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好きになるって、理由がある。

大学生の頃、友人にこう言われたことがあります。
「君って夜っぽい情景が浮かぶ曲が好きだよね。」
あー、確かにそうだなぁと思っていたんだけど、どうして夜が似合う曲が好きなんだろう?と明確な答えに辿り着けずにいました。


当時は夜中に課題やイラストを描いていたりすることが多くて、その作業BGMとして音楽を聞いていることが多かったんです。
就職してからは通勤の電車の中、帰宅してゆっくりしている夜の時間によく聞いていました。
もしかして音楽を聞く時間帯とか、その時に何をしていたかということも、曲の好みに影響してくるんでしょうか。


少し前にTwitterで「多感な時期である学生の頃に聞いていた曲は、大人になってからも好きなことが多い気がする」と呟いていました。
多分それもあると思う。
自分の中で好きな曲のジャンルだったり、テンポだったり、歌声だったり、楽器の音色だったり、色々なものを感覚が鋭い時期に受け取って「自分の好きなものフィルター」が出来上がるのかもしれません。


私はどこかで耳にして気になった曲は、とりあえず試聴したりCDを借りることが多いんだけど、その中で何度も聞いたり、記憶に残っている曲っていうのが「自分の好きなものフィルター」に残ったもので、イコール好きな曲ということになるのかな。

そして、主に曲を聞いている時が夜で、その時の気持ちや感情、テンションにぴったり合う曲だったから、好きになる。何度も聴いてしまう。そういう流れで、夜が似合う曲を好きになるのかもしれない。


それともう1つ。
夜が似合う曲と同じくらい、情景が浮かんでくるような曲も好き。
…というとかなり範囲が広いけど、小説のように前後の文に強い繋がりがあったりするような歌詞ではなく、ごくごく短い単語、断片的な短文で、何か物語や情景が思い浮かぶようなもの。
例えば、若い男性が星空の中、明日のことを考えながら寂しそうに土手を歩いている姿が思い浮かぶ…とかね。
小さい頃からイラストを描くのが好きなので、インスピレーションが湧くような、私の想像力をつついて刺激してくれた曲も好きになることが多い。


こうしてなぜ好きなのか考えてみると、感覚で好きになっているものもあるし、環境や時間帯いろいろなものが影響して好きになっていることもある。
そして意外と理論的に好きになっていることも。
好きになったのは自分で、自分のことなのに、よくよく考えないと気がつかないことが多いっていうのも不思議。自分のことなのにね。
「好き」の掘り下げ、またやってみたい。

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