実家が全焼したサノ

■実家が全焼したことのある新橋のサラリーマンです。■毎日、切なかった出来事を投稿してい…

実家が全焼したサノ

■実家が全焼したことのある新橋のサラリーマンです。■毎日、切なかった出来事を投稿しています。 ■大学院で経営学を学びましたが、経営していたBARは潰れました。■親が始めたカフェの食べログの評価は2.9です。

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父が亡くなった話

こんにちは。 実家が全焼したサノです。  僕の父は、アルコール依存症でした。  父は普段は心優しいのですが、 お酒を飲むと、知らない人と よく殴り合いの喧嘩をしていました。  いつも喧嘩をすると、 相手は無傷、父は血だらけでした。  それなのに父は  「今日も引き分けやったな・・・。」  と僕にだけ聞こえる声で 虚勢を張っていました。  そんな父なので、母はある日、 家を出て行ってしまいました。  それからしばらくは、 僕と父で二人暮らしをしていました。 

    • 間違えてVIP待遇を受けた話

      こんにちは。 実家が全焼したサノです。 もう何年も前の話ですが、 大阪に住んでいた頃、 当時お付き合いしていた彼女と、 リッツカールトンという 高級ホテルに宿泊したことがありました。 当時の僕はお金に余裕が無く、 かなり背伸びをしてホテルを選んだので、 予約した部屋は1番安い部屋でした。 立派な部屋でないことは 彼女にあらかじめ伝えていたものの、 それでも目を輝かせて喜んでくれました。 僕はホテルに行き慣れているわけでもないので、 彼女をエスコートしつつも、 内心、と

      • カジノで感情を失った友人の話

        こんにちは。 実家が全焼したサノです。 僕は数か月前から、 ポーカーをやり始めました。 まだルールを覚えたばかりですが、 オンラインゲームでは、 少しずつ勝てるようになりました。 そして先日、僕とほぼ同時期に ポーカーをはじめた友人と、 アミューズメントカジノ (お金を賭けないカジノ)に 行こうという話になりました。 ポーカーは、ポーカーフェイスという 言葉があるように、 感情を悟られずに相手の感情を読む戦いです。 だけどオンラインでは互いの表情を 読むことはできな

        • 美容整形した話

          こんにちは、 実家が全焼したサノです。 突然ですが、先日僕は 目を二重に美容整形しました。 僕は自分の顔をイケメンだと 思ったことはありませんが、 見た目が原因ですごく嫌な思いを したこともありません。 イケメンを見るたびに 「イケメンの人生送ってみたいなぁ」と 人なみに思うことはあるものの、 30年以上この顔で生きてきたこともあり、 馴染みのある顔ではあったので、 わりと満足していました。 それでも今回、 整形してみようと思ったのには いくつか理由があります。 1

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          親ガチャの話

          こんにちは、 実家が全焼したサノです。 最近、「親ガチャ」という言葉が話題です。 生まれる際に親は選べないため、 経済力や容姿など、あらゆる境遇が 運で決まるということを、ガチャガチャに なぞらえた表現だそうです。 確かに僕も人生は、 ほとんど運だと思っています。 人生の成功の定義は 人それぞれだと思いますが、 なんらかの成功をおさめるには、 「才能」「努力」「環境」「運」の 4つの要素が大切だと僕は思っています。 そしてこれら4つの要素のうち、 「才能」「環境」は

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          天才に憧れた話

          こんにちは。 実家が全焼したサノと申します。 小学生の頃、僕は本気で 魔法使いになりたいと思っていました。 ハリーポッターの世界に憧れていたからです。 ハリーポッターを読んでいると、 まるで本当に魔法の世界が あるように思えてきて、 ハリーポッターという作品は、 魔法使いによる人間界への暴露本 だとすら考えていた時期もありました。 魔法使いになりたいと願い、 具体的に何をしていたのかと言うと、 道端に落ちている木の枝が、 魔法の杖じゃないのか確認するため、 木の枝を拾っ

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          「多様性」と「多面性」

          こんにちは。 実家が全焼したサノです。 僕は今から10年以上前ですが、 ホストクラブで働いていました。 ホストクラブは、僕の人生の中で 最も多様な人たちが集まる場所でした。 僕の初めて出来たお客様はシンガポール人で、 お客様の中には官僚の方もいれば、 風俗嬢の方もいました。 バイセクシャル、同性愛者の方もいました。 同僚は僕のように親がいない人もいれば、 エリート家系で育った高学歴の学生もいました。 仲良しの先輩は 「借金していないと生きている実感が無い」 という地獄み

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          ネガティブの乗りこなし方

          こんにちは。 実家が全焼したサノと申します。 先日、大阪経済大学で、 講演させていただく機会がありました。 「ネガティブの乗りこなし方」 というテーマでお話しました。 このテーマで話したいと思ったきっかけは、 ふとTwitterで「就活」と検索した時でした。 関連ワードの「死にたい」という言葉を見て、 胸がぎゅっとなったのです。 誰もが人生で苦しい瞬間があると思います。 そんな時に少しでも気が楽になるといいと思い 話すことにしました。 学生に限らず、今辛いと感じてい

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          弱者こそが強者の世界

          先日、The Breakthrough Company GO という広告会社の代表、 三浦さんとサウナに行きました。 写真は、令和版のトトロではなく、 サウナを楽しむ三浦さんです。 三浦さんと色々なお話をしましたが、 僕が特に印象に残ったのは、 「今の時代、強い人はSNSで応援されない」 と何気なく言った三浦さんの一言でした。 三浦さんと別れた後も、 なんとなくその一言が頭に残っていました。 昨今、強者(に見える人)が 叩かれやすい風潮にあることは 誰もが感じてい

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          小学校で貨幣制度が崩壊した話

          こんにちは。 実家が全焼したサノと申します。 僕の通っていた小学校では、 毎年冬になるとマラソン大会がありました。 小学生の頃は足が速いとモテるので、 特に男子は一生懸命取り組んでいました。 しかし当然ながら競争なので、 走るのが得意な人もいれば、 不得意な人もいます。 同級生のぽっちゃり体型の クボ君は、毎年ビリでした。 ビリだからと言って 差別されることはありませんが、 本人からするとやはり 気持ちのいいものではありません。 ある年のマラソン大会、 クボ君は壊

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          危険な組体操の話

          こんにちは。 実家が全焼したサノと申します。 僕の通っていた小学校では、 毎年6年生になると運動会で 組体操をすることが決まっていました。 毎年やることはほとんど同じですが、 一応毎年テーマがあり、僕らの代は 「世界旅行」というテーマに決まりました。 例えば、 フランス旅行という演目では エッフェル塔を作ったり、 エジプト旅行という演目では ピラミッドを作ったりします。 とはいえ、組体操だけで 各国を表現するのは難しかったので、 組体操で表現できない国は、 ダンスをし

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          好きな子の部屋で放尿した話

          こんにちは。 実家が全焼したサノと申します。 大学生の頃、僕は幼馴染から こんなことを相談されました。 「最近好きな子ができたんやけど、 その子の家に行くことになってん。 でも2人で遊ぶと緊張するから、 サノもついて来て欲しい。」 家に呼ばれるくらい好印象なら よっぽど変なことをしない限り 2人で遊んでもうまくいくと思いましたが、 幼馴染はかなり奥手な性格なので、 僕は了承し、ついていくことにしました。 当日、幼馴染と先に 待ち合わせして作戦会議をおこないました。

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          おっぱいがスープカレーになった話

          こんにちは。 実家が全焼したサノと申します。 僕は大学生の頃、 冬休みに友人と北海道旅行に行きました。 札幌に着くとすぐにジンギスカンや 山盛りのいくら丼などを楽しみました。 どれも美味しく、 食事に満足した僕たちは 少し浮かれてしまったのか、 人生で初めてキャバクラに 行くことになりました。 友人は 「キャバクラとか余裕だし」 とキャバクラが余裕な人は 絶対に言わないであろうセリフを 何度も念仏のように唱えていました。 案内所のお兄さんにお店を紹

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          ポケットからキュンした話

          「ポケットからキュンです」 という歌が若者を中心に流行っています。 「キュン」とはトキメキをあらわす言葉です。 しかし、僕がその歌で思い出すのは、 亡くなった祖母のことです。 大学生の頃、僕は祖父母と 3人で暮らしていました。 特に不自由はありませんでしたが、 世代の違いなのか宗教上の違いなのか、 たまに祖母は僕から見て おかしなことをしていました。 その1つに、 「ポケットに塩を入れてくる」 というのがありました。 祖母は、僕の全ての衣類と鞄のポケットに、 『小袋

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          友人が亡くなった話

          こんにちは。 実家が全焼したサノと申します。 僕は新橋の広告会社で 営業として働いています。 僕はホストクラブやバーで働いた後、 28歳で新卒入社したので、 同期とは結構年齢が離れています。 「醜いアヒルの子」みたいにならないかな、 と不安でしたが、実際に入社してみると 同期は僕にも優しく接してくれました。 入社式では一人一人挨拶しますが、僕は 「私は実家が火事で全焼した話をしたら 採用していただけました。」 「実家のように 完全燃焼できるよう頑張ります。」 と

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          過激なエッチで身を滅ぼした話

          こんにちは。 実家が全焼したサノと申します。 皆さんがエッチなことに 興味を持ったのはいつからでしょうか。 僕がエッチなことに興味を持ち、 エッチな動画を初めて見たのは 中学生の頃でした。 当時は携帯の通信費が 定額制でなかったため、 エッチな動画を見るのにも 細心の注意が必要でした。 つい動画を見すぎてしまい、 何十万円もの通信費を請求される 若者が後を絶ちませんでした。 だから当時の中学生は、 最短距離でお気に入りのエッチな動画まで 辿り着くスキルが求められて

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