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Fuori Misura Rosato 2022 San Giusto a Rentennano

キャンティ・クラッシコの雄、サン・ジュスト・ア・レンテンナーノのロゼ。リリースしている赤ワイン四種類の共通セカンド的(語弊あり)。

ならばトスカーナIGTな赤ワインも造れたかもしれないが、ロゼに仕立ててあるのは、サン・ジュスト・ア・レンテンナーノがスティルの白ワインを醸してないからかもしれませんね(知らんけど)。

このロゼに関してはとにかく飲んでみてもらわないとその唯一無二の個性が伝わらない。ヘタなライトボディの赤ワインよりも渋味や酸味の質量は上質。複雑さや余韻の長さもそれらを凌駕する。では、ミディアムボディの赤ワイン以下か?いや、これはロゼワインなんです。

この2022年は、例年と比較すると渋味が突出しているイメージ。チャーミングさな果実味もたっぷりだが、それをシリアスにも感じさせるほどのタンニン。こんなロゼは他にはない。

で、おいしい(ここ一番重要)。

正直、ロゼというだけで嗜まれないお客様もいらっしゃるかと思うが、ここは騙されたと思って、サン・ジュスト・ア・レンテンナーノのロゼで大冒険してみて欲しい。

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