タイムマシンに乗って20年前に就活していた僕に伝えたいことがある
超就職氷河期での就活
僕は「超就職氷河期」と言われる2000年と2001年に就職活動を行いました。2回あるのは就職浪人したからです。
当時はパソコンは普及しておりましたが、大学生がパソコンを必ず持っていたかというとそうではありませんでした。半分くらいの学生が、大学のコンピュータールームを利用して「リクナビ」などの就活サイトを利用していたように思います。
当時のバズワードは「IT革命」です。つまり、これからIT(インフォメーションテクノロジー)が来るぞ!という時代です。
バブルが崩壊して既に失われた10年が経とうとしていました。これからはITベンチャーだという声も多くある中、僕たち学生が目指したのは伝統のある大手企業や大手マスコミでした。
人気の就職先
人気(友達にドヤれる)の会社というとこんな感じでした。
・メガバンク
・大手商社
・テレビ局(キー局+NHK)
・大手新聞社
・大手出版社
・大手メーカー
・大手通信系
今もあるのかもしれませんが、「就職偏差値」が高い企業の説明会には多数の学生が押し寄せていました。ゼミや部活、サークルなどのコネクションを通じて、OB訪問をみんな頑張っていたように思います。
僕はというと、大学3年ぐらいの時はまだまだどんな人生を歩むかを模索していました。つまり「自己分析」ができてなかったのです。
就活失敗して自暴自棄になった
結果として、出版社を第一志望にマスコミ業界を受け続けたものの、全然面接が通らず心が折れ続けていました。大学の仲間たちから「内定」の報告が増えていくごとに僕は自分に自信がなくなっていきました。
当時から「終身雇用」はもう続かないと言われ始めていましたし、インターネットの時代になると言われていました。それでも、財閥系のメガバンクや商社、大手広告代理店、テレビ局などに潜り込めれば人生安泰=「勝ち組」だと思っていました。
僕はそんな会社に入れた友達がとても羨ましかったです。
結果として、僕は小さな出版社に潜り込んで漫画編集者になることができました。会社の規模感が小さいことや知名度が低い職場にいることがコンプレックスでした。
就活から20年後
20年が経ちました。
今どうなっているかというと、先に挙げた「勝ち組」企業の多くが、40代以上を対象とした「早期退職」などの人員整理を進めています。業種によってそれぞれ理由はありますが、大企業が推進役となって日本が世界で一定の存在感を出すことが難しくなってきていることがあります。
つまり、相対的に日本の経済力が低下しているのです。日本経済が強かった時に成立していたビジネスモデルの多くが今は通用しなくなってきました。
20年前、ソフトバンクの孫さんはインターネットが主役になる時代を信じて大きなチャレンジをしていました。他にも今では日本を代表するITベンチャーも生まれ始めた時代です。
しかし、当時、僕たち学生はそんな未来を夢見る会社よりも、名前のある大企業を志望してしまっていました。
もし過去に戻れたら
20年前から過去を見ることは「たられば」そのものです。でも、もしタイムマシンに乗って過去の自分に会うことができるのであれば、いい会社、有名な会社、大きな会社に入って優越感を持つようなことはするなと言いたいです。
小さな出版社に入った僕は、3回の転職の末、吉本興業に入社し、40歳で起業しました。意外となんとか生き抜くことができました。
就活に連戦連敗しても、諦めなければ絶対なんとかなると思います!多分。
最後まで読んでいただきありがとうございます。まだまだ僕の人生も続きます。もっともっと頑張っていきます。もし、僕に興味がある人は会社のHPかSNSまでご連絡ください。
でも、絶対僕に期待しないでください(笑)。ダメ人間です。
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こんにちは、株式会社パンダビジョンの佐野と申します!サポートをご検討いただき本当にありがとうございます😭