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TOEIC:素点から換算スコアを割り出す方法(推定)

こんにちは、Choimirai School のサンミンです。

0  はじめに

1月18日に実施したオンライン模試会には19名が参加。模試が終わった後、参加者には事前に配布したグーグルシートに答えを入力してもらいました。

解答の集計から参加者の成績分布・正答率が把握できます。データの数はまだ少ないですが換算スコアを割り出す方法が見えてきましたのでノートでシェアします。

時間のない方はこの数式だけ覚えてください。

4.95 x (正解した問題の正答率+テストの難易度)

1  TOEICの換算スコア

こちらの図がETSが出している素点からTOEICスコアを換算する表です。RCですと素点が 76-80 と言っても 335-415 と換算点の範囲が広いのでより正確な換算スコアが分かれば模試ごとのスコアを比較する時も大変役立つと考えています。テストごとに難易度が異なりますので素点だけでは進捗を確認するのは厳しい

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2  換算スコアを割り出す方法(推定)

ここで紹介する方法はあくまでも推測ですので改善が必要な箇所があれば教えてください。

換算する時は3つのデータが必要だと考えています。

①素点:正解数
②正答率:問題ごとの正答率
③難易度:該当テストの難易度

今回の説明をより簡単にするため、対象をリーディングだけにします。

100問全問正解しますと換算点は495点ですので正解数に、4.95をかけて換算点を計算することも出来ます。但し、そうしますと問題別の難易度による選別力が効かなくなりますので正答率を考慮する必要があります。

換算スコアを計算する数式は以下の通り(推定)です。

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換算スコアは、問101から200まで、正解した問題の正答率とテストの難易度を足した数字に4.95をかけた合計を5点単位で切り上げまたは切り捨てた点数です。

3  検証

1月18日の模試会で解いたのは最新既出問題集のRCテスト6です。

こちらの図が一部の正答率です。TEST6のテスト全体の難易度は24.04%。テストの難易度を算出する方法は別のノートで紹介する予定です。

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■ 検証1(切り上げ)

僕の場合、TEST6での正解数は99問でした。間違えたのは、正答率が5%だった、133番。上述した数式で換算点を計算すると、493.57。490よりは495に近いので切り上げて、495点。直近のスコアと誤差なし。

ところが、もし正答率が100%だった125番を間違えたとすると正解数は同じく99問でも、換算点は488.86点で最終的なスコアは、490点となります。

TOEICでは易しい問題をいかに正確、且つ早く解くのかがとても大事です。

■ 検証2(切り上げ)

76問正解された方の換算点は、399.01で切り上げると400点。直近のスコアと比べると誤差は10点とかなり近いです。

■ 検証3(切り上げ)

81問正解で換算スコアは420点。直近のスコアとの誤差はこちらも10点。ETSが発表した換算表の範囲内でもあります。

■ 検証4(切り捨て)

74問正解して換算点は、386.95。390よりは385に近いので、切り捨てて最終的なスコアは、385点。同じく直近のスコアとの誤差は10点。

■ 検証5(切り上げ)

検証3と同じく81問正解された方がいます。但し、換算スコア(413.94)は、415点。検証3の方とは5点の差が。

■ 検証6(切り上げ)

88問正解で換算点(449.02)は450点。

■ 検証7(切り上げ)

TEST6で54問正解された方の換算スコア(293.42)は、295点でした。ETSの表では、54問だと195ー270の間ですので、そこから少しはみ出ています。

■ 検証8(切り上げ)

64問正解で335点。ETS表の範囲内です。

4  まとめ

公開テストで換算点を割り出す数式はより複雑だと思います。今回のノートでは簡単に再現できる方法をシェアしましたのであくまでも参考までにしてください。

上でも述べたように模試ごとにより正確な換算点を知るメリットは大きいです。今回紹介した方法はETSが提案する換算表からもあまり離れてないので、Choimirai TOEIC の模試会ではこの方法を使って参加者との個別面談で進捗を確認していきます。

2月1日(土)からの模試会はまだまだ募集中ですので、ぜひご検討ください。

1月18日の模試会後に匿名でいただいたフィードバックにはこういうコメントも…

ITを活用した模試会は、とても画期的・合理的でした。会場への移動が不要、解答の集計から参加者の成績分布・正答率が把握できる、解説・解説用のドキュメントがわかりやすい、動画で振り返ることができる、すべてにおいて満足度の高いものでした。誤答ノートによる誤答の原因分析・対策立案も、課題把握・自身の振り返り・勉強へのモチベーションアップいずれにもプラスにつながりました。

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