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失敗から学べ!危険な余剰牌は1巡でも多く持つな!

雀魂で一緒に対局した方の打牌になりますが、ちょっと余分な5ピンを持っていただけで放銃に繋がったもったいない牌譜を見つけたので共有させていただきます。当然、この方本人目線での解説となります。

※他者様の打牌選択の批評を行いますが、アカウント名は伏せており、批判することが目的なものではありません。ただ純粋に雀力アップのための牌譜検討です。

西は確かに要らない牌ですが

一萬や南など要らない牌を整理していき、手が整って来ているところに要らない牌である西を持ってきました。

不要牌を即ツモ切りが間違い!?

そのまま切ってしまいました。

このプレーヤーはそのまま西をツモぎってしまいました。
別に要らないのだからいいんじゃないの?って考える方も多いと思います。
しかし、勝ちたいのであれば、少しでもいい成績を収めたいのであれば一打一打しっかり考える必要があります。

手牌をよく見ると、筒子の「223」で順子にも刻子にも取れるターツとなっており、索子の「34」「66」、「白白」「發發發」と5ブロックありターツが足りている状態です。5ピンは余剰牌なのです。

ピンズを「22」+「35」と対子+嵌張と見ることもできますが、嵌張の4ピンが入ったところで234と見ることもできるので5ピンを使わずとも面子ができるし、結局他の対子のどれかを落としていきます。

つまり、西も不要牌ですが、5ピンも不要牌なのです。
じゃあ不要牌が2枚以上手牌にある時は、どの順番で捨ててもいいのでしょうか?

複数の不要牌を捨てる順番も大事!

上記のように聞かれると皆さんも分かりやすいかなと思うのですがいかがでしょうか?
やはり少しでも安全度が高い牌を残しておくべきではないですか?
そうなると下家も捨てている西の方が安全度が高い牌ですよね。

そのため西を切るべきだったのではないかと言えます。

5ピンを残す必要性がないか再確認

しかし、この打ち手はもしかしたら七対子も見て、赤5ピンを引いたらと考えて5ピンを残したかったのかもしれません。

しかしこの手牌を七対子と見るのはもったいないです。
何故なら、筒子の「両面+対子」、索子の「両面」「対子」、「白対子」「發暗刻」と形もよく、北の抜きドラも2枚抜いており、
白をポンすれば満貫が確定した状態で鳴いて進めることができます。
その凄い強い状態を無視して七対子に進めるには非効率過ぎるのです。

もし上記の形から仮に5ピンをツモっても、ターツオーバーのため七対子を見切って対子落としをするか、七対子に決め打ちするなら3ピンか3ソー、4ソー、發いずれかを切る必要があります。いわゆる面子手と七対子の両天秤には受けられないのです。赤5ピン受けのためだけに残す程の価値はないと言えます。

5ピンを残した末路

7ピンを持ってきたが…

5ピンを残した結果を見ていきましょう。西を切った次7ピンを持ってきましたがツモ切りしています。残せばドラの8ピンの受けが残りますが9ピンを切っていてフリテンになってしまいますね。

下家のリーチが入って面子が一つ完成

下家の親(私です)がリーチをしてきました。そこで2ソーを引いて面子が一つ増えてイーシャンテンになりました。

残していた5ピンを強打!

發の暗刻もあり、抜きドラ二枚に白の対子があり、形もいいため攻めるべし!ということで残していた5ピンを強打すると…

一発で親ッパネに放銃

見事当りとなり、親の跳満に放縦となりました。
残していた5ピンが本当に当り牌になったのは結果論ではありますが、避けることができた放銃であるのは事実です。

原因は明確です。

【無駄に危険牌を持っていた】

これにつきます。たった一度安全度の高い牌と入れ替えずに持っていたことで痛恨の放銃に繋がることがあるのです。

特に三麻は乱打戦になりやすいため、自分がアガルのか相手がアガルのかは紙一重です。
このようなちょっとのミスの積み重ねが成績を左右します。

ただ、もちろん状況と牌姿によってはブロックが足りていても理由があって余剰牌を持つこともあります。それについては複雑な条件や考え方が必要になるので追々解説させていただきます。

まずは危険な余剰牌を持たない!これを肝に銘じましょう!

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