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高校生の夕ごはんのお話

こんにちは!
¥1,000+投げ銭で泊まれるゲストハウスを経営している、ポンコツオーナーのなかむらです。

2019年10月10日にオープンして、あっという間に2年8ヶ月が経とうとしています…!驚
大分県佐伯市に移住してきてからは丸5年が経ちました!超驚

ゲストハウスのオーナーをしつつも、日々いろいろな人から声をかけてもらい、たくさんのことに挑戦しています。
「田植えするからおいで〜」と気軽なものから「〇〇協会△△支部の理事をしてくれないか」というような「え、私に言ってる?」と思わず後ろを振り向いてしまうようなものまで、本当にたくさん声をかけてもらえて嬉しいです。キャパオーバーしないように、と思いながらもなるべくお応えしたくて(断りきれないだけ)大体のことにイェスと言ってしまいます。
でも、都会ではなかなか感じなかった「必要とされている」感をひしひしと感じるわけです。

そんな中でも特におもしろく、結構長続きしている話があって・・・

オープンして5ヶ月ほどしか経っていない2020年3月頃…その話は転がり込んできました。

「4月から入学してくる高校生に夕飯の提供をしてほしい」と。

なんじゃそりゃー!と思いましたが、依頼主は佐伯市出身で佐伯鶴城高校の教員。何やら面白そうなので話を聞いてみることに。
母校に異動になり、剣道部の指導をすることになったそうで県内の強化したい生徒を集めているそう。

※ 部活というものを全くしたことがなく(中1から高3まで帰宅部)、体育会系の「た」の字すらぼやけて見えるくらいの私は、体育会系の人に話しかけられるだけでドキドキします。ましてや剣道部…「常に竹刀とか持ってるタイプだったらどうしよう」と電話を切った後勝手にビビってました。笑

実際に話すとかなり困っているようで(もちろん竹刀は持ってないし、潑剌とした優しいおじさんでした。笑)つい、「やってみましょう!」と答えてしまい、それからほぼ毎日、部活帰りの高校生の夕ごはんを作ることに・・・。

ちょうどコロナウィルスが猛威を振るい始めた2020年4月、3人の高校生が佐伯鶴城高校に入学してきました!

らいむくん、コタローくん、まさとくん。
15歳にして親元を離れ、なんと3人でアパート暮らしです。
学校生活に慣れるだけでも大変だろうに、掃除・洗濯・炊事・買い出し・お金の管理・ゴミ出し・体調管理などみんなが家族から当たり前にしてもらっていることを自分たちでこなしながらの新生活。もう、これだけで充分立派なのに剣道で結果を残すために日々部活に励むというのです。
無条件に応援しちゃう。

とは言え、最初の頃はゲストハウスの業務にも慣れていないのに、夕ごはん作りも請け負って、「ちょっと大変だなぁ、断ればよかったかな…」と思ったこともありました。

でも、毎日「こんにちはー!!」と元気に帰ってくる高校生たちを見ていたら元気もらえるし、美味しくて健康的なものお腹いっぱい食べて欲しい、という気持ちが私の中でメキメキと成長し、一時期は赤字になるほどこだわったりもしていました。笑
(流石に赤字になってまですることじゃないと思い、今はバランス取れてます)

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筋肉ムキムキになるための鶏ムネ肉の塩糀炒め丼

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ハイカロリーな肉うどん大盛り

これまで飲食店で働いていた経験はあるけれど、接客担当で料理に関する専門的な知識や技術はなく、20歳で実家を出るまではずっとお母さんがごはん作ってくれていたのでさほど得意でもない料理。
お母さんもおばあちゃんも自然派な材料を好んでいたのでそこはいい影響を受けたけど、だからと言って部活帰りの高校生にとって美味しくて満足いく食事かどうかは別問題。献立に悩んだり、調理に失敗してベチョベチョのオムライス食べてもらったこともありました。笑

2021年4月にはまさとくんの家族も佐伯市に引っ越してくることになったので、まさとくんはゲストハウスでの夕ごはんは不要に。
新たに新入生のしゅんくんが入り、賑やかに。

そして2022年4月にはあやとくんとじんやくんの新入生2人が入学。

ここで先生から新たな依頼が・・・

続く。

よりよいゲストハウスにするために使います。例えば、宿泊のお客さん向けの近隣ごはん屋さんマップを作ってみたり。