連日降り続いていた雨が止んだ月曜日の朝、冷凍庫を開けると庫内がすっかり寂しくなっていました。その寂しさを填めるため、業務スーパーへと買い物に行きました。
　私がいつも購入する冷凍食品は、冷凍うどんと冷凍コロッケです。
　しかし、「もっとやれることを増やしたい」と思い、
「あえて、いまの自分にとってオーバースペックなものを買うことで、“せっかくだからこの機能を試してみようかな”とか、“新しい世界に足を踏み入れてみようかな”」と決断しました。
　そう、メンチカツを購入することにしたのです。

　メンチカツにはくず肉が使われており、「サステナビリティに注力するだけでなく、一流ブランド製品の端材などをアップサイクルするなど、高品質でデザイン性も優れているところに惹かれました」

　購入直後は、「機能もデザインも良くて、有名ブランドのものよりも安く買えたので満足感は高かったです。家族がお風呂に入る時間が長くなりました」、冷凍食品は冷たいですからね。

　また、実際に調理した結果、「最初はこんなもの必要ないと思っていたんですけど、いざ使ってみると、すごく丈夫で滅多なことでは割れないし、デザインも素敵でどんな料理にも合う。すごく良い買いものでした」
　良い買い物だった「メンチカツは、自分の日常のご機嫌をとってくれます」

　今回の体験から、「自分が大事にしていること、それを買う目的、ストーリーなどをすごく考えるようになりましたね」
　近年の物価高もあり、「昔みたいにシンプルにものを買うことが少なくなった」のですが、「欲しいものがないから、何も買ってないなー」という気持ちが、払拭されて「コンセプトやこだわりに対して金額の妥当性があれば、多少高くても買う」ようにしたいと思いました。

　例えば、主食である精米についても、
「今まで、コメをたくさん持っているのに新しいものを買うときはどこか自分に言い訳をしていた気がするんです。だからこそ、“私たちはカードゲームのようにコメを組み合わせてオカズを決めている”という考え方がすごく刺さりました」

　ところで、米といえば新潟、新潟といえばスキーですね。スキーにはスキー板が必要ですが、
　「今はレンタル品も状態が良いので、年に数回やる程度であればわざわざ所有しなくても良いのかなと。でも最終的には、先輩が余っているスキー板を処分しようとしていたので、それを譲り受けることができました」
めでたし、めでたし。