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便利な社会に取り残されヨガマットで生活した話

こんにちは。
実家が全焼したサノと申します。

あらゆるものをネットで
購入できる世の中ですが、
僕は最近までネットで買い物することに
とても怯えていました。

その原因は、2013年。
僕が生まれて初めて
ネットショッピングを
利用した日にさかのぼります。

当時の僕は、
軽い腰痛に悩まされていました。

それを少しでも解消したいと思い、
マットの購入を検討していました。

そんな時に、たまたまネットで
マットが売られているのを見つけました。
しかも格安セール中で、
1500円で売られていました。

僕は少しも躊躇することなく、
購入を決めました。

そして注文してから4日後、
届いたのはこちらです。

届いたのは、
ベッドのマットではなく、
ヨガマットでした。

クリック1つで
どうしてこんなにも
悲しい思いをしなければならないのか
わけがわかりませんでした。

しかし捨てるのはもったいないので、
この日から僕はヨガマットを寝床に
するようになりました。

最初の1週間は地獄でした。

ヨガマットは
すべり止め効果に優れているため、
寝返りすら満足にできません。

改めてヨガマットは、
ヨガのために作られた代物なんだと
感じることができました。

しかし、1ヶ月もすれば慣れてきます。

そして気付けば3ヶ月間、
僕はヨガマットを寝床にしていました。

その結果、僕の腰は壊れました。

社会はどんどん便利になっているはずなのに、
その便利な社会に取り残されて、
ヨガマットの上で不便な生活を送っている
自分に対し、なんとも
情けない気持ちになりました。

その後、ドンキホーテで布団を買ったら、
腰痛はなおりました。


いただいたお金は、切ないことに使います。