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【GPTと始める、多聴】プログラムの詳細と特徴

こんにちは、Choimirai Schoolのサンミンです。

00  はじめに

Choimirai Schoolでは2023年6月25日(月)からGPT-4とLMS(学習管理システム)を活用した英語学習プログラム(GPTと始める、多聴)を始めます。

今回のnoteではプログラムの詳細と、GPT-4やLMS、そしてListenwiseを導入した理由についてシェアします。

01   なぜ、Listenwiseなのか?

英語多読の素材ですと昔ながらLexileが定着していて、レベルに合った素材選びがある程度確立されています。ところが、多聴の話になりますとどれくらいのコンテンツが自分のレベルに合っているのかを知ることは簡単ではありません。

That's where Listenwise comes in(そこで、Listenwiseの出番ということです)。Googleからもその実用性と技術力を認められているListenwiseは2020年からリスニングに特化したLexileを導入し、多聴の素材を米国小2レベルから選ぶことができるようになっています。

Listenwiseの詳細と特徴は下記のnoteを参考にしてください。

「GPTと始める、多聴」では、英語をただコミュニケーションのためだけに学ぶのではなく、英語「で」学ぶための思考力と技術を養い、読み、書き、聞くを中心により実践的な英語を強化し、英語で学べる力を習得することを目的としています。

02  なぜ、GPT-4なのか?

2021年4月にGPT-3が使えるようになって以来、どうすればAIを英語多聴に活用できるかと研究を続けてきています。AIを導入する上で最も重要だと思っているのは、人工知能からの返答が正しいのか?が担保できることです。

2022年11月にChatGPT(GPT-3.5)がリリースされてからAIに関する関心が高まっている。が、ChatGPTの返答は間違っているケースも多々ある。

一方で、2023年3月に公開されたGPT-4は今までの巨大言語モデル(LLM)と比べ、圧倒的に精度が上がってきています。

また、2023年6月13日にバージョンアップされた新しいモデルですと記憶容量も20ページ分のデータが処理できるようになっています。

03  なぜ、LMS(学習管理システム)なのか?

2023年5月16日の時点で、GPT-4は月々20ドルを払っても質問できる回数は3時間ごとに25回までと制限がかかっています。多聴を進める上で、3時間に25回の利用制限はあまりにも厳しい。

こうした課題を克服するため始めたのがGPTと始める、多聴です。Learning Management System(LMS、学習管理システム)の導入で、制限なくGPT-4を利用できる!あと、GPT-4に対する質問は日本語にも対応しています。

また、レッスンはレベル(米国小2〜高3)ごとに90個づつあるのでLMSを活用することで進捗が可視化できるメリットも大きいです。

04 なぜ、「今」なのか?

ChatGPTが公開されたのが2022年11月で、この分野において誰もが初心者だといっても過言ではありません。その分、AI関連分野へ参加する敷居も比較的に低い。「今」始めれば、AI関連事業を立ち上げるのも、関連ビジネスで活躍できる可能性も圧倒的に高いです。但し、2024年になるとこの状況は大きく変わる。敷居も高くなり、活躍したくても機会を得ることが難しくなると見ています。

あと、人工知能が進化していく動向を見ますと英語ができることで得られるメリットはますます大きくなっている印象です。

AIが発達しても英語学習が必要な理由は下記のnoteを参考にしてください。

6ヶ月後に待っている未来の自分のため「GPTと始める、多聴」を始めませんか?

05  AIを家庭教師として採用するメリット

ブルームの2シグマ問題は通常の授業を受けた生徒の平均よりも、マンツーマンの個別指導を受けた生徒の98%が優秀になるという研究結果です。

また、対話型AIと一緒に学習をすると一人で学習した時より最大36%の学習効果が得られるとのと研究結果もあります。

こうした研究でもわかるようにマンツーマンの家庭教師を採用するメリットはとてつもなく大きいです。しかし、24/7いつでも問い合わせができる家庭教師を雇うことはコスト面からしても到底無理な話です。ところが、GPT-4になりますと24/7いつでも相手になってくれる家庭教師と勉強ができます

06  英語の多聴でAIを採用するメリット①:すぐ聞ける

GPTと学ぶ、多聴で利用しているコンテンツにはポットキャストの内容を理解しているどうかを確認するためのクイズがついています。これらのクイズはアメリカの学習指導要領に基づいていて、英語力だけでなく、英語で思考したり、問題を解決する方法も評価する作りとなっています。

英語圏の子供向けに作られている素材ですので英語学習者がクイズを解く場合は、先生の力を借りないと解けない問題も多くあります。

わからないことがあると、調べるのにあまりにも時間がかかりすぎてなかなか前に進めない。ところが、GPT-4を導入することによって、最高の家庭教師と相談しながら答えまで辿りつくことができます。

07  英語の多聴でAIを採用するメリット②:ソクラテス式問答法で学べる

ソクラテス式問答法とは問いを立て、それに答えるという対話に基づいている学習法です。これは批判的思考を活性化させ、考えを明らかにするというメリットがあります。

Khan Academyで採用しているKhanmigoも答えをすぐ教えるのではなくソクラテス式問答法を駆使し、生徒自身が答えを見つけるよう促しています。

Choimirai Schoolが独自で開発し「GPTと始める、多聴」で採用している対話型AIの名前は「Lenard」です。Lenardはソクラテス式問答法に特化した教育用AIで、生徒自らが答えにたどり着けるように思考を促す能力を持っています。

Lenardと協力することで、英語で思考し、問題解決ができる英語力を体系的に鍛えることができます。

08  英語の多聴でAIを採用するメリット②:マインドマップで聞いた内容を可視化

英語の多読や多聴でマインドマップを利用するメリットは、読んだ・聞いた内容の保持力を高めたり、後から思い起こしやすくなるなど複数の研究で実証済みです。ただし、一つのコンテンツに対し、マインドマップを作ることはそう簡単ではない。

GPTと始める、多聴では最新の人工知能を活用することでポットキャストごとにマインドマップを用意しています。

マインドマップを見ることで全体の内容がわかりやすくなりますので家庭教師のLenardに質問するときもより効果的に話を展開できます。

09  プログラムの特徴①:Listenwise+家庭教師+Snipd+Notionで学習の連携

GPTと始める、多聴ではListenwiseのコンテンツ、そしてGPT-4という家庭教師が学習管理システムでアクセスできます。また、多聴用のコンテンツはSnipdからもアクセスできて、文字を目で追いながら聞くこともできます。

Snipdですと再生スピードも0.1倍速で調整できますので、コンテンツの難易度に加え、再生速度も今のレベルに合わせて進められます。

同プログラムではポットキャスを聞くだけでなく、読むこともできるようになっています。また、Lenardとチャットを交わすことでライティングの力も鍛えられます。

読むと聞くを組み合わせることで保持できる情報量は40%もアップするようです。

▲読む+聞くで保持できる情報量は40%もアップ

また、GPTと始める、多聴の参加者には日々の学びをNotionでまとめるように勧めています。自らの言葉でまとめることで自分の知識として変えることができます。

▲日々の学びをNotionでまとめた時の例

10  プログラムの特徴③:スマホからも利用可

GPTと始める、多聴で提供している全てのコンテンツはスマホからもアクセスできます。また、スマホの音声入力機能を活用しますとちょっとした英会話の練習にもなる。スマホからもアクセスできますので隙間時間も有効活用し、効果的に英語で聞く力が鍛えられます。

11  まとめ

GPTと始める、多聴は2023年3月にGPT-4が公開されてようやく可能となったプログラムです。

GPT-4とLMS(学習管理システム)、そしてListenwiseを組み合わせることで英語「で」学ぶための思考力と技術を養い、言語技術の基礎である読み、書き、聞くを中心により実践的な英語を強化し、英語で学べる力を習得することを目的としています。

同時に、最新の人工知能がもたらす可能性も体験できるかと思っていますのでご検討ください。

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