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非小細胞肺がんの診断を受けた夫はすでにステージ4だった①

2023年5月ころかな、もっと前だったろうか

タバコを吸うから普段から咳は出ていたけど
なんか咳が長すぎると思って
医者に行け行けと言ってやっと行ったのが6月初め

普段かかりつけ医がなかったので
近くで呼吸器科のクリニックを探して行った

そこでは全然体を見ることなくただ薬だけを処方された
聴診器を当てれば分かっただろうし
年齢を考えても(60代)レントゲンくらい撮っても良いと思うんだけど
医者も信用できない人がいるんだと改めて思った


その2週間後くらいか、やはり治らないので
娘が評判の良い呼吸器科を探してくれて受診
すぐレントゲンを撮り即大きい病院へ紹介された


右非小細胞肺がんステージ3という診断だった
そして入院までの3週間を待つ間にステージ4にまでなってしまった
あまりの速さに主治医が驚くほどだった


その時のショック…
夫はもちろんだけど、私も大きなショックだったから

夫が一番泣きたいだろうに
私がおいおい泣いてしまった
診察室や廊下でも泣きっぱなし

可愛そうに夫は私が先に大泣きしていたので
泣くに泣けなかったかもしれない


「もっと早く医者に行くように言えばよかった」
「喧嘩してもタバコを止めさせれば良かった」
「再検査もっとちゃんと受けるように言えばよかった」
(毎年人間ドックを受けていて再検査は1回行ったけど大丈夫だったらしい。それからは行っていなかった)


いろんな後悔が頭を巡っていた
あの時ああしていれば…


自宅にいる時に背中を痛がってマッサージをしてほしがるので
よくマッサージをしてあげたのですが

あまり良くないという事を知らず
もしかしてそれも進ませてしまった⁉と後からものすごく後悔しました


結局診断は、手術も放射線もできず
抗がん剤のみの治療となりました

最新の威力の強いものと免疫に働きかける抗がん剤を使っての治療が始まりました


やはり手術も放射線もできないという事がショックでした
でも「最後の一息までがんばるから」とあきらめないで頑張ろうとしてくれました


告知は家族だけでなくはっきり本人にも伝えるので
夫は本当に不安で辛かったことと思います

きっと1人でいる時に泣いていたのかも…


それでもカラ元気というか
落ち込んだ様子は見せず
仲の良い看護師さんには冗談を言ったり
明るくふるまっていてホントにすごいなぁと思いました


咳もすごいし、痰も出にくくて痛みもあるのに
私だったら辛くて当たり散らすかもしれない

こんな時にも明るくふるまう人だったんですよ

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