午後五

「TikTokまんが」創刊しました!~出版不況とまんがインフルエンサービジネス~

今の漫画業界ってどうなの

日本一小さなスマホ動画広告会社、株式会社パンダビジョンの佐野と申します。社員はまだ僕だけでやっています。

もともと僕は漫画編集者を経験し、いまでも、この世の中で、最もクリエイティブで夢のある仕事だと思っております。

僕の小学生からの愛読書は藤子不二雄A先生の「まんが道」です。F先生とA先生が手塚治虫先生に憧れて上京し、悪戦苦闘しながら人気漫画家となっていく青春物語です。そして、僕が新卒で入った会社の上司が手塚治虫先生の元担当編集者だったのはとても幸運な出来事でした。

漫画家になるためには、有名な漫画家さんのアシスタントとして腕を磨くか、出版社に持ち込みを続けるなどありますが、一番は各出版社や雑誌編集部が主催している漫画賞に入選して担当編集者をつけてもらうことだと思います。

しかし、僕が新卒のころの出版業界ですら、すでに出版不況と言われていましたし、現在はさらに深刻になっています。

日経新聞によると、紙の出版物の売り上げは約1兆2800億円となり、ピークだった1996年(2兆6563億円)の半分以下に落ち込んでいるとのこと。

それでも、まんがに関しては「キングダム」「ワンピース」のようなヒットコンテンツもあるし、大丈夫では…と思ってしまいます。たしかに電子書籍も含めると、1995年の単行本とコミック誌の合計売上約5,864億円から2017年は紙のまんが2,583億円に電子書籍1,747億円と、なんとか紙の売り上げの減少を電子書籍の伸びで補っているように思います。

しかし、雑誌単体でみると1995年に3,357億円あった売上が2017年には紙と電子合わせて953億円と激減してしまっているのです。

映画「バクマン」、ドラマ「重版出来!」で見られたような雑誌編集部の新人発掘機能も、このままでは弱くなってしまうと予想されます。一部の人気作家、有名作家への依存度は高くなるのではと思われます。

現在では、キンドルなどの電子書籍や、スマホ向けのLINEマンガなどの新しいプラットフォームも増えていますね。また、TwitterやInstagramで人気となり、書籍化する漫画家さんも増えています。

古き良き新人漫画家と編集者が二人三脚というスタイルはもうなくなってしまうのでしょうか?

TikTokとの出会い

そんなころに、僕はTikTokを仕事の関係もあり、使ってみたことがあります。やはり若い人向けなのかとも思っていましたが、ほかのSNSにはない魅力がある動画アプリと感じました。

まず、音楽が豊富に使えることで見る楽しみ、アップする楽しみが増える。15秒という短さも、次々と気になる動画を探すのに向いている。TikTokは、ダンス動画のイメージも強いですが、子育て、料理など様々なジャンルが混在しています。

一度、まんがコンテンツをテスト的に自分のアカウントで上げたことがありす。最初はまったく再生数も伸びなかったのですが、ある日急に再生数が伸びて、なんと9万再生までいきました。

TikTokの動画レコメンドアルゴリズムは詳しく知らないのですが、YouTubeと比べても、無名な人がバズに出会う可能性はとても高いです。

「TikTokまんが」はじめました

bosyuというサービスを通じて、今回問い合わせていただいた方の中から3名の若手漫画家さん、イラストレーターさんにお仕事をお願いすることができました。

東町青従さん
http://vt.tiktok.com/JUuSYU/

あゆくま☆さん
http://vt.tiktok.com/JUSWmT/

ひあさゆいみ さん
http://vt.tiktok.com/JULHmy/

今後も、随時TikTokの弊社アカウントにオリジナルまんがをアップしてきます。あまり目先の再生数のことは考えず、試行錯誤しながらヒットを目指していければと思っています。

最終的には、漫画家さんにインフルエンサーのように有名になるきっかけをつかんでいただいたり、企業様のPRのお手伝いをさせていただき、きちんと漫画家に報酬を払える仕組みを作れたらいいなと思っています。

少しでも気になった方、お問い合わせ待ってます!

TikTokについては、改めてまとめていきたいと思っています。

作業BGM Cornelius / 69 96

画像1

株式会社パンダビジョン アカウント
ID: panda..kawaii

お問い合わせは株式会社パンダビジョン公式HPからお願いします!

株式会社パンダビジョンにご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
取材依頼もいつでもお待ちしております。

会社名:株式会社パンダビジョン
代表取締役:佐野篤
設立日: 2019年6月3日
所在地:東京都渋谷区代々木
コーポレートサイト:https://panda-vision.co.jp/
お問い合わせ:info@panda-vision.co.jp


この記事が参加している募集

コンテンツ会議

こんにちは、株式会社パンダビジョンの佐野と申します!サポートをご検討いただき本当にありがとうございます😭