですか? まわりの部署。

井上   そんなに絡みはないからわかりません。アカデミアという5,000円の会員さん向けのサービス関連のときだけ絡みますが、あとは絡みがないです。
でも意外と応援してくれています。「井上さん、ネットで見ましたよ」とかって。

ただ、まあこんなキラキラギラギラしてるオフィスの中で、出版できんのかっていう不安はありますね。
色校をカッターで切ったり、ゲラを大量にプリントアウトしたりとかって、やっちゃあかん空気あるじゃないですか。
FAXがオフィスの中で、ピーヒョロロとか鳴り出したら、僕恥ずかしいですよ。

橋本  FAXってそもそもあるの。

井上  1台だけあったんです、FAX送れるやつ。

橋本  コピー機はある。

井上  コピー機はありました。ギリありました。驚いたことにバイク便の伝票もありました。

橋本   バイク便は呼ぶんだ。なんか、うれしいですね。

井上  でも、それくらい。どこもかしこも、弊社は最先端な感じなんです。
オフィスの中に裸足で入れるスペースとかがあって、そこでプログラマーが寝転びながらガーッてプログラミングしてたり。

橋本  寝転びながらプログラミングを。

井上  シリコンバレーかな、みたいな。知らんけど。

橋本  うつ伏せで。

井上  こんな感じ(うつ伏せでパソコンキーたたく)で、みんな。

橋本  それはそれで別に、そこで一体なにがおこなわれているのか、取材してみたいものですね。

井上  現場を目の当たりにすると、けっこうビビると思いますよ。

橋本  それは体にいいということ?

井上  絶対悪いと思うんですけど。なんか天才肌丸出しな感じで、こうやって。

橋本  一番お母さんに怒られるパターンですよ。

井上  誰も怒らへんのかなと思ったら、のびのびやってる。

橋本   それがでも一番脳が活性化するとか、なんかあるんでしょうね。パフォーマンスが上がるとか。

井上  いや絶対、頭にも腰にも悪いよなと思いながら見てます。まあなんか、とにかく天才なのかもしれないですよね。

橋本  そういうところの中から、本の企画アイデアが出てきたりするかもしれない。

井上  そう。だから1回参加してみようってことになって、出版チームのイケてないぼくたち3人も、寝転がって弁当食ってみたんですけど、ただ居心地悪いだけでした。
まだまだ一般人なので、周りの目とか気にしちゃう。そのうち慣れると思うんですが。

橋本  もう一人の営業事務の方というのは、どちらからいらっしゃった?

井上  ミシマ社さんです。高校の同級生で中野さんって言います。某書店さんに就職したあと「辞めたい、辞めたい」って騒いでいるから、「ミシマ社採用してるで」って教えてあげたら、たまたま受かっちゃって。
で、4年くらい勤めたあと子どもが生まれたから辞めた、という人を無理やり連れてきました。

橋本  ミシマ社さんいいですよね、ミシマ社さんの手作り感は、以前よく販促物のお手本にさせてもらってました。ポップとか、リーフレットとか、チラシとか。

井上  サンクチュアリの本も、手書き感のある販促物多いですもんね。

橋本  そう。以前はことあるごとに、スタッフにミシマ社さんの制作物を見せて、「こんな感じでよろしく」って伝えてました。

井上  適当やな。

橋本  いや、あの独特のあたたかみは言葉で伝えようと思っても伝えられないから。

井上  そう、あたたかみ。
営業事務の中野さんは、ミシマ社の朗らかで、あたたかみがあって、自由な空気で、ちゃぶ台で編集会議しましょ、みたいな場所から、一夜明けて、六本木のど真ん中で、プログラマーがこんなん寝そべっててみたいな場所にきちゃったんです。ビビリ倒してますよ。

橋本  それは、きっとそうだろうなあ。

井上   基本出版業界にいる人なんて、根暗な人が多いじゃないですか。もう今、根暗な3人が肩を寄せ合って、冬を越している感じです。

橋本  でも、その2人はいちおう、井上慎平イズムに共感して新生NewsPicksに参加してくれたわけですよね。

井上  だといいですよね。

橋本  どうやって口説いた?

井上  高校の同級生(営業事務の中野さん)については、「来てくれ、来てくれ」ってしつこく言って、あっちもちょうど産休明けだし働こうかな、みたいな感じやったからすぐ来てくれたんですけど、もう一人の人は、どっちかというと……。

橋本  元早川書房の富川直泰さん。

井上  そう、けっこう大真面目な話、今、人文書ってなかなか売れないじゃないですか。本国で大ベストセラーの、100万部突破の、みたいなハッタリがくっついてたらいいですけど、ほとんどの本は、どんなに優れた作品でも、そのまま出しても、そううまくはいかない。
人文書を専門とする富川直泰さんも(このままやっていてもあかんよな〜、どうしたらいいのかな)と考えはじめてときに、たまたまNewsPicksから声をかけたから(ちょっと面白そうかも)と感じてもらえた、というのが正直なところですね。でも、よう入ってくれたというか、年齢でいうとあちらのほうが10歳くらい上なので、同業の先輩としてもありがたいなと思いつつ。

橋本  そんな2人で今後なにを作るか。たぶんあの箕輪さん✕井上くんの対談記事を読んだ人たちが、一番興味を持っているのは、新生NewsPicksは今後どんな本を出していくのか、だと思うけど。
まだジャンルどころか、方向性すら出していない。「コンセプトは希望」としか言ってないでしょ。
出版の基本路線としては、NewsPicks内のコンテンツを書籍化していく、ということなんですか?

井上   それもできるんですけど。ぶっちゃけ、そのまま本にしても、あんまり面白いことないじゃないですか。書籍向きの記事が多いかっていったら、そんなにないでしょう。

橋本  そうですか。NewsPicksほどの巨大メディアから、自由にコンテンツを選んで、書籍化できるってなったら、たいていの編集者だったら大喜びすると思いますけどね。

井上  まあ、でも、読者にとって、「ネットの内容をそのまま書籍化」ってどうなんでしょう。
まわりからもけっこう「この記事を書籍にしたら?」みたいなことを言われますけど、(そんな簡単にできへんぞ)と思ってますよぼくは正直。あんまり「記事を書籍化」はないんじゃないですかね。
たまたま内容や著者がかぶっちゃうことはあるかもしれませんが。

橋本  じゃあ一体、NewsPicksとの関わりはなんなんです? 
社内の中にただぽつんと、ベンチャー出版社があるみたいなこと?

井上   下手するとそうなりかねないです。
けど、でも、経営はいっしょだから「新刊を出すときは組んで、特集とかやろうね」っていう話はしています。
あと、
新刊を出した後にイベントをすれば、かなり人を集めやすいので、その点は心強いなと思ってます。
NewsPicksのサービスは2パターンあって(※2019年5月現在)。
ひとつは月1,500円で記事が読める「プレミアムサービス」がある
そしてもうひとつ上に「NewsPicksアカデミア」っていう月5,000円で毎月ごとに本1冊・イベント通い放題+記事っていう、サンクチュアリ出版のクラブSみたいなサービスがあるんですが、これはNewsPicksの本体に、僕らは新刊を原価で渡すことになってるんです。
だから、あんまり会員さんがどれだけ増えても、僕ら的にはあんまり変わらないんです。ちょっと1部当たり単価が安くなるかなくらい。

橋本  じゃあんまり「NewsPicksのアドバンテージを生かして」という感じはなさそうですね。
最初に出す本のイメージは、すでに固まっているんですか?

井上  走っている企画はあります。
前提として、僕と富川さんが出す本ってけっこう全然別で。
富川さんは『これからの正義の話をしよう』とか、最近やったら『『サピエンス全史」』みたいな感じも出したいね、みたいな話をしています。

橋本  アカデミックな翻訳本?

井上  そうです。ザ・教養です。僕は基本ビジネス書なんですけど、あまりビジネス書らしいビジネス書というか、誰でもこのスキルが身につく的な、実務書・実用書はつくりません。
僕自身あんまり好きじゃないというのもあるし。不特定多数の読者に一律で届いちゃうのがイヤなので。
実務書・実用書って、レベル設定がでたらめじゃないですか。
ある人にとっては易しすぎて、ある人には難しすぎる。そういうのはあまりやりたくなくて。「棚に入らない本」をやりたいんですよね。

橋本  本屋で棚差しにならない本ってこと?

井上  いや。ジャンルどこやねんこれ、という本。ああいう本を作りたくて。というか、僕が作りたい本を純粋に出したら、大体棚どこやねんと言われてしまう。

橋本  『「学力」の経済学』(ディスカヴァー21)とか、そうか。

井上  『転職の思考法』(ダイヤモンド社)も。転職って棚がめちゃ小さいし、市場も狭いし、みたいな。

橋本  でも「転職」を格好つけましたよね、あの本は。

井上  格好つけましたね。

橋本  転職ってちょっとこそこそしてる感じだったのが、堂々としちゃった。思考法だとか言われちゃうと、そうですかそれは失礼しましたとなる。なるほどね。棚が決まらない感じの。でもあえて「棚が決まらない感じの本」をやりたいわけじゃないでしょう。やりたい本がたまたまそうなりがちだということなんじゃないの?

井上  けっこう明確に思っているところはあって。棚に入る本って、もう問題が明確というか。たとえばマーケティングの棚に入るのは、マーケティングの本で、仕事術の棚に入るのは仕事術の本で。そういうのいっぱいあるじゃないですか。
もう正直、その棚に3冊くらいありゃよくない? って、思います。
初級者用、中級者用、上級者用があればいい。
マーケティングやコミュニケションやプレゼンの問題に対する、すごい鮮やかな、たった一つのこの答え。どうだ鮮やかだろうこのやろう、みたいな、その答えを提示する側で勝負するのはもうしんどくなってるなと思って。

「答え」じゃなくて、「問題設定」がユニークなほうが、僕は面白いなと思ってるんです。
『転職の思考法』でいったら、「このまま今の会社にいていいのか?」という問題が、最初に上にドンと入っているんですけど、その問題意識そのものが、よく売れた理由やと思います。
問題意識に共感して買いたくなる本を作りたいんやけど、問題意識がユニークやと、本屋さんに棚がないんですよね。

橋本  ずっと問題提起だけをしていきたい?

井上  問題提起だけをしていきたい。そう言われたら、たしかにそういう見方もあるよな、みたいな本を出し続けたい。

橋本  新書を出す可能性は?

井上  新書はレーベルの統一感を出せるのがいいですよね。でもやっぱ僕らの同世代は見ないですよね、新書コーナーを。かといって、サブカルとかで、若い世代の受けを狙いたいとも思わない。

橋本  じゃあ大きくくくって「だいたい新書っぽいカテゴリ」っていうことでいいかしら?

井上  ぼくの本はどこにもくくられない…

橋本  くくらしてください。仕事柄、棚目線で話さないと、全然イメージが湧かなくて、話が進まないので。

井上  そうですか。じゃあ新書っぽい、でもいいです。でも、問題提起で終わればいいというわけではないです。そういう意味では、たしかに新書って問題提起だけでよく終わるから、似てるかも。
でもやっぱり、ビジネス書のコーナーでやりたいというのはあるんです。
ビジネス的にどうとか、経済合理性がどうとか、あんま好きな言葉じゃないですけど、どんな本であっても、ビジネスマンに向けて作るなら、ビジネスの文脈に乗っていないと説得力がない気がする。

橋本  わかるなあ。いや、全然わからないなあ。
ぼく、同じ編集者として思うんですが、普段どういう頭の使い方をしていたら、慎平くんのような発想にいたるのか謎なんです。
たとえば、こういうことの答えとかヒントを知りたい人がいるだろうなと思いついたら、そういうことに詳しそうな人物を探してみよう、という発想になるじゃないですか? 
でも、ぼくらの見たことも聞いたこともない“新しい問題提起をしてくれる人物”ってどうしたら、探したいという気持ちになりますか? 
そして、なにがどうなったら「この問題提起を出版したい」という動機につながるんでしょうか。めちゃ不思議で。

井上  根っこのところは、あんまり変わらんです。
この答えが知りたい、だからその答えを持っていそうな著者に声をかけよう、と思う。
僕には「こういうことをおかしいと思っている」という引き出しがいくつかあります。
で、たとえば『転職の思考法』の北野さんに会って、「そもそも会社に気をつかって辞められないとかおかしいですよね」みたいな話が出てきたときに、「そうそう、そうそう」って共感に入っていくんです。

もちろん、その著者が答えを持っていない可能性もある。
ですが、まあでも大体、世間でそういう発信をしている人って自分なりの答えを持っていることは多い。

僕は「あれ、なんとかならへんのかな」というタイプの編集者です。
一方で「あれ、どうにかして知りたいな」というタイプの編集者の人もいる。出発点は変わらないですよ。

橋本  なるほどー。いや、全然なるほどじゃないな。
「これ、できちゃいます!の本」でも「あれ、わかっちゃいます!の本」でもなく、「これ、おかしくない?の本」一本で勝負していく、ということなのかな。

うーむ。
まだよくわからないから

つづきます。

次回は、新生NewsPicksの方向について、
さらに詳しい話をしてもらいます。

お楽しみに!



橋本圭右(はしもとけいすけ)
1974年東京生まれ。サンクチュアリ出版編集長。宣伝部長。主に山と電車とファミレスで活動。編集した本。好きなものはゲーム、ジムニー、ベイスターズなど。



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