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「隣人」を殺さないためのミソフォニア対策

難易度★☆☆☆☆
できるだけ室内にはいないこと。公共図書館などで起きている時間の半分以上は過ごす。どしゃぶりでなければ二時間ほど散歩する。静止していると人はますます周囲ノイズに敏感になる。

難易度★☆☆☆☆
在室中はホワイトノイズ(あらゆる周波数の音がミックスしたザーという音)をラジオで常に大きめに鳴らしておく。さらにもう一台のラジオではFM等の音楽番組などをかけておく。テレビがあればそれでもいい。ブルートゥーススピーカーでユーチューブの音楽をずっとかけておくのもいい。

難易度★☆☆☆☆
あまりに辛いときはウェブ上のブログなどで怒りをぶちまける。「隣人デスノート」でもいいし雑談系の掲示板でもいい(ただし実名や住所などをあげての「誹謗中傷」は御縄になる可能性があるので注意すること)。「同じような苦しみ」にのたうち回っている「仲間」たちがいることを確認するだけでも多少は「怒り」が沈静化する。ちょくせつ相談できる友人などがあれば話してみるのもいい(ただしミソフォニアの苦しみはほとんど当事者しか分からない。「気にし過ぎ」とかあしらわれ余計に孤独感を深めることも少なくない)。

難易度★★☆☆☆
あまりに辛すぎて発狂寸前の際は、「いつでも引っ越せる」「いつでも死ねる」「病院行けばきっと治る」「こんなに敏感なのは今だけだ」「隣のジジイは明日死んでいるに違いない」などとひたすら脳内で繰り返し、「この途轍もない不愉快」がいつまでも続くわけではないことを「客観的」に自覚すること。

難易度★★★☆☆
この殺意が本物らしいぞと危機感を感じた際はひたすら「あんな虫けらは殺すに値しない」「ゴミを殺しただけで檻に入るのは割に合わない」などとひたすら無我夢中に唱え、「落ち着き」を取り戻すこと。ネネちゃんのママがやっていたように、ヌイグルミのようなやわらかいにものをとうぶんのあいだ殴り続けること。

難易度★★★★☆
長時間着用していても耳が疲れにくい耳栓を探すこと。在室中はほとんどの時間、イヤホンで音楽などを聞いて過ごすか、耳栓をしながら本を読んだりすること。

難易度★★★★★★★★★★★★★★★★★
「隣人」に対し、あの人もこんな生きにくい世界で大変だな、と「人間愛」を実践すること。万人を赤子の如く愛せる聖人になろうと努めること。ひいては生きとし生ける全ての命を愛すること。

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