9月は彼岸、さて?お盆との違いは?


さて、皆様
9月は「あの行事」があります。

そう「彼岸」です。

今年はですね、彼岸の入りが9月20日(水)が彼岸入り
9月26日が彼岸明けです。

お彼岸は年に2回
春分、秋分の日を境に前後三日間を含めた1週間の期間を指します。
さて、彼岸と言いましたがそもそも彼岸とはどのようなものなのか?

【彼岸とは?】
彼岸(ひがん)の由来は、仏教の概念に関連しています。この言葉は、仏教の宗教的な考え方に基づいています。

彼岸の言葉自体は、仏教の生まれ変わりと死の連続したサイクルの輪廻の中で、人々は生まれ変わりを繰り返し、苦しみや煩悩に苦しむことになります。仏教の目標は、この生死輪廻からの解脱であり、それは「涅槃」(ねはん)と呼ばれる境地を意味します。「彼岸」は、この涅槃という境地を指す言葉として使われています。
逆にこの世は「此岸(しがん)」といい
あの世は「彼岸(ひがん)」という

お彼岸の時期はこの此岸と彼岸がもっとも近く通じやすくなると言われており
彼岸会という行事が平安の当時の朝廷などでは行われていたそうです。

元々日本にあった祖先崇拝に仏教的解釈が加わったことで今の彼岸という形で広がりました。
つまり日本独自の文化であります。

【お彼岸にやった方がいいことは?】
お彼岸には「六波羅蜜」(ろくはらみつ)の実戦です。
この六波羅って何?
六波羅は至彼岸「彼岸に至ること」を意味していて
生きながらに悟りに至る6つの修行を行うことを表しています。
布施(ふせ)波羅蜜:見返りを求めず、他人のために惜しみなく善行を施すこと
持戒(じかい)波羅蜜:戒律を守り、身を慎み、他人に迷惑をかけないこと
忍辱(にんにく)波羅蜜:身に起こる災いを受け容れ、耐えしのぶこと
精進(しょうじん)波羅蜜:誠心誠意努力を続けること
禅定(ぜんじょう)波羅蜜:常に静かな心を持ち、動揺しないこと
智慧(ちえ)波羅蜜:怒りや愚痴、貪りに捉われず、物事の真理を正しく見極めること

・・・わからん。結局何を彼岸にした方がいいのか?

簡単にいうと「彼岸と此岸が近い今の時期に精神修行を行うことによって彼岸に近づくこと」に近いです。
厳密にいうと違いますが、あまり難しいことを書くよりは今回は簡単にみなさんにわかりやすくを中心にお伝えしたいと思います。

【具体的にどんなことをするのかというと?】
お墓参りを行い、御先祖様に感謝を伝えていくこと
シンプルですが、此岸と彼岸が近いからこそいつもより想いが届きやすい。
だからこそ精神修行である波羅蜜を実践して悟りに至るような行いをしようね
ということです。

【お彼岸とお盆の違いは?】
お墓参りをすると聞くと「お盆」もお墓参りしない?
と思う方が多いと思います。
簡単にではありますがその違いを説明します。

1.お盆は盂蘭盆(うらぼんえ)、お彼岸は彼岸会(ひがんえ)という。
2.お盆は先祖の供養、お彼岸は先祖への感謝、精神の修養の目的がある。
3.お盆は1回、お彼岸は2回
4.お盆とお彼岸では関わる世界が若干違う。
5.故事も違う。
6.お盆の発祥は海外、お彼岸の発祥は日本

いかがでしたでしょうか?
今回は霊的な部分にはあまり触れておりません。
最初から霊的な話をするより「なるほどね、御先祖様を大切にするのは確かに大切だよね、私もしよ!」って思ってもらえることの大切さを先にお伝えしました。

霊的な部分は言い出したらいろいろありますし、見えない世界を仕事にしてる方向けですもんね、近いうち書きますが、、、、冥府とか、執着とかとか

御先祖様のおかげで私たちはいます。
そのことをしっかりと身にしみて大切だ、と分かれば今よりちょっと心が豊かになるのではないでしょうか?

ついでに言うと
今月から「先祖供養祭(小祭)」を行っています。


なんか御先祖様を大切にしようかな、っと思う方はぜひご覧になって見てください。


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