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Cordero di Montezemoloのスプマンテを比較する。

コルデロ・ディ・モンテツェモロ社のメーカーズランチに参加したわけだけど、そこでも気に入ったのが、アルタ・ランガDOCGのスプマンテ。

同じくアルタ・ランガのスプマンテとして、デルテット社も扱っております。

コルデロ・ディ・モンテツェモロのそれもとてもいい。ほんとフランチャコルタに肉薄する高品質なスプマンテだと思う。

コルデロ・ディ・モンテツェモロの正規輸入元が飯田さんから、スリーボンド貿易さんに変更するにあたり、スリーボンド貿易さんではメーカーズランチでも頂いた2018年のアルタ・ランガDOCGを取扱いを始められるのですが、飯田さんは、まだ二種類のバックビンテージの在庫をお持ちということで、サンプルを購入し飲んでみることに。

ALBEISAのスプマンテ用共通瓶を見たのは初めて。
2018年はALBEISAの瓶ではなかったと記憶。
  • Viaventi Metodo Classico BRUT NV(左)

  • Viaventi Alta Langa DOCG Metodo Classico Pas Dose 2016(右)

Alta Langa DOCGを名乗るようなったのかは何年からかは不明ですが、左はNV(ノン・ビンテージ)でそれは名乗ってい時期のロット。右はそれを名乗り、年号がネック部分とバックラベルに記載がある。

NVには記載がないが、2016年のアルタ・ランガは、Sboccatura(スボッカトゥーラ) = Degorgement(デゴルジュマン)= 瓶内二次発酵後の澱引きは2021年の10月とある。輸入時期では何もわからないが、2016年は2022年の5月に、NVは2019年の7月に輸入されたものとのこと。

撮影用にパニエに寝かせてます。

デゴルジュマンからの瓶内熟成もある程度ある方が良いと考えている。スプマンテにも実は古酒の世界があるし、確かにガスこそ溶け込んで弱く感じるようになるけれども、スティルワインには醸し出せない特有の香りが出る場合もあり、それを経験するとこれまた、古酒の沼に陥ることになる。

きっとリリース仕立ての頃よりも黄色味が出てきてると予想する。ガス質はメトード・クラッシコらしいきめ細やかさは健在だし、ガス量に不足感はないが、酸味もしっかりとあり、それ相応のバックビンテージとは思えないフレッシュさはある。ただ、果実味に少し熟れを感じ、酵母の風味の一部にいわゆるトリュフ香もありますね。

ラベルにはALTA LANGA DOCGの記載がありますね。

この画像では分かり難いかもしれませんが、結構色は違う。もちろんアルタ・ランガ2016年の方が黄色味は淡い。NVの方にそう熟成のニュアンスは感じないが、飲み比べてみるとアルタ・ランガ2016年の方がまだ新鮮さがある。とはいえ、メーカーズランチで飲んだ2018年はもっとピチピチと弾けるようだったので、時系列がよくわかる。

ガスの質量ともにとても良い。NVに熟成のピークを感じていたわけではないが、ある程度の新鮮やシャープを求めるなら若い方がいい。でも、2018年よりも落ち着きも感じいい頃合いではないかと思う。これはおいしいな。

このように立て続けに飲むのはとてもいい経験になる。どちらも選べばいんだろうが、現時点での優先順位をどうしてもつけてしまいますね。


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