見出し画像

その瞬間に消えてしまう永遠の似姿をめいっぱい抱きしめて…/渋谷「UPLIGHT COFFEE」にてインターネットの発達と新しい時代のカフェ

渋谷に行く用事があったので、UPLIGHT COFFEEに立ち寄ってのんびりとしてきました😊

渋谷駅は大改装が進んで、ずいぶん変わりましたよね。駅がひとつの街みたいになって、雨や風の強い日でも遊びに行くことができます。

UPLIGHT COFFEEは駅の中にある小さなカフェ。本当にふらりと立ち寄って一休みをしたり、少し作業をしたりするのにちょうどよさそうなスペースでしたよ。

渋谷にスポットを当て、話題を集める “新たな賑わいを作り出す場所” 、渋谷駅を利用する老若男女が居心地よく過ごせる憩いの場、観光客やインバウンドに向けた観光案内の機能を持つ、「ヒト」・「モノ」・「コト」にスポットを当てた情報やカルチャーを発信していく場。

UOLIGHT COFFEE公式ホームページより


小伝馬町のBERTH COFFEEや同じく渋谷のCafe 1886 at Boschも新しい時代のカフェですが、こちらのカフェは「つながり」をつくる場でありたいという想いがあったのに対して、UPLIGHT COFFEEは「情報やカルチャーを発信していく場」なのですね。

お店によって表現したいものがそれぞれ違っていて、そんな違いもカフェに行く楽しみです😊






フランス料理のシェフ監修によるベトナム風エスニックサンド♪



おいしいコーヒーやフードも充実しているというUPLIGHT COFFEE。

私が頼んだのはポーチドチキンオープンサンドです。たっぷりのチキンをナンプラー、スィートチリなどで味付けしパクチーを散らしたエスニック風サンドイッチ。

こちらはベトナム風サンドですが、他のメニューはフランス料理のテイストが色濃くて、監修はフレンチレストランのシェフだそうですから、そのためですね。



ベトナムは約100年間フランスの植民地で、その間にパン食の文化が広がったそうです。ですがフランス人がもたらして定着したのはフランスパン、コーヒー、プリンなどの一部で、料理としては1000年にわたって統治下にあった中国の影響が強いのだとか…

この頃のベトナムにはコーヒーやプリンといった嗜好品がなくて、また、当時のベトナム人の体がそのような嗜好品を必要としていた、ということでしょうか…?



ベトナムのバイン・ミーは特有のソフトな食感のバゲットを使うのですが、こちらのサンドイッチはカンパーニュです。

厚めのトーストしたカンパーニュは…皮の部分がナイフでなかなか切れなくて(笑)、ボロボロになってしまうそうだから早々に手で食べてしまいました(*´ `*)



でもホント堅いのです。

皮の部分、女性の力で切れるのかなぁと店内を見渡すとお洒落な女性がやっぱり悪戦苦闘していました。けっして取り乱したりしないで、最後まで手を使っていませんでしたよ。

私はあきらめるのが早いのかな?…いいのです。「あきらめる」というのは「明らかにして見る」という意味で、けっして悪い意味ではないのですから(*´艸`*)




インターネットと帝釈天、お月見


インターネットの発達によって私たちはかつてないほど世界中に瞬時につながることができるようになりました。

帝釈天という神様はインドラネットという網を世界中に行き渡らせていて、どんな情報も知っていたといいます。このインドラネットがインターネットの語源なのだとか。

しかし人は多かれ少なかれやましいところがあったりしますから、お月見の日には帝釈天にお団子を供えて「ごめんなさい」と謝ったそうです。月を見ながらお団子を食べる日ではなかったのですね…笑


インターネットによる意識の過密化は近年、臨界点に達し、人間の意識は今までにない状態に放り込まれました。そして、これまで閉鎖されていた様々なジャンルが一斉に結び付き合い、ここまでという境界線がなくなってしまったのです。

BERTH COFFEEの国や時代や人種を超えてつながることができる場であることや、Cafe 1886 at Boschの様々なジャンルのクリエイターたちが結び付いてカフェが生まれたこと、洋の東西を結び付けた料理、多くの国の食材たち…

そして、そういった人たちが情報を発信する場として。

「つながり」も「情報の発信」も異なるものではなくて、とても近しいものだと思います。


今は水瓶座の時代と言われますが、風のエレメントである水瓶座が象徴するのは「つながり」「情報」「コミュニケーション」。こういったことからも、最近行ったこれらのお店が新しい時代の流れに乗ったカフェなのだなぁと感じるのです。




移ろいゆくものはすべて永遠なるものの比喩である



もともとはいろいろなカフェを巡るタイプではなくて、慣れた喫茶店にばかり行っていました。noteを書くようになって、少しずつ冒険してみるようになったのです😊

どのお店のサンドイッチも美味しく、雰囲気も個性的です。それを愉しみながら、いつでもそのお店が顕しているものをもっと感じたいと思っていたりするのですよ。

あの瞬間たちあがる美味も香りも、食感も、感じるそのお店の世界観も、さんざめく人々も…

ゲーテの言う通り、「すべて移ろい行くものは、永遠なるものの比喩にすぎず」

だから、その美味を通して、視界に広がる世界を通して、届く音を通して…そのお店がどんな永遠を創造しているのか。ずっと前から、五感を超えたところに手を伸ばして、そこに触れたいってそう望んでいる。

私の眼の前で永遠なるものの創造を見て、私の耳もとで永遠なるもののハーモニーを聞いて…




UPLIGHT COFFEEの公式ホームページはこちらです♪


Cafe 1886 at Boschの記事はこちらです


BERTH COFFEEの記事はこちらです


この記事が参加している募集

おいしいお店

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?