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「プラチナ1」到達のための【VFDジャンド】解説書(遊戯王マスターデュエル)

こんにちは。りっとと申します。2月も、【VFDジャンド】を握ってランクマッチをプラチナ1まで走り切ることができました。1月はリリースから月末までがすぐだったけど、2月は余裕ある分サボってたなあ……

2ヶ月使い倒してデッキについてある程度把握できてきたと思うので、詳しい解説書を書いてみようと思い至りました(備忘録含む)。内容は2022年2月環境のものですのでご了承ください。「VFDジャンドでプラチナ1を目指してみたい!」という人向けの内容になっているはずと思います。

・どんな人に向いてるの?

僕が考える【VFDジャンド】の強みは、大きく3点です。

①ハマった時の爆発力が高く爽快で、最終盤面が比較的硬い
②要求される初動札が1〜2枚と少なめで、動ける組み合わせが多い
③2ターン目以降も展開可能でショットキルもできる

これに対して弱点は2つ。

①ほぼあらゆる妨害が吐く程深く刺さる
②構築に要求されるURのカードが多く、構築完成のハードルが高い
(構築段階の課題なのでプレイングとは直接関係ありません)

故に、デッキの取る戦術は
「なるべく先攻を取り、展開し制圧札を構えて後攻の初動を弾き、返しでショットキルを目指す」となります。

大きめの弱点を抱えてはいるものの、それを補って余りある楽しさを持つデッキですので、以上の特徴を踏まえた上で興味がある場合は、どうぞこの先にお進みください。一部、以前に書いた「【VFDジャンド】の説明書」と被る内容がありますので、そちらを読んでいただいた方は適宜飛ばしてお読みください。変更点や追記に関しては項目ごとの最後にまとめて書いておきますが、合わせて読んでいただいてもよいかもと思います。


1.デッキが目指すところ

シンクロ召喚主体のデッキでありながら、最終的に目指すのは《真竜皇V.F.D》の着地です。先攻でも後攻でも、1ターン目の最終盤面に《V.F.D》を置くことが100点だと考えて動きます。【ジャンクドッペル】が目指す先は《シューティング・クェーサー・ドラゴン》や《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》であることが殆どですが、今回は《V.F.D》にオールインです。ただし最終的に活躍するのは連打されるシンクロモンスターたちであることが多いです。

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《真竜皇V.F.D》(しんりゅうおう ザ・ビースト)
幻竜族・エクシーズ・効果
レベル9モンスター×2体以上
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、属性を1つ宣言して発動できる。このターン、以下の効果を適用する。この効果は相手ターンでも発動できる。●フィールドの表側表示モンスターは宣言した属性になり、宣言した属性の相手モンスターは攻撃できず、効果を発動できない。②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の手札の「真竜」モンスターの効果で破壊するモンスターを相手フィールドからも選ぶ事ができる。

②の効果は専用デッキではないので無視して、①の強力な制圧効果を活かし戦います。発動するだけで(ほぼ)必ず1ターン貰える最強の1枚です。

2.デッキ構築ーメイン

2月メイン

これが最終的に使ったメインデッキです。入れたいカードはあるものの抜きたいカードが全くなくなってしまったので、結果として42枚に落ち着きました。デッキの初動は3種類あり、デッキの多くのカードたちがそのどれかに関係します。

URがやたらめったら多いけど、多くの割合を占める手札誘発カードたちは長く使える基本のカードになると思います。

初動①:《ジャンク・コンバーター》+チューナー
初動②:なんとか《水晶機巧-ハリファイバー》
初動③:《ジェット・シンクロン》

初動の中でも②のなんとか《水晶機巧-ハリファイバー》に繋ぐルートはアドリブ性が高く、毎回違ったカードを要求してくるため少し扱いが難しく楽しいです。

カード毎の詳しい説明は後々のTIPSに譲り、ここでは簡単なまとめに留めておきます。

ジャンドの中身①

※前回noteからの変更点

①《Dr.フランゲ》を《幽鬼うさぎ》に
《フランゲ》の先取り 1ドローは強力ですが、今回はより先攻制圧と後攻でのショットキル性能に特化するため手札誘発の枠と入れ変えました。初動の安定性は《リンクリボー》を採用することで担保。

②《禁じられた一滴》を2枚追加(outなし)
【竜儀巧】などの制圧系デッキが先行で立ててくるモンスターに対抗し得る手段として2枚採用。代わりに抜くカードがほんっっっっっっとーーーーに1枚もなかったので、僕としては初めて42枚デッキを組むことになりましたが使用感は良かったです。

※採用を検討してやめたカード

①《アイアンコール》
盤面に《幻獣機トークン》が長く居座るため、割とイージーに機械族チューナーの蘇生ができ、《ヴァレルロード・S・ドラゴン》の絡むMAX展開に繋ぎやすい強みがあります。ただし初動に与することがないので、有利を加速させるカードではあってもトントンや不利を有利に戻していくタイプのカードではないなと思い採用せず。

②《亡龍の戦慄-デストルドー》
インスタントに湧いてきて、召喚権も手札コストも使わず初動要員になれる優秀なカードですが、僕にはどうにも上手く使うことができませんでした。行動の選択肢を絞るため、手札から特殊召喚するチューナーの枠は《クイック・シンクロン》に譲ることに。

③《おろかな埋葬》《ワン・フォー・ワン》

どちらも初動に絡める優秀なカードです。《おろかな埋葬》は《妖精伝姫-シラユキ》や《ジェット・シンクロン》を落として初動以外にも貢献でき、《ワン・フォー・ワン》は《ハリファイバー》に《灰流うらら》を撃たれた時のリカバリー札としても優秀です。今回は単体でも仕事ができカードパワーの高い《死者蘇生》や《ハーピィの羽根箒》に枠を譲った形になります。

※代替になりそうなカード

・《エフェクト・ヴェーラー》、《D.D.クロウ》、《スカル・マイスター》など
手札誘発URの代替枠。《抹殺の使命者》のことを考えると妥協したくない部分もありますが、デッキから除外する分には1枚あれば足りると考えて採用枚数を散らし、後々入れ替えて増やしていくのもありだと思います。《うらら》《G》はいろんなデッキを作るときに汎用枠の基盤になれるカードなので、いずれ作成しておきたいです。これらのカードは手札で誘発するモンスターカードなので、《墓穴の指名者》と比較したときに「先攻を取られた時でも使える」という明確な強みもあります。

3.デッキ構築-エクストラ

2月エクストラ

エクストラデッキはこんな感じ。展開の途中で中身のだいたいを吐き出してしまいますが、墓地に落ちてからも役割のあるカードが多い+先攻制圧での3ターン目ショットを狙う都合上、それほど不自由は感じません。

※前回noteからの変更点

《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》を《リンクリボー》に
《V.F.D》にオールインすることに決めたので、《コズミック》は一度外して初動の安定度を上げるカード《リンクリボー》をIN。何度か《ジェット・シンクロン》しか出せるモンスターがいないハンドを救ってくれたのでありかなと感じます。

【ジャンクドッペル】としてリミットオーバーアクセルを抜くのにはだいぶ抵抗がありましたが、コンセプトを絞りつつ安定性を高めるために苦渋の決断。純粋なジャンドとして《コズミック》や《クェーサー》をエースにプラ1踏んでる方も多くいるようなので、そちらの構築もいつか試したいですね。

4.展開ルート

【VFDジャンド】は、決まったルートを通ってエースモンスターの着地を狙うデッキです。基本的には毎回似たような動きをすることになります。
3つの初動から別々のルートを経由して、最終的には合流・のちにまた分岐があります。上のルートほど強い最終盤面になりやすいです。

①《ジャンク・コンバーター》+チューナーの場合
大量にドローしながら《V.F.D》にアクセスする、1番機嫌の良いルートです。《V.F.D》着地後に墓地に《ジェット》or《リ・バイブル》、手札に《ドッペル・ウォリアー》が存在すれば更なる展開が可能。

手順⑯以降が「更なる展開」(MAXルート)です。

② 無理矢理《ハリファイバー》スタートの場合
《ライブラリアン》が立たないので手札が①ほど増えません(2ドロー)が、《V.F.D》周りの展開は基本的に①と同様のものになります。

③《ジェット・シンクロン》の場合
上記②の《ハリファイバー》ルートと同じですが、《ハリファイバー》へのアクセスは《ジェット・シンクロン》通常召喚→そのままリンク召喚し《リンクリボー》→墓地の《ジェット》を自身の効果で特殊召喚→2体で《ハリファイバー》となります。

《ジェット・シンクロン》の自己蘇生効果が使えないため、《緊急テレポート》による《リ・バイブル》特殊召喚が絡まないと後半の《ドッペル》部分に突入できません。
※《アウローラドン》特殊召喚成功時に《ブンボーグ001》を蘇生せず、《緊急テレポート》で《リ・バイブル》を呼んでシンクロ素材として墓地に送ることで、《ドッペル》のトリガーを用意した状態で《V.F.D》に繋げることができます。

ギミックのほとんどは「メイデン展開」「ハリラドン展開」と言われるものですが、MAXパワーでぶん回す展開にジャンクドッペルの両方がちゃんと絡むのがとても感慨深い。

どのルートでも同じ展開の軸は、「ハリファイバーから001を持ってきてアウローラドンを呼び、ガーデン・ローズ・メイデンで瑚乃龍を使い回してレベル9シンクロを並べる」です。実はやることシンプルなので、自然に手が動くように実践を重ねてみましょう。

5.気をつけるべきこと

プレイするにあたって気をつけたこと・間違いやすそうなところ・細かいテクニックみたいなものをまとめておきます。

①《真竜皇V.F.D》の効果は相手ドローフェイズに使う

《真竜皇V.F.D》を出してターンを渡した後に、①の効果を使うタイミングは大きく分けて2つあります。ひとつが相手のドローフェイズ、もうひとつが相手が何らかのアクションを仕掛けてきた時にそれにチェーンする形ですね。どちらの使い方にも、メリットと裏目があります。

ドローフェイズでの使用は、相手の《壊獣》等によるリリースが起きる前に効果を通せるところが強み。《壊獣》によるリリースは効果ではなく特殊召喚のためのコストとして行われるのでチェーンブロックを作りません。メインまで待つと問答無用でリリースされてしまいますから、その前に本体である①の効果を通してしまうわけですね。裏目としては、チェーンして《無限泡影》を使われるケースがあります。

対してメインフェイズでの使用は、相手のデッキ内容を見てから宣言する属性を選べることが強みです。召喚行動やカードの発動にチェーンすれば、《無限泡影》を合わせられて黙ることもありません。裏目は《壊獣》等に当たることで、何もできずに処理されるのを眺めることになります。

《V.F.D》が効果を縛れるのはフィールド上のモンスターだけ。手札や墓地のモンスターに対応するためについ効果の発動を待ってしまいがちですが、なんやかんやでデッキにとって大事なモンスターの効果は大概フィールド上で発動します。そこが止まれば大丈夫と考えて、《V.F.D》の①の効果はドローフェイズ中に撃ってしまうのがお勧めです。宣言する属性は《黄金卿エルドリッチ》の光。他はほっといても概ねターン返ってきます。

ちなみに相手のドローフェイズで《V.F.D》を起動するためには、カードの発動確認をONにしておく必要があります。デュエル画面の右下の方に切り替えるボタンがあるので、《V.F.D》着地後、エンドフェイズに入る前に2回押してONにしましょう。相手ドローフェイズに効果を発動した後は、AUTOに戻して大丈夫。

右下の赤く囲ってあるところがそう。

②打点形成について

先攻の場合:返ってきたターンでショットキルのための打点を作ります。《V.F.D》のみが立っている場合、墓地の《電脳堺狐-仙々》を自身の効果で蘇生することで盤面の合計打点は5800に。これだけでも往復2ターンでのキルですが、ATK2200以上のモンスターをシンクロ召喚できればダメージが8000に届きます。《ライブラリアン》が立っているルートなら、手なりで8000打点が出せるわけですね。

相手の場にモンスターがいる場合は、《ジャンク・シンクロン》や《灰流うらら》に《妖精伝姫-シラユキ》などを絡めて《氷結界の龍 トリシューラ》や《月華竜 ブラック・ローズ》で処理します。

後攻の場合:《V.F.D》を作る前に素材のレベル9シンクロモンスターで殴ります。《飢顎竜アーケティス》は手札の枚数により攻撃力が上昇するので、ドローの多いルートを通っているときはだいぶ頼もしいアタッカーです。大きくライフを詰めた後、メイン2で《V.F.D》に繋ぎましょう。
上振れている場合は、《ヴァレルロード》等を足してあげることで後攻1ターン目のショットキルも可能です。

③《瑚乃龍》

実は隠れたエースです。シンクロ素材分を補填するドローも優秀ですが、ほぼほぼ展開に狂った効果しか持たないジャンドのリストの中で数少ない相手の盤面を処理できるカードです。主に後攻のルートの中で、危ない伏せやキルの邪魔になるモンスターをどかします。

《ガーデン・ローズ・メイデン》による蘇生は対象のモンスターの効果を無効にしないので、《アーケティス》と《仙々》を出す過程で2度効果を使うことができます。《アーケティス》の効果は手札コストが2枚のため少し重いですが、それも足すと展開の中で3枚まで相手の場に触れます。

④アドリブ展開あれこれ

アドリブで展開するしかなくなることがたまにあります。手札が上手くハマった時の爽快感はとてつもないので、一見展開が難しいハンドでも諦めず考えてみる癖をつけると幸せになれます。

・《増殖するG》+《ジャンク・シンクロン》+《クイック・シンクロン》からスタート→G捨て《クイック》特殊召喚→《ジャンク》召喚し《G》特殊召喚→シンクロ《ガーデン・ローズ・メイデン》→《クイック》《ローズ》で《ハリファイバー》からライブラの絡む初動①ルート

・無理矢理《ハリファイバー》を立てるルートでは召喚権を使わずにモンスターを2体並べる必要があるため、《クイック・シンクロン》か《緊急テレポート》が絡みます。《緊テレ》はわかりやすいですが、《調律》が手札にある時に《クイック》をサーチしなければ上位のルートに入れないことがあるので、「とりあえず《ジェット》持ってきとくかぁ」とならずにサーチ先を選ぶことは大事かなと思います(《ジェット》の効果を先に使っているかいないかで上振れ突入率が変わるため)。《ジェット》を引っ張れば、最低限の動きができるという考え方も勿論あります。

・《増殖するG》は、自分のターンでも効果を使えます。言い換えれば、いつでも墓地にレベル2のモンスターを送れるということであり、これは《ジャンク・シンクロン》の効果で釣るモンスターを用意できるということでもあります(《ハリファイバー》スタートへ)。

⑤オライオンのトークン

初動で《調律》や《クイック・シンクロン》によって墓地に落ちた《幻獣機オライオン》の効果で出てくる《幻獣機トークン》を《ハリファイバー》の素材にしたくなることがありますが、《幻獣機アウローラドン》の効果で特殊召喚された《オライオン》をシンクロ素材にしたときに湧いてくるトークンを使わなければレベル9シンクロが2体並ばないので、初動のオライオン落ちはトークンを生成しません。トークン以外のモンスターでルートに乗せるようにしましょう。

⑥《調律》の落ちを凝視すること

《調律》は、「シンクロン」チューナーの万能サーチカードです。理由はよくわかりませんが、サーチ処理の後でデッキトップを1枚墓地に落とします。ここの1枚落ちで展開ルートが変わることがありますので、ルートが決まっていても落ちはしっかり確認しておきましょう。

《ジャンク・コンバーター》が落ちるとアドレナリンが止まらない。

⑦誘発ケアの話

ジャンドはどこにどんな誘発を切られても大概の場合滅茶苦茶きついです。ただ、プレイングである程度ケアできる部分もあるので、これによって拾える勝ちは拾っておきたい。

・《ジャンク・コンバーター》に《灰流うらら》を切られても墓地に《コンバーター》は落ちるので、《ジャンク・シンクロン》を手札に持っていれば《コンバーター》の効果が通った時と同じ展開ができ、その上《ハリファイバー》に《うらら》を撃たれません。《コンバーター》+《ジャンク・シンクロン》+チューナーという形の手札の場合、《ジャンクロン》以外のチューナーを切ってコンバーターを起動するようにします。

・《ハリファイバー》に《灰流うらら》や《無限泡影》などを切られた場合、墓地に《ジェット・シンクロン》が落ちているかどうかでその後も走れるかが分かれます。《ジェット》が落ちていれば《幻獣機アウローラドン》を経由してなんとか《ヴァレルロード・S・ドラゴン》まで。《ジェット》に加え《死者蘇生》を握っていれば、無理矢理通常ルートに戻すことができます(ジェットに《蘇生》→アウローラドンでトークン生成→ジェット自己効果で再び蘇生)。

上記のように(《ハリファイバー》はともかく)《ジャンク・コンバーター》への《灰流うらら》はある程度ケアがしやすいので、無理に《使命者》を使わずに対処できる場合は誘発対策の札を温存しましょう。基本的にはハリに撃たれるうららの方が辛いですが、いつでも必ずそうとは限らないので弾くべき札がどれかは走り出す前に考えておく必要があります。

★初手に《調律》《コンバーター》《うらら》とあった場合

《調律》先発動→《ジェット》をサーチし《コンバーター》のコストにした場合…《ハリファイバー》に《うらら》されても最低限のケアができるが《コンバーター》を止められると辛い

《うらら》コストに《コンバーター》先起動、止められたら《調律》で《ジャンク・シンクロン》サーチの場合…《ハリファイバー》への誘発ケアができないが《コンバーター》を止められても動ける

この分岐に残り2枚の手札を加え、どのように動くかを考えるとわかりやすいかと思います。裏を返せばジャンドを相手にするときは初動のスタートによって急所が変わるということでもありますが、カードの使い方によって急所はまだまだ変動するのでみんなで頑張ってコアをずらそう。

⑧《ブラック・ガーデン》

・《コンバーター》ルートでサーチした《ガーデン》は、サーチ後すぐに発動してから《ハリファイバー》を出さないとトークンの数が合わなくなって《ガーデン》がフィールドに残り続けます。

・《ハリファイバー》の効果を無効にされた時など《ガーデン》がどうしても残ってしまう場合は、《シューティング・ライザー・ドラゴン》等を守備表示で出しながら《ガーデン》を維持することでターンが返ってくる可能性が高いです(DEF1700のATK要求値は3401以上)。平静を保ち、悠々と【黒庭コントロール】を装います。(2勝くらい)

・《ガーデン・ローズ・メイデン》の効果は特殊召喚全般で発動し、さらに墓地の《黒庭》も引っ張れるので、初手に《黒庭》を引いてしまった場合でも《黒庭》効果による《メイデン》蘇生後にサルベージができます。発動すると後が面倒なので、《瑚乃龍》などのコストに充てましょう。

⑨Gに突っ張るか否か

投げられ方と手札にも寄りますが、基本的には立ち止まります。《V.F.D》は通れば大概の効果発動を封じるので、相手の手札の枚数に関係なく展開を大幅に抑制できるため突っ張るメリットがありそうに見えます。

が、現実的には《G》のドローで更なる誘発を引き込まれること伏せを大量に出されることを考えると無謀な突っ張りは逆効果になります。《G》はなるべく《うらら》で止めるか、《指名者》を多く引けていれば《墓穴》で弾くようにしたいところです。

ギリギリ《G》に突っ張ることが許容されるのは、こちらが《コンバーター》の絡む大量ドロールートであり、かつ《指名者》系統を2枚程引き込めていてしっかり完走できる場合かなと思います。20枚近く引かれるよ。

⑩表示形式と召喚場所

「EXモンスターゾーンに存在するモンスター」を融合素材にして特殊召喚される《キメラテック・メガフリート・ドラゴン》が存在するため、モンスターは基本的にメインモンスターゾーンに並べます。《ライトニング・ストーム》が破壊できるのは「攻撃表示モンスター」のみなので、モンスターは全て守備表示で特殊召喚します。《V.F.D》の効果が通れば相手は攻撃宣言ができないので、ステータスについて深く考える必要は基本的にありません。

ただ、モンスターの召喚にあたって毎回場所を指定し続けるのはだいぶ面倒なので、展開途中は召喚場所を自動にしておいて問題ありません。最終的に場に残るモンスターである《TG ハイパーライブラリアン》や《V.F.D》、《ヴァレルロード・S・ドラゴン》等を出す素材が揃った時だけカードの発動・召喚場所をマニュアルに切り替えましょう。画面左上の歯車のマーク、「設定」の上から3番目です。

ゲーム設定の「デュエル」上から3番目

また、自分のターンの初めに《無限泡影》を撃った場合には、そのターンの間同じ縦列で発動した魔法カードの効果が無効になります。発動場所がオートだと同じ場所に自動で発動した《調律》等が無効になりますので、《無限泡影》を使ったターンはマニュアルで展開するように気をつけると良いと思います。

おわりに

気をつけたのは概ねこんなところだと思います。今後も、気付いた時に追記したいと思います。

3月も、大きく環境が変わらない限りは上記の構築を自分なりにチューンしながら頑張ることでプラチナ1を狙えるはずと思います。

プラチナ1は最強の証明ではありませんが、自分のデッキの強みを正しく理解していること、マスターデュエルの環境をある程度以上把握していること、ミスなくプレイするように気をつけることなどの基本がちゃんと身につく、良い目標だと思います。自信にも繋がるので目指し得。てっぺんに辿り着いた経験は、きっと力になると思います。

このnoteが、【VFDジャンド】でプラチナ1を目指すぞ!という方の足掛かりになれば幸いです。使えるうちに最強の竜を使い倒しつつ、ぜひ良い不動性ソリティアライフを!

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