漫画原作者 鍋島雅治

漫画原作者 映画化ドラマけされた「築地魚河岸三代目」「火災調査官・紅紅蓮次郎」「検事・鬼島平八郎」などの著作があります。https://twitter.com/SANNDAIME29https://www.facebook.com/masaharu.nabeshima

破綻を怖れないストーリー作り

録画「ズートピア」観る。周囲は絶賛の作品。
ややネタバレ注意。一応ぼかすけどね。

評判どおり、映像も、ストーリーもテーマの色んな暗喩も希望も素晴らしい。しかし、、、あまりにも予想どおりの過不足ない展開。主人公と相棒のキャラもまさに定型どおりよく出来ている。本当の敵の裏切り方も。まさに文句なし。最後の相棒の身の振り方は、出来すぎかな?とは思うが。

結論、すごくよく出来ている良い映画だけど

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柳家小三治さん、高畑勲監督を偲んだ最長マクラを聞いて思う二人の共通点、マンガにも通じる表現の塩梅の問題。

柳家小三治一門会を調布グリーホールで鑑賞。小三治さん脊椎の手術したそうで一年前よりもなおお元気になられたようす。何より。

マクラが長い事で知られる小三治さんだが、今回は今までで最長。
三分のニがマクラだった。落語は小言念仏をさらっとやっただけ。それでも小言念仏はつまらない人がやるとまるで面白くないがツボツボで見事に笑わせる。

なぜそんなにマクラがながかったかと言うとその前にジブリの高畑勲監督と

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悪役について。

脱稿。今回は難産だった。けど立ったキャラが書けた。悪役を書くのって楽しいなぁ。今回の悪役は「テーマを持った人間は持たない人間を利用しても許される。いや何をしても許されるのだ」という矜恃の人物。ベタで分かりやすすぎるかと思ったが一見、励ましているようだが、女性の主人公の肩に葉巻を持った手をかける男。という演出にした。自分へ不利な状況や敵にはすごく敏感なのだが、そういう事も平気でできる男。

「風立ち

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「絵が旨くても漫画が描けない人。絵が描けなくても漫画が描ける人」

先日、フェイスブックにおける僕の書き込みによる「ネーム切れる切れない問題」をもとに盛り上がり、各先生方がご意見くださったスレッドの僕の部分だけの抜き書きになります。著作権に慮り、僕のコメントだけにしましたがフェイスブックは全公開なので、もっと詳しく他の先生のコメントもお読みになりたければ、そちらをご覧ください。https://www.facebook.com/masaharu.nabeshima

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赤いメモパッド

赤い革のメモパッド。
見るたびに思い出す。
コーヒーの香り、苦いキス。
今はイタリアンレッドが
すっかりくすんで
うっすらと革に残る丸いシミ。
それは揺れる地面によろけた
君が、僕が差し出したメモパッドの上に
紙コップを置いたから。
だからはじまってしまった。
半年後に、
駅前のバスロータリーの
そのハンバーガーショップの
外の椅子に座って
襟を立てて手袋で包んだコーヒーを
君はすすった。
帰って

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「あなたにとって一番大切な物はなに?」

「あなたにとって何が一番、大切ですか?」
そう誰かに問われたり、己に問うた人はどれくらいいるだろう?
「仕事と私とどっちが大事?!」と問われた男女はけっこういそうな気がするが、正直な答えを言ったり聞いたりした人はあまりいないかもしれませんね(笑)
あらためて思えば、例えば家族にしても恋人や友人にしても、「大切な物。大事な物」の優先順位はけして同じじゃないだろう。
夫婦でも「夫が一番大事」な人の旦那

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