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リーグウィークエンド&MIQ直前!カルドハイムスタンダードを勝手に解説!

みなさんこにちは。さねとみです。
はじめましての人は初めまして。

みなさんMTGライフをエンジョイしてますでしょうか。
最近は、大型大会で主に使用されているMTG Meleeというトーナメントサイトが日本語に対応したり、セカコロことセカッピーコロシアムの新シーズンが始まったり、日本選手権のSeaon1が始まったりと、2021年もオンラインの大会が盛り上がりそうな気配を感じますね。

ところで、今週末はそんな希望に満ちたMTGにおいて、もっともハイレベルな競技イベントであるところの、リーグウィークエンドが開催されます。
また同時に、リーグウィークエンドで戦う資格を持つMPL・MRLへの登竜門的イベントでもある、MIQも開催されます。
そう、いうなれば今週末はMTG超超超競技ウィークエンドというわけです。(ちなみにフォーマットはどちらもスタンダード)
今回の記事では、そんなMTG超超超競技ウィークエンドエンドに備えるべく、カルドハイムがリリースされてからのスタンダードのメタゲームの変遷を振り返ることで、スタンダードの概況を整理しながら、今週末におけるスタンダードの天気模様を占っていきたいと思います!

なお、今回のリーグウィークエンドは、日本No1配信者である市川ユウキさんと、最近Among UsとValheimしかやってない疑惑のあるブルナー実久さんがミラー配信を行ってくれるようです!(嘘です。ブルナーさんは、mtg melee日本語対応に際し、翻訳をお手伝いするというおそらく令和日本mtgにおいてもトップクラスのお仕事をされました)

実際の観戦は、こちらのチャンネルまでどうぞ。

1.まるでマグロだな・・・変態百出のスタンダード!

まずはこれまでのスタンダードのメタゲーム変遷を、これまでに開催された大規模大会をベースに見ていきましょう。
これまでに開かれた大規模大会はこんな感じ。(さねとみ認識)

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アーリーアクセスが入っていることに違和感を覚える人がいるとは思いますが、最近のスタンダードでは、アーリアクセス時点で試されたデッキが、そのまま環境初期のメタゲームを作ることが多い印象です。(そのまま禁止されるまで、メタゲームを破壊し続けたデッキもありましたね。オムナスとかオムナスとかオムナスとか・・・)
ということで、1月末のアーリーアクセスを起点として、直近のSCG プロツアー予選までのメタゲームを振り返っていきましょう。

1.1 地球誕生(1/28 アーリーアクセス)

まずは1/28のアーリーアクセスから。
たった1日早くカルドハイムの新カードを使えるだけとはいえ、様々な配信者が新カードを使用するこのイベントは、いうなれば「そのセットで一番強い可能性があるカードはどれなのか」を知る大きなチャンスであるわけです。
カルドハイムのアーリーアクセスで話題になったカードと言えば、やはりこのカード。

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≪スカルドの決戦≫です。1章でカードを4枚ふやし、2章・3章ではそのカードを打点に変えるこのカードは、いわゆる「つよつよただ強カード」として、様々なデッキに投入されうる1枚との評判が広がりました。
その結果、前環境の覇者であったグルールミッドレンジに≪スカルドの決戦≫をタッチしたグルールtスカルドや、赤単白単アグロに≪スカルドの決戦≫をタッチした単色tスカルドアグロなど、猫も杓子もスカルドを使ってみるという状況が発生しました。

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(出典:https://mtgmelee.com/Decklist/View/96405)

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(出典:https://mtgmelee.com/Decklist/View/96449)

≪スカルドの決戦≫が注目される一方で地味に影響が大きそうと噂されていたのが、小道が全種類そろうことによるマナベースの強化です。

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特にラクドスサクリファイス・ラクドスミルにとっては待望の両面2色ランドであり、デッキの安定性が大きく増すだろうとされてはいたものの、デッキが地味ということもあり、アーリアクセスの時点ではあまり試されていなかった記憶があります。

1.2 縄文時代(2/6~2/8 SCG予選・本戦①)

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さて、メタゲームと言えばここからが本番。毎度おなじみSCGのプロツアー予選、及び本戦です。
アーリーアクセスから1週間もたっているので、評判だったスカルド系デッキはみんなテストしている状態からのスタート。アーリアクセスとは違いみんなガチガチのデッキを持ってくるため、ガチの環境でもスカルド系デッキが通用するのかが判明する瞬間でもあります。
ではまず、予選のメタゲーム推移から見ていきましょう。

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まずはメタゲームにおける各デッキの占有率から。
この時点での上位デッキを抜き出してみました。
このグラフを通して、さらに注目ポイントを抜粋すると下記のようになります。

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まず第一回である#1では下馬評通りグルールアドベンチャーに≪スカルドの決戦≫をタッチした形を多くの人が使っていたようです。しかし、そこからメタゲームが移り変わっていきます。
前環境からのOBであるローグ、そしてマナベースが強化されたラクドスミッドレンジが徐々に勢力を伸ばしていき、予選最終回の#8にもなると、全体を見ても最多勢力はラクドスミッドレンジとなっています。

このSCG予選#1~#8の間に何が起こったかを順繰りに解説していくと、下記のような流れになります。

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上記のような流れで、SCG①の予選は、ラクドスがトップメタに躍り出たとろで幕を閉じます。
では、その結果本戦はどうなったのでしょうか。早速結果を見ていきましょう。

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(出典:https://mtgmelee.com/Tournament/View/4990)

まずはメタゲームから。使用率1位は予選の勢いを引き継いでラクドスがトップ。しかしその下にはスルタイコントロールがつけています。
(なお、このスルタイコントロールには2種類のアーキタイプが包含されてしまっています。
今ではおなじみのスルタイ根本原理(一部迷惑勢がSultai Blinkで登録してますが、これも根本原理です)とスルタイコントロールです(スルタイコントロールには根本原理が採用されておらず、純粋なコントロールです)。)

結果を先に話してしまうと、このPTQを優勝したのは、日本人であるKK氏が使用したスルタイ根本原理でした。

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(出典:https://mtgmelee.com/Tournament/View/4990)
(どうしてTop12からシングルエリミネーションなのにTop13まで写ってるのかって?とても悲しかったからだよ)

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(出典:https://mtgmelee.com/Decklist/View/98252)

今でこそ有名なこのデッキですが、この頃はまだ出来立てほやほやの新デッキという扱いでした。
実は予選の時点で我らがJABBERWOCKYことLogan Nettles選手が#6予選で6-0したことで、アンテナの高い人には引っかかっていたデッキではあったのですが、≪発生の根本原理≫(以下≪スルタイ根本原理≫)という、前環境おいては完全におもちゃだったカードをキーカードとしているという点で、デッキの強さを正当に評価できている人はまだ少数だった印象です。(ちなみに筆者もこのデッキはチェックしていましたが、感想は「ジャバウォッキー出てるやん!スルタイ根本原理?楽しそうなおもちゃ使っとるな~暇なんかな~」でした)

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ともあれ、まだ粗削りな部分はあるものの、デッキの核は出来上がっており、かつトップメタであったラクドスにも大幅に有利なこのデッキは、そのポテンシャルを存分に発揮し、KK氏を優勝に導きました。
そして同時に、スルタイ根本原理というデッキを起点とした、今のスタンダードがその口火を切ったのです。

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1.3 江戸時代(2/12~2/14 日本選手権Final&SCG②予選&本戦)

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さて、SCG①では、スルタイ根本原理が表舞台に立ったことにより、今のメタゲームへと続く流れがスタートしました。
その翌週には日本選手権Finalと、SCG②が控えているこの週は、多くのプレイヤーがこのスルタイ根本原理というデッキをテストした週だったでしょう。
なお、スケジュールを見て、日本選手権FinalとSCG②が一貫した流れの中にあるわけではなく、上下パラレルに走っていることに違和感を覚えた人もいるかと思います。
これには理由がありまして、実は日本選手権FinalとSCG②予選-本戦では全く異なったメタゲームが展開されていたのです!
何故かというと、この時代は江戸時代ですので、日本は鎖国されており、海外の情報は長崎の出島からしか入手できず、海外と日本で大きくメタゲームが分断されていたからだとされています!(SCGは金曜日から日曜日にかけて8回予選がある為、その8回の中でメタゲームが変動していきますが、日本選手権Finalは土曜日一発勝負の大会である為、先週の結果が反映されやすいからだと推測されます。つまり、大会の性質の差です)

というわけで、まずはSCG①の結果が大きく反映された日本選手権Finalの方から見ていきましょう。

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(出典:https://mtgmelee.com/Tournament/View/4799)

参加者26人による少人数トーナメントでありながら、約半数である10人をスルタイ根本原理が占めるという結果になりました。

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結果もTop8に5人スルタイ根本原理が残ることになりTop8排出率50%という、まさにスルタイ根本原理というデッキの強さを証明するトーナメントになったと言えるでしょう。
その中でも優勝したのが、たまちゃんこと玉田遼一選手のするたいぽんぽん

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(出典:https://mtgmelee.com/Decklist/View/99411)

ここで少し注目したいのが、スルタイ根本原理の中では次に順位の高い原根健太選手(4位)との採用カードの差異です。

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(出典:https://mtgmelee.com/Decklist/View/99543)

突然間違い探しを始めるんじゃない!!!という声が聞こえてきそうなので、要点をピックアップします。
たまちゃんのスルタイ根本原理には、≪否認≫や≪神秘的な論争≫などの打ち消しや、≪多元宇宙からの警告≫などのドローが多く入っています。
一方原根選手のスルタイ根本原理には、≪絶滅の契機≫や≪エルズペスの悪夢≫、≪取り除き≫などの、除去カードが厚めに採用されています。
つまり、
スルタイ根本原理の同型に寄せた、たまちゃんスルタイに対し、
幅広いデッキを相手にすることを想定した原根☆スルタイ☆健太という差異が見られるということです。

苦手とする早いアグロの数が少なく(赤単は3人、白単は1人)、シェアの約半数をスルタイ根本原理が占める日本選手権Finalというフィールドにおいては、たまちゃんの同型寄せ寄せするたいぽんぽんが優勝するのは、おかしくなかったかなと思います。(なおデッキ解説の項で後述しますが、イゼットテンポ・ディミーアローグといった打ち消しデッキは、そもそもあまりスルタイ根本原理に優位ではないと考えています。なお、たまちゃんぽんぽんはここらへんのデッキに対しても構成上優位性がましています)

では、パラレルで走っているSCGの様子はどうでしょうか。
ちょろっと先述しましたが、SCGの予選は金曜日から始まっている為、実は少し日本選手権Finalにも影響を与えていたりしたとか、しなかったとか。
まずは例によってメタゲームの推移から。

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主要なデッキを抜き出すとこんな感じ。
ここからさらに今回のポイントを抜き出します。

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#1こそ先週優勝したスルタイ根本原理が多いものの、#2以降は旧劇に数を減らし、最終的にシェアを赤単アグロに追い抜かれています。
そう、この週の注目デッキはこの赤単アグロ。
先週優勝し、デッキの自力も高いことが判明したトップメタのスルタイ根本原理を倒すためのデッキとして、今でこそ単色のアグロデッキが有利だと言われている、その源流がこの週にあります。

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(出典:https://mtgmelee.com/Decklist/View/99682)

世界No1 MTG配信者ことCrokeyzが#2で6-0を納めたこともあってか、この赤単はこの週のSCGで大流行。最終的にはスルタイ根本原理を追い抜いて使用率Topの座にまで上り詰めます。
また、≪スカルド決戦≫という贅沢品と別れを告げ、元の赤緑2色に戻ったグルールもだいたい使用率トップ3には食い込んでいました。

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(出典:https://mtgmelee.com/Decklist/View/100772)

日本選手権 ラストチャンストライアルでも決勝まで勝ち上がったグルールですが、両面ランドが全種類そろったということで、大胆にもサイドから否認をタッチするという構成です。
こちらもスルタイ根本原理に勝ちに行くことを目指した構成であり、この週のトレンドがスルタイ根本原理を倒しに行くアグロだったということが分かりますね。

さて、そんなスルタイ根本原理 VS アグロデッキ達という予選を終え、本戦のメタゲームはこんな様相。

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(出典:https://mtgmelee.com/Tournament/View/5129)

予選の勢いをそのままに、スルタイ根本原理 VS アグロ勢力(グルール・赤単)ががっぷり四つ。果たして優勝は、やっぱりデッキが強いスルタイ根本原理なのか、前環境王者の貫禄を見せつけグルールなのか、それとも勢いのある赤単なのか、一体誰なんだ~~~~~~~~~~~~!!!!!

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(出典:https://mtgmelee.com/Decklist/View/101571)

白単だああああああああああああああああああああ!!!!!!

ということで、優勝はアグロ勢力永遠の3番手白単アグロでした。
しかもこのトーナメントは白単アグロがワンツーフィニッシュと、まさにこの週王者の貫禄を見せつけています。
白単アグロもスルタイ根本原理を倒さんとするアグロ系デッキの一種ですが、赤単・グルールとはアグロ同型の中での有利不利があったりなかったりします。(あります)。
有力視されていた赤単はTop12に二人のみと少し寂しい結果に終わってしまいましたが、これは自分のことをスルタイに有利だと勘違いしてるグルールに足を引っ張られた形だと想定されます。
その点白単はグルールにも大きく有利がつくため、この大会においては赤単よりもかなり立ち位置がよかったことが勝因かと思われます。
なにはともあれ、この週のPTQは、スルタイ根本原理が打倒され、アグロ勢力が勝利するという結果に終わり、世間的にもスルタイ根本原理を倒すなら単色アグロ(グルールではない)という新常識が浸透することとなりました。

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1.4 平成・令和(2/19~2/21 SCG③)

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さて、長かったメタゲームの変遷もついに平成までやってきました。
平成のきっかけは、一人のツイートから始まります。

俺はこのデッキで#2までたどり着いたぜ!という最近のTwitterではおなじみのこの手のツイートですが、使用されていたデッキが問題でした。

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このデッキは、縄文時代に滅びたはずのナヤアドベンチャー!!!
デッキ名もNaya again!!!
ナヤがアゲインするわけナッシングトゥーマッチヨイショォォ!!!
と検討を打ち切ってしまうのもよくないので、もう一回デッキをよく見ると、なんと≪憤激解放≫と≪カズールの憤怒≫が4枚搭載されています。
縄文時代に滅びたデッキが平成に蘇ったと思ったら、パワーを2倍にして投げとばせば相手が爆発するとか、やっぱり縄文人みたいなことを言い出してます。
やっぱりこのデッキは貝塚に捨てておくのがちょうどいいな・・・
とは当然なりません。

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(出典:https://mtgmelee.com/Tournament/View/4963)

こちらは2/21(日)に行われた日本選手権 Season1のウィークリー予選の結果です。先ほどの俺#2ツイートが行われたのは2/19(金)だったのですが、アンテナの高いプレイヤーの多いこと多いこと、早くも多くのナヤアドベンチャーが上位に入賞しています。
この時点ではみんなお試し程度の感覚だったと思うのですが、結果として、このナヤアドベンチャーはかなりガチなデッキであるということが判明しました。

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こちらは同大会のメタゲームブレイクダウンですが、使用者24人と決してすくなくないわけでもないに関わらず、70%という驚異の勝率を納めています。

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(出典:https://twitter.com/mtg_data/status/1363836032257585152?s=20)

こちらは毎度おなじみMTG_Data君の勝率マトリクスですが、ナヤアドベンチャー(表記はナヤコンボですが)はスルタイ根本原理にも有利、アグロ系にも有利と、環境の要求を完全に満たしているデッキだということが分かります。

そんなこんなで縄文人がより縄文人になってまさかの大復活を果たしたわけですが、SCGの予選はどうなっていたのでしょうか。

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例によって、ポイントを抜き出します。

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まずは先週の勝利者、アグロ勢力の趨勢から。
白単アグロは、先週の優勝デッキということもあり、序盤こそ数が多いものの、後半に行くにつれ減少傾向に。
一方で、赤単アグロは一度使用者数が落ち込むものの、後半にその数を増やしています。
おそらくこれはナヤアドベンチャーの影響だと思われます。
赤単はまだ戦えるものの、白単はナヤアドベンチャーにかなり不利となっている為、一通りのお試しを終えたプレイヤーたちがナヤアドベンチャーを選択するようになって、白単は徐々に立場を悪くしていきました。
また、スルタイが依然として多いのも白単にとっては問題です。単色アグロはスルタイに有利とはいうものの、はっきりと有利である赤単に対し、白単はちょっと有利くらい。先週はそれに加えグルールに有利という長所があったものの、今週はグルールも下火ですので、白単の立場はあまりよくないというわけです。

一方で、先週フルボッコされたグルールがまた復権してきているのは少し面白い現象です。

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(出典:https://mtgmelee.com/Decklist/View/100479)

この頃のグルールは、再びグレートヘンジが採用されるようになっており、地球誕生以前(前環境)に先祖返りしている有様。打ち消しをサイド後タッチする程度ではスルタイに勝てないことを察して、じゃあアグロを倒そうと、先週まで仲間だったアグロデッキに牙をむき始めた裏切りものというわけです。

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一方で、コントロールデッキも明暗が分かれる形となりました。
先週アグロ勢力に敗北したスルタイ根本原理ですが、デッキがそもそも強いということもあってか、依然として環境トップクラスのシェアを占め続けています。
一方で、アグロには滅法強そうなきしょきしょ除去コンことエスパー壊滅は、対アグロ性能を見込まれてか、序盤こそ数は多いものの、徐々に数を減らし最終的にはなんと0%。

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先ほどの勝率マトリクスを見れば原因は一目瞭然ですね。
まさか全方位に不利なデッキがあるなんてね・・・

そんなこんなで、SCG③予選は大混戦。
先週に引き続きスルタイ根本原理 VS アグロデッキの構図を引き継ぎつつも、どっちにも有利とされているナヤアドベンチャーが出てきたり、グルールはアグロ勢力から離反して対アグロ勢力に回ってるしで、しっちゃかめっちゃかです。
では、本戦のメタゲームは一体どうなってしまったのかを見ていきましょう。

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(出典:https://mtgmelee.com/Tournament/View/5254)

あれ?先週とあんまり変わってない・・・
じゃあ結果もあんま変わらんか!白単優勝!

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とは当然ならず、SCG③の優勝は赤単でした。
Top12に4人となかなかの成績を残している赤単ですが、これにはこのトーナメントにおける勝ち組デッキが影響していそうです。

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赤単が苦手としてるグルールや白単アグロは勝率が低く、早々にトーナメントから消えていく一方で、お客様であるサイクリングが後半までトーナメントに残り続けたのかと思われます。
苦手としているナヤアドベンチャーも残ってはいますが、47%-53%と、大幅に不利というわけでもないので、赤単が勝ちやすい場が整っていたと解釈できそうです。

ここで触れておきたいのが、サイクリングというデッキについて。

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(出典:https://mtgmelee.com/Decklist/View/104317)

このサイクリングは天才のみが使えるデッキとして有名ですが、実はSCG②の頃からスルタイ根本原理に強いデッキとして注目されてはいました。
しかし、SCG②の時点では、サイクリングは「スルタイ根本原理に強いだけのデッキ」であり、「アグロに全く勝てない」という弱点の方が重くのしかかってきていました。(スルタイ根本原理 VS アグロ勢力という構図の片方だけに勝っても、片方にフルボッコされちゃ駄目ですよね)
しかし、このスルタイ根本原理 VS アグロ勢力という構図にナヤアドベンチャーという縄文人が殴りこみをかけた結果、そのナヤアドベンチャーに有利なサイクリングはポジションが向上したわけです。
その結果サイクリングは、SCG③においてトップの勝率(59%)を納めました。
もし今後ナヤアドベンチャーの評価が上がり続けるのであれば、その分だけチャンスが増える可能性があるデッキだと覚えておくべきでしょう。
(決してご都合天才デッキとだけ記憶しておいてはいけませんよ!)

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1.5 メタゲーム変遷まとめ!

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地球誕生から始まり、ようやく令和までたどりつくことができました。
もはや長すぎて、縄文時代あたりがどんな感じだったか忘れてしまった人も多いと思う為、ここでメタゲームの変遷を簡単に纏めましょう。

1.5.1 無限紙芝居編

まず47億年前、地球が誕生しました

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地球誕生後、多くの命(デッキ)がのびのびと生を謳歌していました

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スルタイ根本原理が現れ、全てのデッキを消し去りました

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そのままこの世の全てを手に入れるかと思ったスルタイ根本原理でしたが

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単色アグロに吹き飛ばされてしまいます

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スルタイ根本原理と単色アグロはその後もけんかを続けますが

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ナヤアドベンチャーにマウンティングされてしまいます

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そんなメタゲームなので今まで馬鹿にされていたサイクリング君も元気です

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1.5.2 真面目編

環境の起点となるのは、やはりスルタイ根本原理と単色アグロです。

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デッキとして構築の幅が広く、根幹となるコンセプトが強力なスルタイ根本原理に対抗する単色アグロという構図はSCG②以降基本的には変わりませんし、この環境の前提だともいえるでしょう。

そこに待ったをかけるのが、ナヤアドベンチャーです。

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スルタイ根本原理に大きく有利でありながら、アドベンチャー軸で単色アグロにも優位に振る舞えるナヤアドベンチャーは環境TOPのデッキとなり得ました。
しかし、そんなナヤアドベンチャーにも苦手とするデッキがあるわけです。
そうサイクリングです。

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スルタイ根本原理とナヤアドベンチャーに有利ながらも、単色アグロに滅法不利なサイクリングは、今のスタンダードにおける一種の地雷デッキとも評価できるかもしれません。
なお、この図に前環境の一部OBを加えると、こんな感じの図になります。

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うーんなんとも複雑な・・・。
これも健全な環境ということなのだろうか・・・。
ともあれ、色々とメタが回った結果、今のスタンダードがこのような状況であるということは理解してもらえたかなと思います。

次の章では、上記のメタゲーム理解を基に、今週末のリーグウィークエンドの勝ち組予想と、MIQにて立ち位置がよさそうなデッキを考えていきましょう。

2.今週末の勝ち組はこれ!スタンダードの「答え」考えます!!

まずは、リーグウィークエンドの勝ち組デッキから考えていきましょう。
リーグウィークエンドとMIQで何か違うのか?と言えば、これは明確に「違う」と考えています。
というのも、不特定多数の人間が参加するMIQと異なり、リーグウィークエンドはごく少数のトッププレイヤー達による戦いです。
つまり、GP等にありがちな、使えるデッキだからという理由や、これまでずっと使いこんできたから習熟度が高いという理由で、メタゲーム上の立ち位置を気にせずデッキを持ってくる人間は、MIQにこそいれど、リーグウィークエンドには存在しないと考えられるからです。

そう考えた時に、リーグウィークエンドというフィールドにおいて、環境の前提とされつつも、実は立ち位置が怪しいデッキが存在しています。
そう、スルタイ根本原理です。

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先ほど整理したこのスタンダードの概況図ですが、よく見るとスルタイ根本原理がフルボッコされています。スルタイ根本原理は、環境初期の雑多なデッキを駆逐し、デッキ自体もパワフルではあるものの、長く環境上位に位置しすぎたのか、後続のデッキは全てスルタイ根本原理を攻略することを前提としていました。
その為、今の環境にはスルタイ根本原理が苦手なデッキばかり・・・。
このフィールドにおいてスルタイ根本原理を使う理由があるでしょうか。
(いや、ない(反語表現))

では、上記の図からスルタイ根本原理を消し去るとどうなるでしょうか。

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なるほど!なんて綺麗な円環なんだ!健全なスタンダードここにあり!!
ということで、スルタイがいなくなった結果美しいじゃんけん構造が誕生してしまいました。
じゃあ後はこの3つの勢力の内、どこが一番多いかを見極めるだけか・・・対戦相手の好みでデッキ決めるか・・・
となるのはまだ早いです!もし環境の大多数を占めるのであれば、また別の選択肢が見えてくるのではないでしょうか。

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ということでOBのグルール君とラクドス君の登場です。(ここでのグルールは、宝剣型ではなく、グレートヘンジ型、もしくはビビアン増し増しのMoyashi型をイメージしています)
実はスタンダードが単色アグロ、サイクリング、ナヤアドベンチャーの3竦みになるのであれば、そのうちの2つに有利がつけられるグルールとラクドスは、有力な選択肢になり得ます。

ここでさねとみの結論を出しておくと、さねとみ予想のリーグウィークエンド勝ち組デッキは「ラクドス(ジャンド)サクリファイス」です。

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(出典:https://mtgmelee.com/Decklist/View/102769)

クリーチャーデッキに対しては基本的に優位が築けるこのデッキは、単色アグロとナヤアドベンチャーに対して強くでれるでしょう。(なので、ドラゴンやコルヴォルドは多めにとった方がいいと思います)

また、サイクリングを選択するプレイヤーは少ないのかなという読みもあります。というのも、サイクリングは基本的なマナベースが崩壊しており、かつ土地枚数も極端に削っている為安定感がありません。
同時にデッキのほぼすべてをサイクリングが占めている為サイドプランも単調になりやすく、プロが使用を避けたがるデッキだと思われるからです。

その為、天敵のスルタイの立場がなくなり、苦手なサイクリングが少なく、得意なクリチャーベースのデッキが多そうな今この瞬間のみ、ラクドス(ジャンド)サクリファイスは大いに輝く可能性があるというわけです。

というわけで、リーグウィークエンドのさねとみ予想まとめはこんな感じ
本命(◎):ラクドス(ジャンド)サクリファイス
対抗(〇):ナヤアドベンチャー
穴   (△):グルールアドベンチャー
大穴(×):スルタイ根本原理

もし皆さんがMPL・MRLだったらリーグにどんなデッキを持ち込みますか?
せっかくの機会なので、それを考えてからデッキリストを眺めると、また違った発見があるかもしれないですよ。

では次に、MIQの勝ち組デッキを考えていきたいとお思います。
先ほど述べた通り、リーグウィークエンドとMIQでは、立ち位置の悪いデッキが環境に残存しやすいかという違いがあります。
また、MIQの方は門戸の広い大会である為、所謂雑多なデッキ達も存在していると考えられます(今回でいうのであれば、エスパー壊滅やディミーアローグ、イゼットテンポ等。エスパー壊滅なんて全方位に不利なデッキを使う奴なんているわけがない!!と思う人も多いと思いますが、絶対にいます。)
なので、リーグウィークエンドのように「スルタイ根本原理が少ない」という読みをすると痛い目にあうだろうというのがさねとみの私見です。

メタゲームとしては、SCG③の頃を踏襲したうえで、ナヤアドベンチャー、サイクリングの数が少し増えるだろうなと想像できます。

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この構図であれば、お勧めしたいのが赤単アグロです。
MIQには多そうなスルタイ根本原理や、数を増やしそうなサイクリングに大きく有利である一方、苦手とされているナヤアドベンチャーに対しては、大きく不利というわけではないので、立ち位置が良いデッキであり続ける可能性が高いかなと思います。
白単アグロでもいいじゃないかと思う人もいるかと思いますが、赤単アグロと有利なデッキ不利なデッキがほとんど変わらない点(大きな差はグルールに有利かどうかですが、現在のメタゲームにおいては重視すべき点ではないでしょう)と、数を増やすであろうナヤアドベンチャーに、白単アグロは大きく不利な点に鑑みて、白単はよくない選択だと考えています。

というわけで、MIQのさねとみ予想まとめはこんな感じ
本命(◎):赤単アグロ
対抗(〇):ナヤアドベンチャー
穴   (△):サイクリング
大穴(×):スルタイ根本原理

2.1 スタンダードの「答え」簡単まとめ

【リーグウィークエンド】
・立ち位置の悪いスルタイ根本原理が少ないと予想
・ナヤアドベンチャー・単色アグロ・サイクリングの三つ巴では、デッキの構造が脆いサイクリングが少数派になると予想
・上記のフィールドで有利なデッキである、ラクドス(ジャンド)が活躍予定

本命(◎):ラクドス(ジャンド)サクリファイス
対抗(〇):ナヤアドベンチャー
穴   (△):グルールアドベンチャー
大穴(×):スルタイ根本原理

【MIQ】
・メタゲームは進まず、登場するデッキはSCG③と同様のフィールドが維持されると予想
・ただし、ナヤアドベンチャー・サイクリングは研究が進み、数を増やすと予想
・上記のフィールドであまり不利がなく戦えるデッキである、赤単アグロが活躍予定

本命(◎):赤単アグロ
対抗(〇):サイクリング
穴   (△):ナヤアドベンチャー
大穴(×):スルタイ根本原理

3.スタンダードのデッキ紹介

ここでは、おまけとしてこれまで紹介してきたデッキの一部を紹介していきたいと思います。
さねとみの私見で最新・最良のリストを選出しているので、「いや、そのリストは1000前に俺が通った道!」や「データによれば、その構築が間違っている確率、100%!」という意見がある人は、是非ご意見ください。

3.1 スルタイ根本原理

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(出典:https://mtgmelee.com/Decklist/View/104825)

≪オオカミ柳の安息地≫、≪耕作≫等でマナ加速をした後に≪発生の根本原理≫を叩きつけるランプよりのミッドレンジです。
≪発生の根本原理≫から持ってくるカードはだいたい決まっており、状況に合わせて下記の組み合わせで持ってきます。

①適当にフィニッシュパターン:追加ターン+ティボルト+海神を打ち倒す
 →どれを抜いてもフィニッシャーが場に残る選び方です。
②除去で急場をしのぐパターン:追加ターン+海神を打ち倒す+影の評決(もしくは絶滅の契機)
   →とりあえずラスを打ちたい時に持ってくるもってきかたです。ラス系を戻すと海神を打ち倒すの2章まで行って実質ラスみたいなことになります
③まだまだゲームをするぞパターン:海門修復+ティボルト+追加ターン
 →なんか根本原理打っても勝ち切れなさそうだなと思う時の持って着方です。同型とか対コントロールで頻出します。
④ご自由にどうぞパターン:なにか+なにか+なにか
 →あとは自分のプレイで確かめろ!!

あと、最近は立場が悪くなったとうことも踏まえ、メインにヨーリオンが採用されているタイプなんかもあります。(特許出願中です)

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(出典:https://mtgmelee.com/Decklist/View/104496)

アグロデッキのミシュランや、黄金架のドラゴンに備え、盤面に飛行で4/5くらいでなんかアドバンテージも取れるクリーチャーが欲しいなぁ~と思っていたところ、ちょうどいいカードがあったので採用しました。
ガーガロスじゃダメなのかは不明です。
一応SCG③の上位にいるスルタイはこの型だったので、最先端のスルタイということになっています。(この型が流行って大金持ちになる予定なので、みなさん使ってください)

3.2 ナヤアドベンチャー

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(出典:https://mtgmelee.com/Decklist/View/104687)

黄金架のドラゴンに≪憤激解放≫を打つと、宝物トークンがでるので実質無料。パワーが2倍や4倍になったドラゴンを≪カズールの憤怒≫で投げ飛ばして勝つコンボめいたデッキです。
言ってることは荒唐無稽ですし、そんな3枚コンボそろうわけないと思うのですが、≪スカルド決戦≫や≪エッジウォールの亭主≫などでカードを凄い数引き増すので余裕で揃います。
脇を固めるカード達も名門エルドレイン排出の出来事クリーチャーですので、単純にカードが強く、普通に出来事アグロとして勝つこともままあります。

3色でかつ細かく動くデッキなので、両面土地の置き方に細心の注意が必要だったり、≪群れの番人≫であらゆるカードも戻せる為、常に選択肢に溢れていたりと、プレイ難易度が非常に高いデッキでもありますが、その分パズルみたいで面白く、やみつきになると評判のデッキでもあります。

3.3 赤単アグロ

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(出典:https://mtgmelee.com/Decklist/View/104912)

赤単アグロが強いのもなんだか久しぶりな気がしますね。
いつも通り1マナ域からばしばし動いて、≪エンバレスの宝剣≫で相手を吹き飛ばす由緒正しきまっすぐな赤単アグロです。
赤単アグロがここまで躍進したもの理由がありまして(白単アグロも同様ですが)、カルドハイムに収録されたこのカードが鍵となっています。

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そう、俗に言う「氷雪ミシュラン」こと≪不詳の安息地≫です。
もっぱらの仮想敵であったスルタイ根本原理にはインスタントタイミングの除去が少なかったり、ゲームプランをラス(≪影の評決≫、≪絶滅の契機≫)に依存させていることにつけこみ、隙あらばクリーチャー化して殴ってきます。
4/3というサイズも、ダブルアクションを可能とする警戒という能力も非常に強力であり、このカードがあったからこそ単色アグロはここまで強化されたと言っても過言ではないでしょう。

なお、≪不詳の安息地≫は多相のクリーチャーですので、≪熱烈な勇者≫(通常ドミンゲス)でパンプされたり、≪義賊≫でパクったカードを使えるようになったりと細かいシナジーがあったりしますので、使うにも相手にするにも忘れないようにしたいですね。

3.4 白単アグロ

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(出典:https://mtgmelee.com/Decklist/View/104798)

白単アグロが強いのも、なんだか久しぶりですね。(≪ベナリア史≫とかをプレイしてた時以来か?)
赤単と同じく1マナ域からばしばし展開して相手をしばき倒すアグロデッキなのですが、≪エンバレスの宝剣≫がない分赤単よりもちょっと遅いデッキです。
その分、赤単よりも個々のクリーチャーの質が高かったり、≪命の恵みのアルセイド≫や≪無私の救助犬≫、もしくは≪スカイクレイブの亡霊≫など、相手のアクションに干渉するカードが多く採用されています。
赤単がとにかくクリーチャーを押し付けるデッキだとすれば、白単は単体のクリーチャーを≪スカイクレイブの大槌≫や≪光輝王の野心家≫で強化した後に、バックアップして殴り切るデッキだという違いがあります。

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ちなみにこいつは引き得ハッピーテクの天使。
デッキに1枚だと引かないという声もありますが、デッキに1枚しかないという制約と誓約により対戦相手は毎回引きます。自分で使うと引きません。

3.5 サイクリング

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(出典:https://mtgmelee.com/Decklist/View/104317)

所謂天才の使うデッキ。
ひたすらサイクリングを重ねた後に、≪天頂の閃光≫(通常ビーム)で相手の顔面を貫きます。
スルタイ根本原理に大きく有利であり、正レギュラー(Tier1)の座を虎視眈々と狙っていたデッキです。

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このデッキが天才と言われるのは、≪繁栄の狐≫、≪雄々しい救出者≫、≪型破りな協力≫という3種類のキープ基準がないとキープできないのに、そもそも≪繁栄の狐≫、≪雄々しい救出者≫をプレイすると≪型破りな協力≫がプレイできないという破綻であったり、上記のキープ基準を求めてマリガンするとリソースが足りなくなるのでマリガンできないという破綻であったりと、理論上破綻している点がたたる故です。
この破綻を解決する方法は、実はありまして、簡単です。
天才になればいいのです。天才ならこんなことは些事です。
あと相手がスルタイ根本原理だったりコントロールだったりしても些事です。(序盤のマナベースがそれほど重要にならない為)

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ちなみに占術した通り、このデッキはアグロデッキにとても不利です。
よくいろんな人の配信で「≪天頂の閃光≫で大幅にライフをゲインできるから、アグロには不利じゃないと思うけどなぁ~」という人がいますが、残念ながらこれは誤りです。
というのも、≪天頂の閃光≫で大幅にライフゲインするためには、カードを何枚もサイクリングする必要があるのですが、カードを何枚もサイクリングしている間にアグロデッキは殴りかかってくるからです。
≪天頂の閃光≫を打てるようになる4ターン目までに、全てのマナをサイクリングに使えたとしてもたった6枚。ちなみに赤単であれば≪エンバレスの宝剣≫でゲームが終わる可能性のあるターンです。
ということで≪繁栄の狐≫、≪雄々しい救出者≫、≪型破りな協力≫のいずれかを使いトークン等でチャンプして盤面を耐える必要があるのですが、ここで先ほどの破綻が重くのしかかってきたり、そもそも≪エンバレスの宝剣≫でチャンプアタックをさせてもらえなかったりと、まぁつまり全部辛いということです。
なので、≪天頂の閃光≫で大幅にライフをゲインできれば~というのは、できないというのが答えとなるわけです。

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4.〆

今回の勝ってに解説はここまでです。
最近のスタンダードは存在しているデッキが多かったり、環境の移り変わりが早かったりでてんてこまいですね。

今回の記事では、本当に主要なデッキだけを紹介している為、イゼットテンポやティムールミッドレンジなどの、所謂補欠たちにはあまり触れていません。イゼットテンポはまだしも、ティムールミッドレンジなんかは、アグロに強く、デッキとしての形もまだあまり研究されていない為、リーグウィークエンドの本戦に登場する可能があるデッキだと思います。

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なにはともあれ、このように常に変化があるフォーマットに対し、一流のプレイヤー達がどのように向き合い、どのような手段を持って戦い抜くのか、今からとても楽しみですね!


ここからはいつものごとく宣伝です。

筆者のさねとみも、実は細々と配信活動を行っております。
最近はセカコロに出て、ティボルトの計略デッキに粉砕されている様子をメインに配信しておりますので、お時間のある時にでも見に来てくれると嬉しいです!!

https://www.twitch.tv/sanetomi

では、今回の記事はここまでということで。
ご精読ありがとうございました!!
(ご意見・ご要望はTwitter(https://twitter.com/sanetomi)までお願いします!)


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