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政治をみんなのものにすることを考えた日

先週の土曜日、友人の山田ちよこさんが統一地方選で埼玉県議員に立候補しているので、選挙活動のお手伝いに行ってきました!

一緒に街宣車から白手袋で手を振り、イベント会場でビラを配り、住宅街での演説をサポートしたり。お昼休みには不二家で女子4人でランチ。質の高い雑談での女子会はめちゃ楽しい!

選挙活動も楽しくしないとねー!と明るく笑顔で言うちよこさんの言葉通り、楽しく得るものが多い1日でした。

ちよこさんのtwitter
https://twitter.com/chiyoko_yamada

ちよこさんは私が主催した子どもの貧困問題を学ぶイベントに参加してくれた時からの友人です。

主催イベントの開催報告
https://katsumaweb.net/thread/5ad1fb9faf12d6451800587d

まだ小さい2人のお子さんのママ、旦那さんは福島に単身赴任中のちよこさんが、今の会社を辞めて立候補する!と決めた熱意は並々ならぬものがありました。

2人目のお子さんが保育園に入れなかった経験、周囲の見えない障害や非正規の低い労働賃金で苦しむ方、子どもの貧困問題などに心を痛め、社会を変えたい!と立ち上がった彼女の勇気と行動力に心から尊敬です!

これまで選挙活動に関わったことは無く、ましてや友人が立候補し、ざっくばらんに選挙活動について聞ける機会なんて皆無でした。

私自身、日本のジェンダーギャップ、シングルマザーと子どもの貧困問題を考えるにつけ、今の政治のあり方って果たしてどうなの?と疑問を持つことが多く、リアルな選挙の話を聞けたのは価値あることでした。

ちよこさんがまず言っていたのは、
「選挙活動そのものが男性的」ということ。

朝8時から夜8時まで選挙活動、夜の会合に出て当たり前。こんなの現役のお母さんがどう対応するの?って感じです。選挙や政治がしんどいものになると現役世代、特に女性にとってますます政治は「ヒトゴト」になってしまいます。

でも、子育ての当事者で、私も保育園に入れなくて辛い思いをしたんです、とビラを配ると、共感力の高い若いお母さんたちはちゃんと話を聞いてくれ、応援してくれていました。

有権者の半分の女性の当事者目線が必要で、多様な立場の人が政治に直接関わることでしか、本当に開かれた政治にはならないと肌で感じました。

政治分野における男女共同参画推進法が施行されて初めての統一地方選挙。過去最高に女性割合が多いとはいえ、まだ12.7%。
http://www.nhk.or.jp/politics/articles/lastweek/15973.html

選挙制度に詳しい慶応義塾大学の小林良彰教授のコメント
「有権者の半分が女性なので、本来、議員の半分が女性であってもおかしくない。今回の法律の最大の問題は、あくまでも努力目標で、何の罰則も付いていないこと。努力目標だけで男女平等を政治で実現することはできない。意識では何も変わらず制度でしか変わらない」

本当にそう思います。制度でしか変わらないことが沢山ある。マイノリティにも寄り添える制度を作るには、政治に女性が参画していくしかないんですよね。

残念ながら、私の住む地域には女性の立候補者すらいません。。でも子ども食堂で知り合った、熱意ある現市議の方が立候補しているので、その方に要望を託して応援しますが、女性の候補者が出てこない地域なんだなーと残念。。

ちなみに、選挙活動するに会社員を続けるのは無理だそう。兼業、副業はOKだけど、自営業などでないと時間的拘束時間を考えると難しいようです。

更に女性というだけで障壁がいくらでもあるという話。若い女性の候補者となるとアダルト画像や嫌がらせメッセージが沢山送られてくるそうです。いい大人が暇人かよ。。と言いたくなります(怒)

そしてお金も必要。選挙活動や供託金のために数百万の資金を自分で用意せねばなりません。
https://senkyo-rikkouho.com/rikkouho-hiyou.html

さらに、周囲の理解のなさも障壁です。ちよこさんが立候補するにあたり、近所に挨拶回りに行ったときのこと。年配の女性から
「こんなに子どもが小さいのに、そんなことして、ロクなことにならないわよ!」と心ない言葉を投げかけられて、思わず泣いてしまったそうです。。自分たちの時代を違うことをしようとすると拒否反応を示すのはむしろ同性なのかと悲しくなりました。。これが男性だったら絶対にこんなコメントないですよね。

そもそも投票率も低く、政治や支持する候補者について語ることすら、なんだか憚られる空気もある日本で、心ない言葉や多くの障壁にもめげずに日々選挙活動を続けるちよこさん。

遠方ゆえ何度もお手伝いにはいけないのですが、最後まで応援します!

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