競馬予想ファクター〜調教編〜

前回は血統の触りの部分だけ触れましたがいかがでしたでしょうか。今現役で走っているコントレイルやデアリングタクト、そして昨年引退したアーモンドアイとそれぞれ種馬になったり、繁殖に入ったりとどんどん次の世代の馬が生まれます。(ダジャレみたいですいません。)1頭でも好きな馬を見つけるとずっと競馬を楽しんでいけますよね。

僕はハナズゴールやナカヤマナイト、トーセンラーなど同じ競馬場でしか走らない馬が好きでした。ナカヤマナイトなんか名前の通り中山競馬場得意ですよね。笑

すいません。かなり話逸れました。

前回の記事では血統について軽く触れていきました。よかったらあわせてこちらもよろしくお願いします!
https://note.com/sanndee777777/n/n2a796b571920

今回は第二弾調教編になります。

・調教

現在の中央競馬のトレーニングセンター、通称トレセンといいますが馬を一ヶ所に集めてトレーニングする場所があります。
トレセンが出来るまでは各競馬場でトレーニングをしていたみたいですが、昭和44年滋賀県栗東町(現在は栗東市)が出来たことで関西の競馬場でトレーニングしていた馬たちはこちらに集まりました。
関東では昭和53年に茨城県美浦村で完成し、関東の馬もこちらに集まり現在に至っております。

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コロナの前ですと、抽選ではありましたがG1の週の調教を実際に現地に見に行くことも可能で僕も一度だけ見に行かせていただいたこともあります。朝がかなり早かったですね。ほんと関係者の方には頭上がりません。この間凱旋門賞を勝ったクリスチャンデムーロ騎手と岩田騎手と写真を撮らせていただきました。これは栗東トレーニングセンターになります。


さて本題に入っていきます。一言で調教と言っても何を判断材料にすればいいのでしょうか。

トレセンの中でもコースが分かれており、美浦でも栗東でも一番多く使われているのが坂路コースになります。長くなりますので、他のコースに関しては今回は割愛させていただきます。

坂路コースとは文字通り、坂道になっており短い距離で大きな負荷をかけることにより瞬発力を鍛えております。

美浦は全長1200mのウッドチップコース、栗東は全長1085mのウッドチップコースになっています。

調教のタイムを見る前に競馬での距離の数え方がありますので、そちらを先に説明させてもらいます。

競馬では距離が長いため、200mを1ハロンという単位で表します。(正確には201.168m)またfurlongとも呼ばれ、1Fと表記されることもあります。

また、レースを予想する上で上がりタイムを参考にされる方も多くおられ、競馬新聞などでも表記されてますが、基本的に競馬でいう上がりタイムは最後の3ハロン(600m)のタイムを指します。

ちなみに1マイルは1600mになり、こちらはよくレースでも使われる距離になります。G1でいうと、マイルCSや安田記念などがこの距離ですね。

そして、基本的に調教を参考にする場合はラスト4F〜1Fのタイムを参考にされてる方が多いかと思います。

もちろん、タイムが速ければ速いほどいいのですが、問題は馬の手応えになります。これもよく競馬新聞に書いてありますよね。

①馬なり
馬の思うがまま走らせることを言います。持ったままとも言ったりします。基本的には余裕を残した状態です。この手応えでタイムが速ければ調子がいいと判断してもいいでしょう。

②一杯
馬なりとは逆に騎手が目一杯追って走らせるのを一杯と言います。この状態でタイムが出るのは当然なので、タイムだけで判断するのは禁物です。

タイムの基準としては
・美浦坂路
→ラスト4F52秒以下、出来ればラスト1F12.6秒以下

・栗東坂路
→ラスト4F52.5秒以下、出来ればラスト1F12.6秒以下

こちらを目安にしてみてください。
※ただし雨が降った場合などは馬場が重くなり、タイムも2秒以上遅くなることもありますので天気や馬場も考慮しないといけません。

ただ馬の個性によっても異なります。頭の良い馬は調教では本気で走らなかったりします。あとは同レース出走馬とのタイム比較も大事ですが、その馬のベストタイム(縦の比較)も把握しておけば勝負気配を見抜けたりもしますよね。

あくまで調教は馬の調子を見るものになりますので調教のみで判断するのは難しいかもしれないですが、一つのファクターとして楽しんでみてください。

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それでは皆さん楽しい競馬ライフを。

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