『Flat』とは理論か?〜2.ガイアの法則〜否、乱数原理

ガイアの法則〜
135度文明と呼ばれ、東西交互に文明の衰退と繁栄が入れ替わると言う話。

この話の概要は事実とは考えるが正直用があるのはそこでは無い。
これは巷で言われるような、日本が次の文明の始まりだなどという、おめでたいピヨピヨした話では無い。
選民思想はこれまでの歴史同様身を滅ぼすからやめておいた方がいい。

物事とは全て常に無動の盤上で焼かれる一瞬の塵のようなものである。

地球はこれまでに多くの周期の中で、ここまで続いてきた。

二酸化炭素濃度の変化と温度の関係性
海面の高さの周期
生物種の繁栄と淘汰と陸地の条件
太陽と地球の離心率と酸素濃度


酸素二酸化炭素の濃度逆転、太陽光と陸地の割合変化からくる酸素再生種の変化〜シアノバクテリア→植物


地球にはさまざまな要素が関連性を持ち周期をそれぞれの長さで作り出す、特性に溢れている。
その主な原因は全て歳差運動が握っている。

歳差運動


地球には影響の規模から短期的周期、長期的周期
様々な周期の変動値があり
地球の磁場と太陽から発せられる磁場との相互関係の中で直接的に発生するブレる周期として知られる歳差運動

これは何も地球だけではなく、磁気を発する万物間全てに存在するブレの現象の一つ
素粒子など含めての話だが、外部磁場とそのものが持つ磁気モーメント間で歳差運動は起こっており、ラモーア歳差運動と呼ばれる。


これらの事から何も磁場のみならず素粒子などから発される磁気力もそれぞれが影響しあい、微弱な歳差を起こす原理の中にある
考えるに太陽も恐らくさらに大きな磁場フィールドからの影響を受け歳差をおこなっている。
スケールを考えると太陽などの恒星に歳差をもたらす磁場は、ブラックホール(中心部)にあると思われる。
事実、マグネターや、クエーサーなどの高重力源でさえ歳差反応が確認されている事もあり、やはりこの可能性は高い。
クエーサーほどのものに影響を与える磁場とは恐らく、地球近辺の生み出す磁場とはそもそも動力源が異なる気がする、物質が生み出すエネルギーには規格上限界があるが、もしかしたらその近辺には未発見の元素の存在や反応があり、特定の温度と圧力の下、特殊な核分裂反応を繰り返している可能性もある。

経路について
*太陽系が太陽を中心に回っていないという認識もあるようだがコレは表現上誤りである。
確かに一見それぞれの中心には大きくずれがあるが、
基本的には太陽を中心として重力の場は展開される。
それぞれ小惑星、惑星、衛星などの質量や回転の影響から、重力場のたるみは常に波紋のような均一な形ではなく大きな歪みを形成するため、中心がずれるだけだ。

周期について
この物理世界の全てに周期が存在する。
歳差はある意味その一つ。
むしろいうなら(フラット理論の性質からいけば)歳差は周期を生み出す必然性の要因の中の一つに過ぎない。
それこそ手段は何だっていい、
・ボーデの法則に従い分布する磁場を持つ天体
・重力場の歪みからくる回帰係数に従い歳差を行う磁場を持たない天体
・引力などの歳差以外の周期の規則的変化含め
全ては周期を目的としている。

地球の歳差について
これは25772年周期で起こる事がわかっている
地球は太陽を365日で一周
地球は24時間で一回転する。

地球と太陽の僅かな位置関係は人類にとってはとてつもなく影響がでかい。

簡単に言って1日の温度変化は10度前後
地球と太陽の距離は平均して149597871キロメートル
近日点、遠日点は距離にして500キロメートルの違い
年間の最低温度と最高温度は役40度くらいの広がりがある、場所でこれは勿論様々だとは思う。
人が単純に生活するにあたりこれだけの温度変化ですら、その影響は大きなものだが、
地球と太陽の距離に対して年間僅か2%前後でこれだけの影響がある。
細かい数字を言い出せばキリがないが、
この歳差運動というものがそもそも地球表面に与える影響が大きい。
地球は完全な球ではない、横長に引き伸ばすほどの力が現実的にかかっている。
ジャイロ回転する地球にかかる張力は現に陸地を地殻ごと振り回す。
この事によって陸地は拡散と集合を繰り返す。
ロディニアやパンゲアなどの大大陸がそうだ。

ミランコヴィチサイクル

ミランコヴィチサイクルでは歳差運動が与える3つの影響がある。
①離心率(地球〜太陽の離れ方)の変化、太陽周回軌道の変動距離1827k、10万年周期、氷河期サイクルに影響
③自転軸の向きの変化、2.5万年周期、地殻変動に影響
②自転軸の変化は2.1度、4万年周期、季節差に影響

*これらの周期は必ずしも一定ではなく、短い周期、さらに長い周期が訪れる。
その長い周期となれば大陸の引っ張られる位置も大きく、氷河期も大きい、③については単一周期だが、
70万年のデータ上最も影響が大きいのは③と考えられている。

直近の氷河期は平均気温は6度低かっただけのようだが、それが季節差として4万年も続けば、地球の環境はガラリと変わる。
つまりは地球における任意の地点に与える影響は
歳差運動をベースに太陽からの微妙な変化の下
小さな力と大きな力が相まって、様々な複雑な周期が存在する。
そのどれもが波形を表し、それらは視点を広げるとさらに大きな波形を作る。

予定にはなかったが、
この単位で考えだすと、ある文明を思い出す、
マヤだ。

マヤ暦

確かマヤには長期暦があった
若い頃はよくわからなかったその存在の理由、
多分彼らはこれを視野に入れていたのだろう。
といううか、それくらいしか必要とする理由が思いつかない。

マヤの長期暦は20進法

アラウトゥン6300万年周期
キンチルトゥン320万年
カラブトゥン16万年
ピクトゥン8000年
バクトゥン400年
ツォルキン(260日)とハアヴ暦(365日)を繰り返し52年を人生の周期とする
因みに52年は黄道が次の周期に入る年数でもある。
マヤは特定の日の性質を導き出す為にいくつもの暦を使用する。
それぞれの周期を20まで作り、それぞれに象徴を与え、特定の日を表す力を複合的な周期の収束する場所として捉えるわけだが、
それくらい計算能力が高く、幾何学を好み、象徴を重んじる集団だったマヤにゆかりのある文明にはオルメカ、マヤ、アステカ、インカがあるが、そのどれもが時代も場所も異なり文化の質も変化している為一概に特徴付ける事はできないようだ。


地球上で起こる、地盤の運動、温度の変化大気の影響、植物の繁殖状況、動物の移動からくる変化、文明の流れ、
全ては環境により変化していく、
結果は原因によるものだが
原因とは理由であり、
その理由は惰性により生じたりしない。
確実性のあるものは常に理由が育む
そして人知を越えた理由とは人の計算の及ばない広範囲を基に組み立てられる。

乱数

2年ほど乱数を調べまくったことがある、
そもそも興味がありこの素性を知りたかった私が選んだのはロト6だった。
持続性、情熱、様々な条件付けが数字に与える影響も含めこれは非常にうってつけだった。
当時回数は800回の抽選を超え、仮抽選分なども含めると実に1600回、排出された順番での検証だった。
ありとあらゆる周期でデータを取った、抽選玉の変更、カラー要素、奇数偶数という単純な要素から出現間隔、黄金螺旋分布、素数、虚数、倍数分布…。
思いつく限りの現存する要素を用いてデータをとった。

乱数の生態とは
当たる当たらないよりも、生態理解さえあれば当たらないはずがないという確証が、自分の中にはあった。
問題はその生態。
あり得ない数字の偏り、頻発して出現しすぎる数字、一方全くでなさすぎる数字
調べていくうちに、
それらの異様な隔たりにはそのうち周期という意味で
でない理由、出る理由、隔たる理由が見つかり出す。
人為的という見方も当時からあったものの、どちらかというと、それすらも、離散的な要因の一部だと捉えていたからあまり意に介する必要はなかった。

数字が生まれる生まれないには過去の影響と他の周期での影響が関連する。
そしてあらゆる周期の平均値を探り、選ばれた可能性が実数に影響を与えている。

そしてこれは勿論確率論の実態でもある、
サイコロの特定の数字が出る確率の答えはあくまでも1/6
全ての数字が同じ回数出揃う瞬間を目的とした時
最短で6回で出揃う事もあれば、12回や、36回で出揃う事もありそれは、216回、1296回…延々と続いていく。

そもそも現実は確率の結果として現れているのはいうまでもないが
その現実が、現実として現れるための条件ともすれば
それは
『同じ回数だけ全部の目が出揃う』事を条件としているかに思う。
それが、余りなく出揃う瞬間という有るか無いかもわからない程の途方もない瞬間なのか、
テトリスのようにあまりを残し消費されるのか、
はたまたそのどちらもなのか…。

『同じ回数だけ全部の目が出揃う』とは

あらゆる条件が一定数を満たした瞬間、全てのエネルギーは影響し合い実態を表す、又は変化を与える。
この瞬間前後この確率の中ではある動きが存在する。
それがエントロピーの流れである、
通常この世界はエントロピー増大の法則に従っているとされている。
しかし増大した結果のこの世界が生まれるまでに、消費された確率論や周期の世界では収束と拡散の両方が存在する。
明らかに増大するだけでは形をなすシステムにはない、そこには減少するエントロピーもあり、それらはそれぞれ複雑な周期を辿り、
発生や、事象、はたまた活動の傾向から繁栄と衰退
それこそ全ての事柄の起こりを担っている。

乱数の生態に関しては恐らく概ねこのようなものだと思う。
発生する乱数の予測もある程度制度は上げていくことが出来たが、このロト6を予測して当てるという行為に関しては、ほぼ不可能に近い事がわかった。
理由は予測できる候補はその当時で7〜8個、実際次の回で出てくる出目はその中の4〜5個なのだが、
問題は予備抽選がある事だ。
そのせいでまたさらに拡散と収束が起こるため本数字まで見越した予測はさらに厳しい条件になる。
ロトという2年の徹底した遊びは大きな収穫だった。

ガイアの法則と呼ばれる表面化した分布は、乱数を原理とした、あらゆる細々した要素を元に事実上成り立つ。

ただそれは、壮大な相互関係の下
あらゆるエントロピーの唸りが絡み合い
何かを生み出し、それが折り重なり、今という瞬間を繰り返させる。
これらはそもそも結果ではなく、組み込まれた流れの中で、見せられてきたこと。
壮大なフラットの世界では
次元が生まれた瞬間に広げられた折り紙が瞬時に確率を生む。
フラットの上で僅かにコントラストを得たエントロピーが
次期に分布を生み出し、条件を消費して実態を生む。

フラットとはまだ素粒子すら生まれる前の世界でもある。

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