佐野 景子

ガラスを素材に作品制作しています。http://www.sanokyoko.net

ダブルひとりプレー

91歳になる母方の祖父がいる。

本人に伝えたことはまだないが、アルフに似ていて、キュートだ。

「アルフ」がピンとこない方はぜひ調べていただきたいところだが、ワンクリックの動作をいかに減らすかにしのぎを削るインターネット時代において、それはあまりに手前どもの怠慢。なので説明すると、「顔と手足以外は毛むくじゃらのカンガルーとツチブタのあいのこで、つぶらな瞳が可愛らしく、声は所ジョージ。」

それが

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腑に落ちない「負」との出会い

大人になると、左右に並んだ間違い探しのイラストくらい「昨年」と「今年」の違いが小さい。身長も伸びないし、歯も生え変わらないし、声変わりもしないから、1年後の自分が結構上手に想像できる。

でも、子供の頃の1年は毎年はっきりと違ったし、毎年がブランニューイヤーだった。ほー、眩しい。

その中でも特に、小学六年生と中学一年生とは、「一年の差」では計れない程の隔たりがあるように思う。30歳をほどほどに過

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「未来は常に過去を変えてる」

渋谷ヒカリエにて4月8日から始まった「マチネの終わりに」展、昨日の4月18日をもって会期が終了いたしました。
お越しいただいた皆さま、noteにスキのリアクションをしてくださった皆さま、どうもありがとうございました。

今回は、展示した作品「未来の空気」についてちょこっと書きたいと思います。平野啓一郎さんの小説「マチネの終わりに」とのコラボレーションということで、なけなしの感受性をフル稼動させなが

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マチネの終わりに、はじまりはじまり。

はじまりはじまりとか言いながら、もう始まって3日が経った平野啓一郎さんの小説「マチネの終わりに」とのコラボレーション作品展。

昨日4/10(土)は、オープニングのイベントが盛りだくさんで、とても充実した1日となりました。平野さんと挿絵担当の石井正信さんの対談にはじまり、展覧会出品作家によるトーク、平野さんと福田進一さんの対談&ギター演奏、サイン会まで...もうよりどりみどりの充実ラインナップでし

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マチネの終わりにスペイン料理

台風が来て、大雨が降って、電車に乗ればみんなのスマートフォンから一斉に避難準備情報発令のアラームが鳴るような日。
そんな日の夜(9月9日)、平野啓一郎さんが現在連載中の小説「マチネの終わりに」のコラボレーション企画に参加している作家のみなさんと、担当のスタッフの方々とスペイン料理を食べながら、小説や、今後の作品制作のことなどを話しました。スペイン料理(蒔野と洋子がはじめて出逢った日に行ったのがスペ

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