ぼくたちの現在地2024〜LIFE is EASY?という名の副題〜
まずはじめに、このたびの令和6年能登半島地震により被害にあわれた皆様に謹んでお見舞い申しあげますとともに、被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申しあげます。
また、現在も復旧に懸命に取り組まれている住民の皆様および関係者の皆様に敬意を表します。
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2024年1月7日。
DIALOGUE+ LIVE 2024 のライブに行きました。
新年早々、DIALOGUE+と共に過ごすことができて本当に幸せでした。
まだまだ余韻が抜けず、セトリのプレイリストを聴き回して過ごす日々です(^^)
今回、DIALOGUE+ライブの感想ブログを書いてみました。
内容は2つに分けています。
ライブ自体の感想については【1】で、しがないおたくの妄想話は【2】に書き分けています。
【1】ライブの感想
今回のライブは、OPムービーから始まりました。
前回のライブ『フレンドファンファーレ群馬公演』の際は、堀崎さんの長編ギターソロから始めるロックな開幕でしたが、それとは対照的で最初からメッセージ性の溢れるライブ展開で、映画の予告編を観ているような気持ちになりました。
1曲目は『Sincere Grace』
待ち望んでいた1曲目がきた瞬間でした。足並みを揃えて登場されるメンバーさんたち。純白の衣装と胸元できらめく宝飾が目に入りとても綺麗で、DIALOGUE+1ツアーのステージ衣装を彷彿とさせました。
3年ほど前に観たDIALOGUE+1ツアーの景色と似ているような.......けれど8人の凛々しいその表情が、過去のステージングとは違う事を確かに物語っているかのようでした。
DIALOGUE+1ツアーの際にセトリ1曲目に期待されていた曲が、3年越しに今回のライブで披露され「観たかった景色」が再現された瞬間は「シンシア待ってた!」と唸りたくもなりました。
ライブ直前にSNSでベストシーンが紹介され、総合Pが『朗読〜Sincere Grace』を挙げており、以下のようにコメントを寄せていました。
今思うと「Sincere Graceが1曲目にくるからね」という伏線だったのかな、と思い起こして、微笑ましくなりました。
そして『Sincere Grace』の歌詞
この歌詞にように、今回のライブテーマを1曲目から明示されているかのようでした。
今回のライブは通過点であり、到達点ではない。
そのようなメッセージをライブ冒頭に置いてきてくれたことで「史上最大規模だからといって今日が最後ではないし、まだまだDIALOGUE+といられるんだ!」という気持ちになり、そしてそれを、新年早々知れたことがとても嬉しかったです。
結成からさまざまな困難を迎えながらも、メンバーさんもスタッフさんも含めて、雰囲気がポジティブな方向に動き出したフレンドファンファーレ公演からの流れを考えると「感情曲線はちゃんと上を向いた」という言葉は、今のDIALOGUE+に最適な響きになっているように聞こえました。
そしてその言葉の後に発せられる、ゆりにゃさんの「輝きになれ」という歌声。
優しくて、寄り添っていて、でも力強くて、彼女の放つ言葉には言霊が宿っているように感じます。
余談になってしまうのですが、私はゆりにゃさんの左手の表現が好きです。(←怖)
『Sincere Grace』の「輝きになれ」や『透明できれい』の「君といたいよ」の時に、左手を伸ばして遠くを指し示すような振り付けがあるのですが、定型なのか、彼女独自の表現なのかは知りませんが、おおよその場合、手のひらが下を向いているんですよね。
手のひらが上だと、望んでいるものを受け取る、すくい上げるような、"近しい"ものを手に取りたい表現に見える一方、手のひらが下向きだと、すくい上げるには、まだ遠い距離のあるものを、"見えてはいるけど届かなくて掴もうとしている"雰囲気があって、儚げに見えるし、それを追っているゆりにゃさんがとても神々しく見えます。ゆりにゃさんのこのライブ表現がとても好きです。
『Sincere Grace』の後は『人生イージー?2023』で早くも会場のボルテージを高めていましたね。
まなつさんが「なんちゃってぇ〜」と歌った後に音源では聞いたことないようなメンバーさんのセリフが聞こえた気がしたのですが、8人一斉歌唱なので苦しくも解読できず。
今回の『人生イージー?2023』では、皆さんどんな風に仰っていたのでしょうか?やかんちゃんだけ少し文字数多めに発言していたような気がしたのですが…尺ギリギリまでずっと何かをまなつさんに訴えるように言っていて可愛かったです。
半年ほど前(DIALOGUE+ summer Live)は「頑張って!頑張って!」のところで、ゆりにゃさんとさっぴさんが2人同時にジャンプするシーンで感慨深くなっていたりもしたのですが、今はそれも全部ひっくるめて楽しめる安心感に変わっていました。
払拭したとか、乗り越えたとか、そういう言葉尻の強い表現ではなく、今のDIALOGUE+はきっと大丈夫というような安堵感に近いものでした。
続いて『謎解きはキスのあとで』→『1000万回ハグなんだ』へ。
『謎解きはキスのあとで』はイントロが、DIALOGUE+1ツアーの時を彷彿させるようなアレンジで再現されていて、聞いた瞬間は胸が高鳴りました。
Zeppツアーの時もアンコールでセトリ入りされていましたが、本編のセトリに組み込まれたのは久々のような気がしました。
1年前の事であるのに、とても懐かしかったです。ゆりにゃさんが帰ってきてくれて、さっぴさんが喉の不調を抱えながらもステージに立ってくれて、Zeppツアー公演2回目で、万全な2人揃った『謎解きはキスのあとで』が見れた時は本当に嬉しくって...そんなことを思い出しながら今回の公演を聞いていました。
そして2人ともお声が整っていて、綺麗。
「口から音源」という表現は演者さんの考え方によっては褒め言葉にならないこともあるので言葉選びに迷うところでもあるのですが、透明感ある歌声と、高音で安定したピッチと、愛嬌あるセリフ回し。何度聞いても癒されます。
『1000万回ハグなんだ』は、今回のライブで一番聞きたかった曲だったのでとても嬉しかったです。
「愛おしいこんな日々がずっと続きますように」という作詞は今あるDIALOGUE+楽曲の中で最も好きな言葉です。
できることなら、2024年の年初めにこの言葉が聞けたらいいなと願っていたのですが、1ブロック目の最終セクションで演奏して下さり、本当に有り難かったです。
次に第2ブロックへ。
祝『I my me mind』復活!?わーい!
DIALOGUE+スタッフ配信で『I my me mind』の経緯についてお話があったので今回は絶対にセトリ入ってくるだろうと素振りをしていた楽曲でした。
フォロワーさんの中にも何人か予想を立てて、当日まで素振りをし始めるタイムラインは見てて大変面白かったです。
ゆーなさんとまゆゆさんのキレキレな動き、歌声が相変わらず最高でしたね!
曲が帰ってきた時、X上では「曲が帰ってきた、ありがとう!」とつい言いたくなるのですが、ここでは言語化をサボらずにいうと、本当は「曲が帰ってくれるよう努力してくれて、メンバーさんありがとう」なんですよね。また聞くことができて嬉しかったです。
そのあとは『にゃんぼりーdeモッフィー!!』→『来世なんて待ってらんない』と続きました。
『にゃんぼりーdeモッフィー!!』のイントロの、まゆゆさんのあおり「きょんちゃんみたいに可愛く〜」が面白かったです。
「それは無理ある〜笑」と内心叫びながら、双眼鏡スタイル準備しちゃうのがオタクの性。
観客の私たちが可愛いDIALOGUE+を見たがっている一方で、DIALOGUE+からも可愛いオタクが見たいんだぞ!みたいな暗黙のやり取りが生まれていて、もどかしい気持ちになりました。笑
メンバーさんの長所を積極的に発信してくださるまゆゆさんの人柄・プロデューサー的な視点が好きだったのですが、ライブMCでも惜しみなく発揮されていて素敵でした。
『にゃんぼりーdeモッフィー!!』って、初めて音源で聞いた時は今までのDIALOGUE+楽曲とは一線を画す存在のように感じていたので、どんなふうになるんだろうと思っていたのが率直な感想だったのですが、1年近くセトリに入ったことで、演者にも観客サイドにもたくさんの猫養分が蓄積されて、どのブロックに入っても盛り上がれる強い楽曲になった感じがしました。(猫吸いならぬ猫注入)
私は振りコピとかは全く得意でなくてペンラを振ってるだけの人間ですが『にゃんぼりーdeモッフィー!!』の時だけは、振りに合わせて踊ってみたりすることができる数少ない特別な楽曲の一つです。
次曲『来世なんて待ってらんない』へ。
違和感なく場面転換がされた気もしたのですが、それは第一声を放つ寧々さんの演技力たる所以なのかな、とも思いました。
『にゃんぼりーdeモッフィー!!』のような、いたいけで可愛い雰囲気の楽曲に対して、恋する女性の心情を映し出す甘酸っぱい雰囲気が会場を満たしたのは、歌いだしのタイミングで、寧々さんの声色と表情、つまり演技力が、セトリの流れをガラッと変えたように見えました。
『絶景絶好スーパーデイ!!』では、イントロが3回繰り返されましたね。過去に『花咲く僕らのアンサーを』でもこのような演出がありましたが、実際に会場で聞くと「フェイントだ!いつくる!?」となって相変わらずドキドキします。
メンバーさんが陣形を整えたまま、右行って、左行って、最後に正面を向いて行進されるパフォーマンスは、立体的で素晴らしかったです。
陣形最前線で指揮するゆりにゃさんが可愛かった!
『来世なんて待ってらんない』の「ラララ」のハモリに聞き惚れていたら、今度は視覚的に魅せられて良い意味で困惑しちゃうというか、DIALOGUE+のこういった視覚的なアクションが大好きです。
DIALOGUE+は聞いても、観てても、両方で楽しめるところが最高!
場面は第3ブロックへ。
暗転後、バンドセッションが始まり画面上に映し出された「AYAFUWA ASTERISK」の文字とともに『あやふわアスタリスク』のイントロが流れました。刺激的でかっこい演出。
2023年では、DIALOGUE+ summer live(昼の部)とTIFで演奏されたようですが、私はどちらにも参加できなかったので、puzzle公演以来の『あやふわアスタリスク』でした。
生きててよかったぁ〜!
今回、女限の絶景絶好シートで観覧していたので「カガミアワセ」のところでメンバーさんたちの表情の移り変わりを詳細に見ることができ、感無量な気持ちでした。
先ほどまでの愛らしいご表情とは正反対の真剣な眼差しが印象的。普段はなかなかこのような距離で見ることができなかったので、席に対して「よかった」と思えたのは、この瞬間だったかもしれません。
また、『あやふわアスタリスク』の斜めの陣形「\(こんな形)」のシーンでは、メンバーさんの横顔と、流動的な横の動きを下手の座席から見たのですが、今までに見たことのない位置から観覧だったのでとても新鮮な感じがしました。
ゆーなさんの身のこなしが、バレエやミュージカルを見ているような繊細な表現でとても綺麗でした。
次に『MAHOROBA-Deli』→『うしみつあっパレイド』。
セトリ後半に入るも動きの激しい楽曲が続きました。息の上がる大変なセクションのはずなのに踊りきるメンバーさんの持久力を感じて、ここでも強くなっているDIALOGUE+の姿を実感。
この持久力を作るのに、一体どれだけの努力をされたのでしょうか。(DIALOGUE+、本当にすごい!)
そしてまゆゆさんの「うしみつに集いし私たち」というライブならではの歌詞改変からの『うしみつあっパレイド』。
これは予想外のセトリ繋ぎでした!
まゆゆさんの言い切った後のニヤッとした自信満々のあのご表情、本当、生命力がみなぎっていて最高。勝ち誇った感じのたたずまいも素敵でした。
言わずもがなですが『うしみつあっパレイド』は過去ライブでも立証済みの会場爆あがりソング。
きょんちゃんの「バットムードはちゃっちゃっとやり込みな」に続く「へい!×4」のコールや手拍子など一体感で満たされていました。
そして第4ブロック。
映像演出→『かすかでたしか』→『好きだよ、好き。』のセクションでした。
先ほどまでの熱気あふれる会場の雰囲気とは一変して、メンバーさんの歌声だけが響き渡る神聖な場面となりました。
『好きだよ、好き。』のアカペラ演出では、メンバーさんたちが向き合いながら合唱を。
『DIALOGUE+1stライブ ぼくたちのかくめいオンラインライブ!』のオマージュ構成で、MV国際フォーラムや山野ホールの景色が目に浮かびましたね。
今まで聞いたことのないくらい純度の高い歌声とハーモニー…すごく綺麗でした。
第5ブロック。
メンバーさんがステージからはけてイマジュンさんの長編ピアノソロが始まりました。体感として3〜5分くらい。
残響レコードで聞くようなエモーショナルな曲調で、熱気に満ちた会場が徐々に鎮静されるような肌感覚がありました。
メンバーさんのパフォーマンスだけでなく、バンドメンバーさんの見せ場がある事もDIALOGUE+のもつ魅力のひとつ。
ソロの合間に衣装替えがあり、メンバーカラーの際立つ衣装となりました。純白衣装で統一された姿も素敵でしたが、カラーバリエーションのある衣装もユニット感があってよかったです。
と同時に、衣装替えの時間をイマジュンさんのピアノソロタイムにしちゃうなんて、なんて贅沢な時間なんだろうとも思いました。
ソロ演奏後はバンドセッションへ。
イマジュンさんの時は打って変わって、堀崎さんのメタルチックなギターソロパフォーマンス。
ズクズク重低音を響かせながら弦を刻んでいて、今までのDIALOGUE+楽曲とは似ても似つかぬ音を会場中に響き渡らせていて、凄すぎて声を出して笑ってしまいました。
そしてこのパフォーマンスに一番喜んでいたのは寧々さん。
親指と小指を立て膝をついて堀崎さんを仰ぐ姿は、夏フェスの観客さながら!笑。
ぺろっと下を出す感じもデトロイト・メタル・シティ・ネネ!って感じで、堀崎さんの演奏を心から楽しんでいる姿が素敵でした。(あと可愛かった....)
その一方で「あらあら…ズクズク刻んでなんざましょ」と、子猫な感じで足並みゆっくりと堀崎さんに近づくメンバーさんもいて、個性が見えるバンド紹介のシーンで見ていて楽しかったです。
そしてバンド紹介のボルテージ最高到達点で声をあげたのはやかんちゃん。
私、やかんちゃんのあおりが本当に好きで、普段から綺麗な日本語を意識して使われている文学少女の彼女が「やれんのか!おい!」みたいな不良ちっくな言葉を選んで観客を巻き立てるシーンが良くって…彼女にしかできない天賦の才だと思っています。(ナメ◯コに近いと言ったら失礼かも知れませんが…抱いている感情はそれに近いかも…可愛い...の)
そんなあおりMCから始まった曲は『やばきゅん♡シューベルト』
「接近して…どうしよっか」のシーンではメンバーさんそれぞれのご表情がしっかり見れて可愛かったです!
『にゃんぼりーdeモッフィー!!』ではあどけない感じの可愛さで『来世なんて待ってらんない』では大人びた可愛さで『やばきゅん♡シューベルト』ではあざと可愛い感じ。
いろんな可愛いを表現されていてDIALOGUE+って素敵。ゆりにゃさんの「圧倒的マズいぞ攻略法わかんない」→まゆゆさんの「ふりふりってお願い♡」の繋ぎが好きだったので生演奏で聞けてよかったです。
そして寧々さんの十八番ワザ!
『ダイアローグ+インビテーション!』のあおりが、今回も炸裂していましたね。
会場の熱量が吹き返して、ライブが終盤に向かっていった感じがしました。
寧々さんの最後まで声量の落ちないロングトーンと、天井を仰ぐパフォーマンスが大好き。
大規模会場のコールは、他の会場では味わえない壮大な響きがあり最高でした。
「ダイアローグ+インビテーション!」のテンションそのままに続くは『デネブとスピカ』
そして、DIALOGUE+ライブ史上に残るであろう印象的な演出がありましたね。
サビの「今素直でいたい」というメンバーさんの歌唱から始まり、一呼吸おいてきょんちゃんの「今日もダメ、はがゆいままの2人だったな」とソロ歌唱が。
円陣の中央に佇み、マイクを包み込むように持って遠くを見つめて歌うきょんちゃん。
とても神々しかった。鳥肌も立ちました。
ご自身の歌声が好きじゃないと言っていたきょんちゃん、きょんちゃんの歌声は強みであると言った総合P。
いつかのインタビューを思い出しながら、彼女の歌を聞いていました。
人はとらえ方次第で幾重にも成長できて変われる。
そういうのを、きょんちゃんの生き様やパフォーマンスで感じ、勇気付けられた一場面となりました。
落ちサビのまなつさんソロパートの「ダメだよ、ちぐはぐでも」のところはpuzzle公演、Zeppツアー、summer live、フレンドファンファーレで観た景色が走馬灯のように思い起こされました。
8人で星を繋いで駆け抜けた1年。
流行病の蔓延する時期を含めてどんな時もステージの上に立ち続けたまなつさんだからこそ響く言葉で、その意味が重みを増して聞こえました。
そして最後はゆりにゃさん!
ゆりにゃさんのMCと共に『はじめてのかくめい2023』へ。
2023年はDIALOGUE+にとって再構築と進化の1年ではあったけれど、ゆりにゃさんにとっても革命的な1年でしたね。
1年前のZeppツアーでは、緊張や不安という言葉を言っていた彼女が、今は「音楽、楽しい!」と自信と笑顔に満ちた表情で発してくれることが何より嬉しかったです。
楽曲としては『はじめてのかくめい2023』ではありますが、間奏のセリフは2024年のライブに合わせたセリフ回しとなっていましたね。
記憶がおぼつかず一言一句覚えられなかったのですが、メンバーさんから贈られたメッセージが嬉しくて「今年も一緒にいれる約束をもらえたな」という感情は残りました。嬉しかったです。
(『はじめてのかくめい2023』は、間奏のセリフ部分を変えながら、時代や場面に合わせてどんどん進化してく楽曲になっていくんでしょうね…楽しみです)
このまま『はじめてのかくめい!2023』→『イージー?ハード?しかして進めっ!』でむすびになるかと思っていましたが、曲繋ぎはされず、そのまま8人がステージ中央へ。
始まったのは、まなつさんのMCでした。
今の人生がイージーかハードかきかれたら、イージーじゃないって答える。
けれど、私の隣には支えてくれる仲間がいる。
だから、人生はイージーじゃないけど1人じゃないから乗り越えられる。
このようなことを、丁寧に話されたいたと思います。
後日談ですが、翌日のまなつさんが出演している番組で、このMCについて説明がされていました。
プロンプはほとんど使用せず表示方法も重要ワードだけにしてもらい、ほぼアドリブでMCをしたそうです。内容を考えるのは1ヶ月ほどかかったと言っていました。
また、MC最後の「私たちに出会ってくれてありがとう」の語尾「う」から、次曲『おもいでしりとり』の「うれしい」に繋がるように工夫されたそうです。(すごいっ!)
彼女たちの音楽は、私にとって重要な生きるための糧です。それはDIALOGUE+を知った3年前からずっと。
だからこそ、感謝したいのは私のほうだったのに「私たちに出会ってくれてありがとう」というメッセージをもらった時、DIALOGUE+(まなつさん)も同じ気持ちでいたのだと思うと、嬉しくて泣きそうになりました。
まなつさんのMCのおかげで「好きです。」と歌うさっぴさんの言葉は今までとは違った響きに聞こえました。
DIALOGUE+の代表曲となった、おもいでしりとり。
その大役的ポジションゆえ、ワンマン、対バン、夏フェス、さまざまな場面で、最も演奏された楽曲であることは間違えないでしょう。
その場面によっては、会場を盛り上げようとか、セトリの流れを作ろうとか、さまざまな用途で役割を果たしてきた曲が、今日ほどまでにDIALOGUE+のファンだけに想いを伝えにきたことはあったでしょうか。
『おもいでしりとり』が今のDIALOGUE+からのメッセージだと感じました。
そして、不特定多数の誰かじゃなく、明確にファンに向けて歌われた『おもいでしりとり』を聞き終わった時、数多ある音楽の中でDIALOGUE+に出会えたことを嬉しく思いました。
本編公演はこれで終了。
アンコール後は『イージー?ハード?しかして進めっ!』→『衣装紹介・告知』→『ぼくらのユニバ–ス』→『大冒険をよろしく』でした。
『イージー?ハード?しかして進めっ!』
初見でしたが、立体的なモーションが多くてとにかくびっくりしました。
歌わりも細かに変わるので、ソロ歌唱で中央ポジションにくるメンバーさんが次々と入れ替わり立ち替わり展開していくのですが、正直、目が2つじゃ足りないわ!って思うくらい動きの激しいフォーメーションダンスでした。
MVで振り付けを確認して「ここの動きは生ライブで見てみたいな」って予習していたところも、他の良いシーンに感激して目を奪われている隙に見逃してしまったり....(どんくさい)
やはりDIALOGUE+のライブで持参したいのは双眼鏡じゃなくて複眼...という見解を見出しました(他意はないです…文字通りの意味です…)
「ラッシュラッシュラッシュラッシュ!」のところは、音源よりもドスの効いた声で歌われていて、ロックバンドのライブを見ている時のような凄みがありました。
ここまでに18曲も披露しているにも関わらず、最後の最後まで笑顔全開で振り切るDIALOGUE+、とてもかっこ良かったです。
(心奪われすぎてしまったので、今度はオタク根性ネチネチさせて細かいところ見てきたいです。笑)
告知、衣装紹介では、今までの緊張が和らいだような感じで、BOXで見かけるような8人の会話が可愛かったです。
そして次回のライブも発表。
DIALOGUE+学概論というタイトルで、東名兵ツアーでした!
一瞬だけケバブスツアーみたいなタイトルだなぁと思って笑いましたが…何はともあれ3月以降にライブがあることを知れて本当に良かったです。
話がそれますが、ライブ最終日に次のツアーや新曲発表ができるアーティストは、今を生きている証拠だと思って見ています。
自身の偏った音楽歴からの見解にはなってしまいますが、新曲やツアー発表がなくなったり、徐々に遷延していったアーティストはその数年後に解散してることが自分の経験上ほとんどでした。
なので告知の頻度=そのアーティストが今生きている証拠ととらえています。
DIALOGUE+が今のライブをしつつ、見えないところで、次の曲やライブを準備してくれていることは当たり前ではないし、どれだけ熱量高めに臨んだって、経験を積んで容量が良くなっても、それは並大抵の努力ではできないものだと思っています。
だからこそ、告知ひとつとっても「ああ、今現在ユニットが生きているんだな、ありがとう」とも思いますし、すごく嬉しいです。
『ぼくらのユニバース』では、ゆりにゃさんのMC「ばいばーい!」で退場かと思いきや爆速イントロでフェイント。
衣装紹介などしばらくアットホームなMCタイムだったので、急遽引き戻されるライブの勢いに驚きました。
ラスト「大冒険をよろしく」では、公演最後をエネルギッシュに駆け抜けていましたね。会場全体の照明が明るくなって、観客席が鮮明に映し出されたました。
セトリ最後の曲で、演者も観客も照明で照らされる演出は『UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2022『kaleido proud fiesta』を思い出しました。笑
お互い目配せし、肩組みして喜んでいる人などの表情までリアルに見えちゃったりなんかして、会場の隅々まで多幸感であふれていました。
まゆゆさんの締め台詞「ってことでよろしく!」は最高潮にかっこよかったです。
ライブ時間は過去最長?2時間半近くありましたが、楽し過ぎて一瞬に思える素敵な時間となりました。
DIALOGUE+LIVE 2024「LIFE is EASY?」
新年最高の幕開けとなるライブを届けてくれて幸せでした。
【2】しがないおたくの妄想話
ここから先は、しがないおたくの妄想話を書きます。(考察と呼ぶにはおこがましいので妄想話です。笑)
1) LIFE is EASY?という名の副題
タイトル通りになりますが、今回、 LIFE is EASY?という主題でありながらも、おおよそ「ぼくたちの現在地」を彷彿とさせるパフォーマンスが多かったように思います。
ライブを見終わった後、個人的に思い浮かんだタイトルは 「ぼくたちの現在地2024〜LIFE is EASY?〜」でした。
「ぼくたちの現在地」というのはDIALOGUE+が毎年1月に開催するライブのことで、直近1年間の活動の総集編的ライブです。
過去1年間で使用された衣装で登場し、複数回衣装チェンジがあったり、過去ライブの一場面を再現。
通年ライブに参加したファンから見れば懐かしい気持ちになったり、ライブに行けなかったファンから見てもBlu-rayでみたパフォーマンスが再現されていたりと、様々な視点から楽しめることができます。
今年は「ぼくたちの現在地2024」は開催されませんでしたが、開催時期は類似していました。
そのほかにも、パフォーマンスや演出などで過去のDIALOGUE+ライブを再現するかのような表現がありました。(自己解釈なのでこじつけもあるかも知れませんが…)
OPムービーがPVのような演出→ぼくたちのかくめいオンライン!の始まり方と類似
純白で胸元に宝飾をあしらった衣装→DIALOGUE+1衣装と類似
『Sincere Grace→人生イージー?』流れがDIALOGUE+1ツアー及びアルバムの繋ぎと同様の流れであった
第1ブロックの構成が2021年から2022年代(DIALOGUE+1〜puzzle公演)の楽曲でまとめられていたのに対し、第2ブロック以降は2023年の楽曲(DIALOGUE+2)も入ったり時系列の感じられるセトリ構成だった。(一部例外あり)
音響演出:『謎解きはキスのあとで』のイントロ→DIALOGUE+1ツアー時のアレンジ。『絶景絶好スーパーデイ!!』のイントロ3回リピート→過去に『花咲く僕らのアンサーを』で同様演出あり(時期忘れました)
パフォーマンス:『好きだよ、好き。』→ぼくたちのかくめいオンライン!と類似
またDIALOGUE+1ツアー時と比較して『Sincere Grace』と『あやふわアスタリスク』の位置が反対になっていたのも面白かったです。
ざっくり解釈ですがDIALOGUE+1の時は『あやふわアスタリスク(第2ブロック)』→『Sincere Grace(第3ブロック)』→『花咲く僕らのアンサーを(第4ブロック)で「ぼくらの現在地はまだあやふわ、少しずつ今の自分を見つめよう→スタート地点に立った時の心情→ヘタクソでも自分らしく生きよう!」というメッセージ性があったと思っていたのですが…
今回は『Sincere Grace』→『あやふわアスタリスク』になったことで「踏み出してみた結果、今の僕らの現在地はどうだ?」と自問しているような趣があって、同じようなセクションでも曲の位置を変えることで、とらえ方が変わるな、と感動しました。
DIALOGUE+1ツアーと明らかに違うのは、最後の『花咲く僕らのアンサーを』の「ヘタクソでもがむしゃらでもいいから頑張ろう!」みたいな一生懸命さや、うまくいかないときはそんな自分を認めてあげようみたいな認知的発信ではなく。
『MAHOROBA-Deli』に繋がり「かっこつけてもしょうがなくないか?思いつくままにぶつかってやれ/居場所は私たちが決めるんだ」と歌うように、色々経験してうえで悟った女の強さみたいな感じで、かっこいいなぁと思いました。
(『MAHOROBA-Deli』のアッパーな感じが『花咲く僕らのアンサーを』の純朴さを、いい意味で上塗りしたような印象でした)
アンコールの「『イージー?ハード?しかして進めっ!』でも「不乱一心(=一心不乱)」と歌詞があるように、実直な努力について表現されているけれど、一方で「沈着ヨシ!検証ヨシ!/当初のプラン外ルートに入ったら一転新規立て直しだ」というように、無鉄砲なトライだけ推奨しているわけではなく、計画を立てて努力、評価し、修正する、PDCAサイクルみたいな一生懸命さを感じて、DIALOGUE+1ツアーの時とは異なる表現をされていると思いました。
これらのことから、今回の LIFE is EASY?は、DIALOGUE+が結成してからの道のりを要所要所で織り交ぜつつ、後半ブロックでは新たなる8人の一歩を明示しにきた「ぼくたちの現在地2024」だったと感じました。
そして、この妄想話を元に次のライブのことを考えた結果、DIALOGUE+学概論では『あたりまえだから』『ぼくらは素敵だ』が来てほしいな、とも思いはじめました。笑
願望入り乱れる、しがないオタクの戯言として読んでいただければ幸いです。笑
2) DIALOGUE+学概論 [あたりまえだから・ぼくらは素敵だ]
今回、DIALOGUE+の軌跡をなぞるような演出であったにも関わらず、いつもならセトリに入りそうなのに入っていなかったかな、と思われる2曲がありました。
それは『あたりまえだから』と『ぼくらは素敵だ』です。
『あたりまえだから』に関しては、2023年の6月に開催されたDIALOGUE+BOX THE LIVE!!!!にて『DIALOGUE+はまた立ち上がる』の後に演奏されました。
会場が山野ホールだったので、ぼくたちのかくめいオンライン!のオマージュ的な魅力がありましたね。
イベント以外ではpuzzle公演でセトリに入っていますが、生バンド演奏かつ通常のライブに注目すると、8人揃った状態での『あたりまえだから』は、ぼくたちのかくめい![再]以来ありません。
ぼくたちのかくめい![再]は東京ドームシティで開催されました。
DIALOGUE+学概論、3公演の最終日は東京ドームシティです。
今回のライブで、DIALOGUE+が「おもいでしりとり」を600万回再生をお祝いしつつ、横浜という舞台でこの曲に意味を持たせたのは偶然ではないと思います。伏線のようにも感じました。
曲とMV、演奏会場などはセトリの物語性を出すために、今後も採用される手法かも知れないと思いました。
だとしたら、東京ドームシティで8人揃った状態での『あたりまえだから』は見てみたいとも思いますし、2022年〜2023年は、DIALOGUE+にとって8人でいること、ユニットが継続することが当たり前なことではなかった状況であると言えるので、再生し結託したDIALOGUE+が放つ『今のあたりまえだから』を聞いてみたいとなぁと思いました。
もう1曲は『ぼくらは素敵だ」』ですね。
こちらもぼくたちのかくめい![再]にて東京ドームシティで演奏された1曲です。
「桜の舞った並木道」と歌が始まり、花びらが降ってきて、大団円を迎えた公演であったことを今でも覚えています。
初めて行ったDIALOGUE+のライブでしたので、個人的に思い出深い会場になります。
東京ドームシティでもう一度、花びらが舞うなかの『ぼくらが素敵だ』を聞いてみたいなぁという気持ちでおります。
DIALOGUE+学概論。
対話学概論ということで社会科や心理科の学問のような響きもありますが、DIALOGUE+流、対話学とはこれだ!しかと学ばれよ!という気概を感じるので、とても楽しみです。
ということで、以上しがないオタクの戯言でした。
拙文、乱文にも関わらず、最後までお読みいただきありがとうございました。
愛おしいこんな日々が、できる限り、長く在りますように。
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