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海外のeスポーツビジネスから学ぶ日本でのチャンス part 2

eスポーツコーチングプラットフォームGamerCoach代表のsanma3です。こちらのサイトでは現役プロからOverwatchをはじめとしたゲームタイトルのコーチングを受けられます!

前回の記事から間が空きましたが今日も海外のeスポーツビジネスを紹介していきます。

1. ProGuides

eスポーツのサブスクリプション動画サービスです。
フリーミアムで有料会員は1タイトルにつき月額5ドルです。取り扱いタイトルはFortnite, CSGO, Hearthstone, LoLの4タイトルで1本10分ほどの動画が約900本あります。
先日GreeのGFR Fund2が投資額は不明ですがこの会社に投資していました。

動画の評価数は有料動画が8000件、無料動画が3600件でした。
なぜこのサービスがここまで受けているのかを考えると私はゲーム攻略動画メディアの主流であるYoutubeに構造的な欠陥があるからだと考えています。

Youtuberは広告収入をメインの収益にするため動画がサムネイル偏重、実況動画主流になりPart10まであるような攻略コンテンツは作成するコストに対しての収益が見合っていないという状況になりがちです。そのためこのようなサブスク収入でのゲーム攻略に重きを置いたサービスが受けたんじゃないのかなと思ってます。

私自身OverwatchとApex Legendsが好きなのでタイトルとして追加されたら是非この素晴らしいサービスに登録したいです。

2. FanAI

esportsチーム、広告主向けのデータ解析ツールを提供しているサービスです。

NYXLをはじめとしたOWL4チーム、Optic, Immortals C9やDreamhackなど多くのユーザーに使用されています。日本にも同様の広告主にAIで統計処理したデータを返す広告ツールは多く存在しますがesports向けのこのようなサービスは存在しません。

esports × 広告といえばCyberEが先日設立されました。こちらはRAGEやOpenrecなどを保有している強み、また大本であるサイバーエージェントが広告代理店であることを生かしてのesportsにおける日本での広告運用を加速させる会社ですね。

アメリカではそれを飛び越えてAIを活用した広告運用支援プラットフォームができているのは驚きです。文字通り規模が違いますね。

3. Esports Camps

Esportsプレイヤー向けの合宿を行っている会社です。直近のイベント2件を見てみるとLoLのイベントを主に行っているようです。

創業者はスポーツ合宿の会社出身で大学の施設やesports専門施設を貸し切ってイベントは行われます。
同様の会社にイベント運営のSuper League Gamingもありますがめちゃくちゃ赤字らしいです。
弊社も以前WOWOWと共催でレインボーシックスシージの合宿イベント東京アニメ声優専門学校で開催させていただきましたが本当に楽しいイベントでオフラインイベント、合宿の可能性を強く感じたのでこの会社の今後に楽しみです。

弊社が行った合宿の様子はドキュメンタリーにまとめているので興味のある方はご覧ください。

まとめ

記事を書いていて感じることはアメリカと日本のesports環境における圧倒的な規模の違いです。アメリカでプラットフォームビジネスを始めると単純な話、英語が通じるesportsプレイヤー全員を対象にサービスを提供できるの大体30-100倍の収益が見込めます。その分競争も激しいですがアメリカのプレイヤーは素晴らしいサービス、環境に囲まれながらプレーしていることを考えると日本はeスポーツ後進国と言わざるを得ません。このような記事を書いて海外のサービス、ビジネスについて調べていると日本は3-5年遅れているなという印象を受けます。

About me

株式会社GamerCoach代表

Twitter: @sanma_ow

mail: kensuke[at]gamercoach.jp

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