産後うつサバイバー

第2子出産後、産後うつを発症→精神病棟入院→寛解の克服記です。7日に1人妊産婦が自殺す…

産後うつサバイバー

第2子出産後、産後うつを発症→精神病棟入院→寛解の克服記です。7日に1人妊産婦が自殺する産後うつ。なってしまった人、なりそうな人、家族の方々に向けて発信、第1子の母乳育児をめぐるおっぱいポリスとの攻防も。患者さんの個人情報もあり一部フィクションを交えています。

最近の記事

3-0 “愛人同居”対策は「上の子ファースト」

ここから、第2子育児開始の第3章に入ります。 「上の子ファースト」(私命名、上の子を優先して)の呪縛に陥り、よき母を演じようと吸い減っていく様子を綴っていきます。 ●早々の「混合」宣言  無痛分娩だったので、出産の時に長時間陣痛に耐えたり叫んだりいきんだりがないので体力の消耗も第1子の際より激しくなかった。 今回は「おっぱいポリス」との戦争はこりごりなので、バースプランにも「混合でいきたい」とはっきり明記しておいた。 経産婦だから、もうお乳開通!みたいなのんを期待し

    • 2-5 無痛、神っす!最高のお産・無痛とうつは関係があるのか?

      ●まだまだ、と言われた翌日、突然の陣痛   予定日約10日前。ベテランの男性医師の内診で「まだまだ赤ちゃん下りてきていませんので、どんどん歩いていください」と言われ、まだ先か、なんて思いつつも、夫が出張中に陣痛が来たら・・ということで、翌日から1泊2日で義母に泊まり込みで来てもらっていた。  妊娠中から、上の子の甘えもあり、添い寝生活(寝室が狭いので夫は別部屋)であったのだが、午前4時ごろ、ん?なんかお腹が痛い。  ん?前駆陣痛か?ん?いや、この休み休みくる感じ・・。

      • 2-4 あまちゃんだった「産後態勢」づくり

        ●甘い考えだった「産後の支援態勢」の決定  今思うと、あまちゃん過ぎた我が家の入院・退院後の態勢はこうだ。夫と話し合ってのことだが、私が基本を練り、アレンジをして承諾をもらうような形だ。 ・産後は実家に戻らず、東京の自宅で育児をする →上の子に赤ちゃん返りがあり、保育園という、変わらぬ場所=心のよりどころがあった方がいいと考えた。仮に、実家に帰ったところで、上の子の世話は私がすることになり、昼夜問わず、私の負担が大きい。何よりも、実母が母(私の祖母)の介護で手が回らない

        • 2-3 きょうだいのアレルギーのこと、まさかの妊娠糖尿病で入院

          ●妊娠糖尿病の疑いでまさかの入院  妊婦健診で、妊娠後期にかかろうとしていたころ、グルコースチャレンジという、糖負荷試験がある。ソーダ水を飲んでその後の血糖値の下がり具合をみるもので、高い状態が続く場合は、妊娠糖尿病の疑いがあるのだ。 詳しくは、国立成育医療研究センターのHPをご覧いただきたい。  余談であるが、このセンターは日本の小児関連の研究の最先端を行き、かつ情報発信をしている貴重な機関だ。このブログのはじめに、でも触れたように、2年間で妊産婦の自殺が102人にの

        3-0 “愛人同居”対策は「上の子ファースト」

          2-2 上の子の異変「赤ちゃん返り?発達障害?」の不安

          ●つわりと一歳児育児と仕事の三重苦  職場では、直属の上司には、早めに伝えないといけないと思って悩んでいた。なぜなら、任せてもらえる仕事が雪だるま式に増えていき(仕事の報酬は仕事)、いきなり、「数か月後にいなくなります」では迷惑をかけてしまうと思ったからだ。最終的に、安定期に入るよりももっと以前に報告した。  上司には、「復帰して間もなく、しかもこの人手不足の中大変、心苦しい申し訳ない」 と頭を下げたが、返ってきた言葉にぐっと来た。 「おめでとう。謝る必要はない。キミ

          2-2 上の子の異変「赤ちゃん返り?発達障害?」の不安

          2-1 第2子妊娠 念願の無痛分娩は激戦予約

          ●2人目妊娠 激戦の「無痛分娩」予約  幸運にも、希望通り2歳差で、2人目を妊娠した。しかし、復職してまだ半年くらいである上に、部署を異動してまだ数か月。超絶忙しい人たちの中、定時であがらせてもらっている状態で「妊娠しました」はどう上司に報告すればいいのか、そのタイミングは最後まで悩んだ。  ちょうど、子どもが認可保育園に転園(認証保育園に通い待機児童扱いだった。私の保活は、実を結んだのだった)した直後でもあり、ならし保育が必要で会社を五日休んでいる最中に判明した。  

          2-1 第2子妊娠 念願の無痛分娩は激戦予約

          2-0 育休から復帰 望んだ「2歳差きょうだい」

          ~本題の第2章「産後うつ発症」の前に~  第1章、1-1から5まで第1子にまつわる母乳育児をめぐる、「おっぱいポリス」(厳しい指導をする助産師さん=全員ではありませんが)との「母乳戦争」を中心に書いたが、母乳育児で悩んでいる方は多く、メッセージを頂いた方もいました。出るのも出ないのも個性です。母乳が出なくて悩んでいる方もいれば、逆に出すぎて乳腺炎になったり、夜も、最大でも2時間か3時間しか母子分離ができず疲弊しているお母さんもいるでしょう。仕事復帰のために、母乳ではくミルク

          2-0 育休から復帰 望んだ「2歳差きょうだい」

          1-5「完母」から1か月検診で体重増加不良=「母親失格」判定 オケタニの功罪

          ●念願の「完母」免許皆伝  相変わらず昼夜問わずの頻回授乳で体はバキバキの生活を送っていたが、料理や洗濯は実母がやってくれる環境で過ごしていた。たまに何をしても寝ない時に、疲労困憊していた私に代わり、母が赤ちゃんの抱っこを代わってくれることもあった。私の母は、小さいころから、この自主性を尊重して何かを強要するといったことがあまりない。  「母乳が一番」とか「母親は寝不足は当たり前」「私の時はひとりで○○した」とか、たまにいるマッチョ祖母(私が命名)タイプではなくてだいぶ救

          1-5「完母」から1か月検診で体重増加不良=「母親失格」判定 オケタニの功罪

          1-4 「桶谷式」ゴッドハンドと誤算

          ●ミルクを一人で作れただけで感動  退院の日を迎えた。  自宅には戻らず、病院から直接、実家に行くプランだった。車で片道1時間半ほどかかることから、予め、日本交通の「キッズタクシー」を予約しておいた。これは大正解だった。電車で病院に来た実母と落ち合うのだが、精算だなんだと言っていて1時間近くタクシーを待たせてしまった。この時間ロスで計算が狂い、出発直後に赤ちゃんが大泣きし始めてしまったのだ。しかし、この「キッズタクシー」の運転手さんは、新生児の退院に慣れた方だった。  

          1-4 「桶谷式」ゴッドハンドと誤算

          1-3 退院前夜の絶望と二部脊椎の可能性、妊娠前抗体検査のすすめ

          ●小さな命をいきなり背負う怖さ  母乳総本山的総合病院を退院する日が来た。  その頃には、激痛ではあるものの、手で搾乳すれば、15ミリくらいは黄色い初乳が出るようになってきていたが前夜、助産師に涙しながら言った。  「私の母乳はまだこれだけしか出ません。このままミルクの作り方も知らないで退院するのですか?不安で仕方がありません。私はこのまま里帰りするのでなおさらです。」  “衛生上の管理”からこの病院ではミルクは用意されたものを補助的に与える仕組みだった。今思えば笑い

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          1-2 ミルクを足してくれ!おっぱいポリスとの攻防

          ●ミルクを足してくれと助産師に号泣し懇願  丸2日たっても、母乳は全然でない。  出もしない乳首を含ませて、同じ態勢で授乳をして約1時間、赤ちゃんが寝るのにそこから抱っこ、やっと寝たら今度は、携帯でひたすら「母乳 いつから出る」「母乳 不足 影響」「母乳 出るには」などで検索。  そして再び授乳。ベッドサイドに腰かけて足を下にして授乳をしているので、私の脚は象のようにパンパンにむくんでしまっていた。元々血圧は低めの方なのだが、175なんて数字をたたき出すほどおかしな状態

          1-2 ミルクを足してくれ!おっぱいポリスとの攻防

          1-1 仕事から第1子出産、母乳至上主義においつめられる

          ●「24時間戦えますか?}  私は大学を卒業後、マスコミに入社し、文字通り「24時間戦えますか?」な環境で働いていた。今でこそかなり是正されたものの、朝6時から働き、日中に普通に勤務し、夜は会社で当直し、そのまままた1日働く(翌日は休みではない)、そういった生活をしていた。医療業界でも多いような働き方だ。  体力には自信もあったし、どちらかとおざっぱで豪快な性格だと思われている。仕事はきついところもあるが好きだ。これは、よくマスコミで働く人間に多い気がするのだが、「使われ

          1-1 仕事から第1子出産、母乳至上主義においつめられる

          産後うつ闘病かあさんの克服記~はじめに~

          〈死に至る病―産後うつー〉  妊娠し、胎児の心拍が確認できる妊娠約8週以降、各市町村で申請すれば交付される「母子手帳」。その後ろの方にこうある。 「『産後うつ』は、産後のお母さんの10~15%に起こるとされています。(略)産後うつかもしれない、と思ったときは、迷わず医師、助産師、保健師に相談しましょう」]  どの育児本にも、産後うつの人に向けた本にも書いてあるのはたいてい、最寄りの医師や保健所などに相談しましょう、だ。では、相談したらどうなるのか。先のことを書いてある本

          産後うつ闘病かあさんの克服記~はじめに~