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鮭さん
2019年7月9日 09:19
京都の街。金閣寺、銀閣寺。銅閣寺がない!ぶざけやがってえ〜〜!! 銅は怒った。 「なぜ、なぜ銅閣寺はないのだ!!というか銀閣寺よ!!別に銀関係ないじゃん!!ふざけやがってよお!!適当になんか、銅閣寺ってことにしろよ!!」 怒った怒った!はっけよい怒った!!怒った怒った怒った怒った!! どどーーーん!! 銅の勝ちぃ!! 「その通り。確かに銀閣寺は別に銀じ
2019年6月17日 23:32
2019年6月6日 22:14
ジョ〜〜〜〜〜〜、ジョ〜〜〜〜〜 マンションベンをしているマンション。滝のようだ。 ジョジョジョジョジョジョジョジョジョ 圧巻。巨大、巨大。それに比べ、自分なんかちっぽけだ。昨日までの悩みも吹き飛ぶ。 ザッパ〜〜〜〜〜ン!! 道にはマンションベンが溢れかえっている。 スイ〜スイ〜 散歩の犬は気持ちよさそうに泳いでいる。小学校の先生はティッシ
2019年5月24日 19:58
おとことこ、おとことことこ、おとことこ 男が歩いています。男らしいな、男らしいな。男らしくてクールだな。 おとことこ、おとことことこ、おとことこ おとことこ、おとことことことこ、おとこ かっこいいな!セクシーだな! おとことこ、おとことことこ、おとことこ、おとことことこ、おとここと、おことことこと、おことこと、おこと、お琴!!! いつの間にか、お琴に
2019年5月22日 19:15
ガタンゴトン、ガタンゴトン 電車は進む。前へ、前へ。電車は進む。前へ、前へ。 「すみません。痴漢してもいいですか?」 男が話しかけてきた。後ろから。困ったな。気味が悪いな。気持ち悪いな。 「よくない。」 私は簡潔に返事をする。痴漢は怒った。 チッカーーーンッ(普通はカッチーーーーンッと怒るのに、痴漢なのでチッカーーーンッと怒ったということ。)
2019年5月9日 01:19
「おしっこんにちは おしっこんにちは」 おしっこが挨拶しています。 「おしっこんにちは、おしっこんにちは」 「お父さん、すごい!!おしっこが挨拶しているよ。おしっこんにちは、だってえ!!」 偶然通りかかった少年が感動しています。メガネをかけて、くりんくりんの少年です。 「ほんとだ。すごいねぇ。おしっこも挨拶するんだねぇ。」 お父さんが同調します。少年が感動
2019年5月2日 00:32
麗らかな春。川はうらうら流れて行く。うらうらら〜、うらうらら〜。 今日はたかし君とりょうた君と遊ぶ。春だもの、春だもの。川べりに集まるんだ。早く着きすぎたので辺りを見回すと、つくしがツクツク立っている。小鳥はカエルやミミズたちと食物連鎖を形成している。私も彼等とは食物連鎖で結ばれているのだ。そんなことを考えているうちにみんなやってきた。麦わら帽子のたかし君と、同じく麦わら帽子のりょうた君
2019年4月22日 11:54
ちこくこく、ちこくこく、遅刻が眠っている。遅刻が眠っているので、ちゃんと時間通り着きました。 ヤッタネ!!! 完 #短編 #ショートストーリー #ショートショート #短編小説 #小説 #ギャグ #笑い #コメディー
2019年4月16日 15:27
ドカーンッ!!ドカーンッ!! 火山が爆発、大変だ。火山が爆発、大変だ。 火山岩が、槍のように降ってくる。 ドドーンッ!!ドドーンッ!! キャー!!キャー!! キャー!!キャー!! 逃げ惑う人々。まるでゴジラが来た時のようだ。ジラジラジラジラ。もちろん、佐藤一家も例外ではない。 「時子、禎子、時夫、逃げるぞ!!」 家長の時蔵が声を掛ける。
2019年4月14日 00:22
この世にはたくさんのルールがある。それはそれはたくさん、数え切れない程ある。正方形は内角が全て直角で、辺の長さが等しいから正方形であり、医師免許を持っていなければ医者として働くことは出来ず、地下を走っている鉄道は地下鉄である、などなど。しかし、これに異議を唱える地下鉄がいたのである。 パアァアアァァァァァア!!! パアァアアァァァァアアァァァア!! パアァアアァァァァァア
2019年4月11日 02:49
パチリ 今日もまた最悪の目覚め。仕事だ。昨日も終電まで仕事だった。はりきって入社したものの、できる同期にいじめられ出世もできずに30年。部下に馬鹿にされながら働く毎日。アパートに一人暮らし。それでも仕事へ行く。生活の為に。スーツを着て、髪を整え外に出る。蒸し暑いセミの声が襲いかかる。駅に向かい電車を待つ。不快な鳴き声をした乗り物がホームにやってくる。乗り込む。ぎゅうぎゅう詰めだ。変な形で
2019年4月7日 10:57
セックスクスクス、セックスクスクス セックスが笑っている。 「なによー、なんで笑ってるのよぉ〜。あんあんあん。」 「本当だ!!なんで笑っているんだ。うんうんうん。」 「うるさいわよお〜。うるさいわよ〜。あん、あんあん。」 「本当にうるさいぞ!セックス!!黙れ!!うんうんうん。」 ドンドンドン、ドンドンドン お隣さんから壁ドンがやってきた。今までセッ
2019年3月8日 05:10
キーンコーンカーンコーン チャイムが鳴る。今年度の終わりを告げるチャイム。このチャイムは特別なチャイムだ。音が大きい。あまりにも音が大きいので窓は割れ、コンクリートは崩れる。校舎は木っ端微塵になり、近隣のマンションは倒壊。民家は跡形もなくなり、町は壊滅状態に陥る。人々は自分自身を守るため、隣町へ避難する。この三日前には避難している。これはこの街の伝統である。三年に一度、この街は街を破壊す
2019年3月3日 11:45
ある夏の日、私は友達三人と山の広場で野球をしていた。山といっても十分歩けば住宅街が見えてくるような場所であるが、辺りは木々で覆われ、蝉の声が私たちを包み込んでいた。 キャッチボールをしていた。あいつがボールを投げそれを私がキャッチし、また別のやつに投げる。それをそいつがあいつに投げる。ということを繰り返していた。 ぽーん ボールが飛んでくる。 がぼぼっ ボ