POG下手な自分が選んだ鬼畜POG19-20の指名馬10頭

イチローさんの一口馬主ブログにて開催された鬼畜POGというPOGにで指名した10頭を簡単に紹介します。

ルール

まず始めにこの鬼畜POG、非常に縛りがきついPOGです。以下鬼畜部分のルールを大まかに

・5代血統表にサンデーサイレンスとキングカメハメハがある馬はNG

・ノーザン、社台、追分、白老、レイクヴィラ各ファーム生産馬はNG

・サンデー、キャロット、シルクの募集馬はNG

・○外と持込馬は合わせて2頭まで(持込馬固めNG)

・新種牡馬は牡牝各1頭ずつ必ず指名

・同一種牡馬の複数頭指名NG


社台系の牧場とクラブが制限された上で、なおかつ父系のみならず母系にもサンデーとキンカメがNG。そして特定の種牡馬固めもダメ。多少の抜け道はOKという話でしたが「まさに鬼畜」の名の通りの縛りです。指名馬は中央所属馬で10頭を選んでくださいとのことで、地方交流競走は九州産限定のたんぽぽ賞を含めて有りです。

ちなみにこの縛りを適用した場合の今年の3歳トップは牡馬は○外のアスターペガサス(内国産だとデルマルーヴル)、牝馬はラインカリーナになりました。内国産のトップがどちらもパイロ産駒ということに今気づきましたが後の祭り、パイロ産駒は指名しておりません・・・。

指名馬

グランマリアージュ 牝 グリーンファーム

父スウェプトオーヴァーボード 母ラヴアズアギフト 栗・牧浦厩舎 恵比寿興業株式会社那須野牧場

グリーンファームと関わりの深い那須野牧場の馬でコンスタントにこの組み合わせで活躍馬が出ています。(最近だと京王杯2歳Sを勝ったポールライトニング)

上の勝ち上がり率も良く、空胎明けの全姉も2戦目で未勝利勝ち。雰囲気的に秋頃になりそうです。

エイシンバッカス 牡 栄進堂

父ヨハネスブルグ 母ホームフロムオズ 栗・今野厩舎 栄進牧場

POG本にもそこそこ掲載されていた馬です。兄に○外時代に購入したJDD2着のエーシンゴールド、それ以降の勝ち上がり率も良く1つ上のエイシンオズは父エイシンアポロンで新馬勝ち。

血統的にもYarnとPreachの全姉妹クロスを持っていて、これは去年のアメリカ三冠を無敗で制したJustifyと同じクロス持ちだそうで(Justifyは4×4、エイシンバッカスは3×3)一発長打の魅力はありそうです。

スズカサウスソング 牡 永井啓弍

父サウスヴィグラス 母ファイトソング 栗・橋田厩舎 グランド牧場

サウスヴィグラス×アサティスはラブミーチャンやタイニーダンサーを排出しており一部で「グランド牧場最強配合」と呼ばれているニックスです。

永井氏もこの配合で以前にOPまで勝ち上がったスズカリバーを所有していましたし今回は永井氏の有力厩舎の1つである橋田厩舎ということで期待値も高いのではないでしょうか?(この配合に関しては伊藤圭三厩舎の方が良いと思うこともありますが・・・)

ムート 牡 巴山尊文

父ジャングルポケット 母パリスセイリュウ 栗・川村厩舎 山岡牧場

半兄に冬時代の中京2歳S1着・シンザン記念2着のシャイン、全兄にファルコンS5着・橘S3着のブラッククローバー。

初仔のシャインから一貫して呂朝子(巴山朝子)氏→巴山尊文氏所有の川村厩舎の馬です。若干母高齢に不安がありますが、空胎明け牡馬なのでブラッククローバー並に活躍してくれたら嬉しいですね。

馬名未定 牡 竹園正繼?

父トランセンド 母テイエムヨカドー 厩舎未定 テイエム牧場(鹿児島)

今年の九州産は51頭いますが実は半分以上が今回のルールではNGという・・・。

お母さんのテイエムヨカドーは2010年の霧島賞勝ち馬でそれ以外にも2009年のクイーン賞2着や2011年の東京シンデレラマイル勝ちなど南関東の牝馬重賞戦線で活躍していた馬です。父もトランセンドですし、小倉の夏のひまわり賞よりは佐賀のたんぽぽ賞向きかなと思います。あとは厩舎がまだわからないので中央の厩舎に入ってくれれば・・・と願います。

馬名未定 牡 カナヤマホールディングス

父メイショウボーラー 母モエレカバーガール 厩舎未定 大作ステーブル

2歳のトレーニングセール群の販売馬のチェックをしていたときにチェックをしていた中からこの馬を。注目点としてはこの馬の母母マイライフスタイルがサンデーサイレンスの全妹という点。サンデーNGにもかかわらずサンデーと同血の馬ということでチェックしていました。

過去に活躍馬はいませんが(ウィンクエストというサンデー×マイライフスタイルの2×2である意味注目された馬はいます)公開調教で軽く気合をつけただけで反応良く併走馬を引き離し、2Fを10秒台-10秒台で駆けた点や購入したのがカナヤマホールディングスという点が魅力で指名します。

ウィーンソナタ 牝 星野隆男(新種牡馬枠)

父エスケンデレヤ 母スイートフィズ 美・伊藤圭三厩舎 シンボリ牧場

新種牡馬枠の牝馬。

ブリーズアップセールで完全な馬なりで13秒台と目立つ存在ではないのですが、それでもサマーセールでJRAが購買した金額の2倍で落札。日高育成場での走りもまっすぐ走りフォームも悪くないので即戦力ではないですが指名しました。

アポロアベリア 牡 アポロサラブレッドクラブ(新種牡馬枠)

父アポロソニック 母キタノオペラ 栗・山内厩舎 三輪幸子

2013年の日本ダービーで逃げ粘ってキズナ・エピファネイアに次ぐ3着だったアポロソニックも上位の2頭同様今年初年度産駒を送り出しました。

といっても産駒は2頭、うち1頭は母父ディープスカイなのでNG。この馬の母キタノオペラは3歳時のヤングチャンピオンなど金沢の重賞を2勝、その後も2005年の百万石賞で廃止した高崎から移籍してきたテンリットルの2着など長く金沢のトップ戦線で活躍していました。

子供もアポロキングダム産駒のアポロダッシュ・アポロマーキュリーが勝ち上がっており「アポロ純粋培養」のこの馬も楽しみな1頭かもしれません。

馬名未定 牡 加藤久枝?(外国産枠)

父Speightstown 母Arania 栗・中竹厩舎 外国産

1歳時にTBブラッドストックが購入・大山ヒルズで育成・中竹厩舎とアスターペガサスと同じ組み合わせです。

日本向きのスペイツタウン産駒ですし中竹調教師の「距離は持たないけどスピードはあるし早い時期から」というコメントからアスターペガサス路線での活躍を期待・・・したいのですが、現時点でまだ馬名が出てこない点が若干心配ではあります。

馬名未定 牡 山本又一朗(外国産枠)

父Tapit 母Havre de Grace 美・鹿戸厩舎 外国産

2011年に牡馬相手のウッドワードSなどG13勝を挙げ年度代表馬に輝いたハバディグレイスの産駒。

今の所産駒がイマイチ活躍していないためか6000万程で小栗旬さんや綾野剛さんの事務所の社長で映画プロデューサーの山本又一朗氏が購入。輸入後はノーザンファームで育成されています。

日本でも活躍馬多数のTapit産駒で母も活躍馬のノーザンファーム育成、おそらくダートでしょうし2歳で活躍したら3歳時にはケンタッキーダービーに出したいということを言っててちょっと不安になりますが走りそうな下地はあります。


以上10頭がイチローさん主催の鬼畜POGで指名した10頭になります。かなり縛りのきついPOGですし、全馬1勝が目標ですかねぇ。

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