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さんかくキモノ日記49:パリ初日は桜のアンティークキモノ

10月某日
パリ初日。この日は私の中の「お正月のキモノ」、ブルーの桜柄の小紋にフルムーンの西陣織の帯。半襟は月夜でその下にパメオのシースルーハイネックを着た。
スイスでは暖かい日々だったのでパリの寒さがこたえる。
 寒暖差に耐えるべく暖かい服装で。アウターには大須で買ったふわふわのドルマンスリーブのようなパーカー。ふわふわなのであまりチープにならないところが気に入っている。フード部分の白黒シマシマがたまらない。で、外でたらまたなかなかあったかいんだな…困った。

 ちょこっとフラフラするつもりで外出。
 交通に関しては初日は地下鉄を怖がってバスにしか乗らなかった我々。その昔パリに撮影で来た時は確かにナビゴという交通ICカードを作ったはずだが記憶が曖昧でチケットプラスというチケットを数枚買ってそれでしのぐことにする。バスなら1時間以内なら何度でも乗れて地下鉄なら2時間以内なら何度でもOKとのこと。
 しかしこのチケットももうすぐ完全になくなるらしい。ナビゴは長期滞在者向けで顔写真などが必要だが「ナビゴイージー」ならそういったものは不要でまさにSuicaのようなものらしい。窓口で買えるようだが特に買わずに過ごす。

 まずはOlympia Le-Tanへ。クローズしているようで何度か足を運ぶと、スタッフの方と出会える。なんでもオフィスを兼ねているため基本的にアポイント制なんだとか。アポなしではあったがお買い物させていただきました。とても可愛いバッグですよ。私のものではございません。

 さらに友人のおつかいもののためヴァンドーム広場にあるシャネルへ。厳めしい店構えに正直入りたくなかったが・・・我々のような客にもお席で炭酸水などグラスで出していただく。結論は恐ろしいことに「日本のほうが安い」ということでおつかいもの購入には至らなかった。もう日本は買い物に来る国なのよね。悲しいわ。

 その後レトロな風情の韓国料理屋でビビンパなどをいただく。韓国屋屋台飯といった風情で可愛らしい。いつでもレトロなものが好き。ちなみに隣にはおにぎり権兵衛があり長蛇の列。私もおにぎり屋でも開店しようかしら。パリでの日本料理店の多さに驚く。確かに美味しくてヘルシーですものね。
 ついでにルーブル美術館の外をみる。大きなさんかくとさんかく撮影しました。するよね。


 休憩でカフェでお茶をしているとお隣のおじさまたちに写真をお願いされる。息子さんが日本にいるから送るそう。カフェでは「カフェラテをカフェクレームというのだ」と教わる。テラス席は寒いけど気持ちいい。
 宿に戻り夕食はスーパーのデリなど。何を食べてもおいしいので幸せいっぱい。ワインも安いがデュベルなどのビールも日本とは比べられないほど安い。

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