放浪者の名付け覚書

それなりに悩んで付けたので、自分でも由来を忘れないように書いておく。

風架紅葉(ふうかこうよう)、縮めて紅葉。
百人一首からの引用。

春道列樹(32番) 『古今集』秋下・303

山川(やまがわ)に 風のかけたる しがらみは
流れもあへ(え)ぬ 紅葉なりけり

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枯れ落ちた葉が流れに逆らって吹き溜まるところ、そこに美しさを見出すところ、「風に流されて」というところ、様々な点に名付け時点の「放浪者」を感じて。歌には込められてないけれど「しがらみ」というワードも彼らしく感じて、これを示す名前にしたいと思った。
しがらみは漢字にすると「柵」一文字で、ここからは少し捻りたい。構成要素を指して紅葉、由来を忘れないよう風架紅葉。
(しがらみに架けるという字が正しいかは分からなかったけれど、「風掛紅葉」は使えなかったため架とした)

色々あったけれど、この先続く人生を得てしまったには。これからも、(本人にとって煩わしさを伴うという意味も込め)「しがらみ」を得ていって欲しいなと思う。

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