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「にしのよしたかクンを励ます会(嘘)」に参加してきました。

色々あって(察して下さい)、元気のないあたしを励ます会(嘘)に参加してきました。というテイの恒例の勉強会です。

コロナ前も年に一度あるかないか、その機会減っておりましたが、コロナ禍を経て今年はすでに二回目(と、未遂が一度)となりました。

(毎月、励まされたい。)

会場はこちら。

まずはお料理から。

南あわじより直送 太刀魚のフリット 
初夏野菜の冷たいカンパニョーラソース

鱧だと思って食べておりましたが、太刀魚だったのかと反省しています。アツアツの太刀魚のフリットに、冷たく酸味のあるソースのコントラストがとてもおいしい。シャンパンにもよく合いました。

牡蠣には目がありません。

産地失念ですが、新鮮な岩牡蠣が入荷したとのことで、自ずと右手が勢いよく挙がりました。たまに泥臭いそれにあたることもありますが、とてもクリアでぷりっぷりの牡蠣、大好きです。

淡路産コチと高知産フルートトマトのガスパチョ
自家製からすみと芽葱の冷製カッペリーニ
カジキマグロの自家製生ハムとマントヴァ産赤肉メロン

赤肉メロンに乗っていたのはいわゆる生ハムではなく、カジキマグロの生ハムだったのかと反省しています。ワインは後ほどまとめて紹介しますが、ドゥトゥンの2009年と最高のマリアージュでした。

剣先烏賊の炙り トウモロコシの焼きリゾット
〜ズッパ・ディ・ペッシェに浮かべて〜

魚介とトマトがギュっと眩しいズッパ・ディ・ペッシェは赤ワインのターンです。濃厚なスープをひと啜りで、ワインが二杯飲めます。

徳島県産天然鱧と青唐辛子のスパゲッティ シチリア産からすみと青柚子の香り

青唐辛子は、カベルネ系なんかにも相性良いですね。魚卵はワインと合わないと言われますが、それはそもそもその魚卵が臭いんですよ。

佐賀県産黒毛和牛ランイチの炭火焼き

万願寺もカベルネやメルロとの相性よし。このお肉の一片で赤ワインが捗ります。

クレマ・カタラーナ
高知県産小夏の甘酸っぱいソルベと共に

別腹です。

飲んだワインはこちら。

スクロールも面倒でしょうから、もう一度画像貼っておきますね。

なお、乾杯にシャンパーニュが開きましたが、ボトル見てませんでして銘柄はわかりません。

また、ワインの抜栓と、飲む順番決めはあたしのお仕事です。自分でも自画自賛するほどバッチリの順番でした。

なんて豪華なんだ!(一次会は8人で14本でした)

Dut'Un 2017 Vie di Romans
Dut'Un 2009 Vie di Romans

白はこの二種類のみです。
現行2020年。2017年はまだミネラルの張りを感じますね。
2009年は少し褐色で熟成を感じる色合いですが、老ねたような熟成香はありません。デッシミス(ピノ・グリージョ)とは品種も違いますが、夕張メロン系の香味があり、前菜の赤肉メロンやハムと最高の相性でした。また、カスタードの風味は樽ドネらしさですね。

Gevrey Chambertin Clos St.Jacques 2008 Armand Rousseau
ジョブシャンなんて何年ぶりでしょうか。
本日の一番高額ワインでしたが、だからこそ一番先に飲んでおくというボクの気遣いです(by コンセイエ)。

Magnacosta 2011 Tenuta di Trinoro
ファーストビンテージです。初モノは借金してでも買えというワイン用語もあります。それぐらい気合が入ってるんです。カベルネフランがストレートですね。

La RIcolma 1997 San Giusto a Rentennano
内陸のメルロ、レンテンナーノのメルロを感じます。元来、図太いワインではありませんが、タイトな果実味にすーっと伸びる酸が美しい。

Sassicaia 2001 Tenuta San Guido
ともすれば埋もれてしまうほどのバランスの良さが際立ちます。非常にエレガントで複雑。凛とした佇まいとはこのワインのこと。

Solaia 1997 Antinori
1997年だからか、いや1997年にしてまだパワフルさもあるし、樽の風味もクッキリとある。タマゲます。

Tenuta di Trinoro 2011 Tenuta di Trinoro
2020年の価格を思うと、この2011年はそれよりもお安く市場にまだあるかもしれませんね。このビンテージもカネルネフラン90%と、いい意味でイレギュラーな年号です。

Messorio 2006 Le Macchiole
最初の〆に選んだのは、このワイン。一番パワフルで密度もたっぷり。メルロ単一品種ながら複雑さに富み、圧倒されました。

当初の予定はここまで。

ほんといいワインは酔わない。
さらに、全員ザルだからなおさら酔わない。

ここからは追加で開けました。

Pignotto Montepulciano d'abruzzo 2000 Antonio & Elio Monti
初めてのワイン。内藤さんがお店でお使いになられていたモンプルだそうです。表ラベルは2000年ですが、バックラベルは2001年でした(汗)。ヴァレンテーニのようなエレガントなタイプです。

Barolo Vigna Rionda 1999 Luisi Pira
まだ硬さと内に秘めた力強さがありますね。野生的でスパイシーな部分は、最初のアルマン・ルソーのジョブシャンを少し思い出しました。

Barolo Percristina 1998 Domenico Clerico
ピラのリオンダ1999年と比較すれば、まだ親しみやすいのは当時ボーイズ最先端だったからか。とはいえ、バリックの風味が果実味を覆い尽くすような酒質ではない。非常によくまとまってます。

Merlo MM 2000 Alois Lageder
追加の〆はこちらを。リコルマとはまた違った内陸というよりも北を感じさせる純度の高いメルロ。そういう意味ではミアーニのメルロにも共通する部分がある。ちなみに1995年はMCMXCV、1999年はMCMXCIXでしたね。

人気(ひとけ)のないブリーゼ・ブリーゼの一階のベンチで、下品な話をしながら二次会会場を探しますが、日曜日の北新地、ぜんぜんダメでした。

そこに救世主登場。タクシーで会場を移動です。

セラーから勝手に出して開けたのは犯人はあたしです。

Redigaffi 2006 Tua Rita
メッソリオの2006年を飲んだなら、その日のうちに比較しておいたいのが人情というもの。こちらもまだまだパワフル。メッソリオの方が甘味深く、レディガッフィは、スパイスが顕著。甲乙つける問題ではないですね。圧倒されました。

ごちそうさまでした。
元気が出ました。

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