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「さよならマエストロ」に学ぶ生き方

日曜劇場、さよならマエストロ、終わっちゃいましたね。

エンディングを迎え、「いい結末だった~」の余韻に浸るとともに襲ってくる、

『大好きな物語が終わってしまう切なさ』

この感情、小説やマンガ、ゲームなどでも感じますよね。

どんな最終話だったか


まずは最終話の振り返りから。
これから1話から見たい!という方のために、できるだけ、ネタバレしないよう、さらっとふわっとお伝えしますね。笑

さよならマエストロでは、ドラマ最終話でよく見るような
”感情を揺さぶる大波乱!”
のような展開ではありません。

主要な登場人物たちとの過去のストーリーが回想され、懐かしさとあったかい気持ちでいっぱいになれます。
まるで、俳優さんたちひとりひとりを労い、感謝を伝えているよう。

過去に2度、このドラマについて記事を書き、その中で「群像劇の側面もある」と表現しましたが、それはちょっと違ったかもしれません。

この物語は、「閉ざされた心を解き放ってゆく」物語だった。
俊平(主人公)の”アパッシオナート”つまり”情熱”によって。

終盤に、みんなで演奏するシーンでの、みんなの表情から、そんなふうに感じました。

ラストシーンでは、ドラマのタイトルが連呼され、あっさりしつつも、ほほえましく完結。

さらっと書きすぎて、「見てみたい!」と思える文章になっているのか、自信がありませんが、こんな素敵なドラマでした。

☟ってことで、以前の記事、宣伝させてください。

「この物語は何を伝えたかったのか」を考える


このドラマで、よく使われていた言葉を抽出すると、

「音楽は人の心を救う」

ドラマの中で、音楽で心を救うシーンをたくさん見せてもらいました。

「アパッシオナート」

”情熱”の意味で、ドラマの副題にも使われている言葉です。
「情熱」って価値創造のための”核”なんじゃないかな、って思います。

「ボッカルーポ」

イタリア語で”オオカミの口”の意味で、挑戦する人への激励の意味で使われることもあるそうです。
ドラマでは、迷ってる人の背中を押すような場面でよく使われていたように思います。

どれも、ドラマを見終わった僕の好きな言葉になりました。

これらの言葉から、僕には

「情熱」をもって、行動を起こそうよ!
”それが大好き”って気持ちがあれば、
きっと挫けても立ち直れる。

と言われているように感じました。

その思いを、音楽で人の心を救っていく描写を通して、

「やってみたいけど、自分には無理・・・」
「やりたいけど、家族が反対するから・・・」
「好きだけど、今は忙しいから・・・」

と、行動を起こすことをためらっている人へエールを送ってくれているのではないでしょうか。

自分の人生と照らして


このドラマからのメッセージに、僕はすごく共感しました。

なぜなら、(自分でいうのもなんですが)僕もこれまで、公務員でありつつも、小さな挑戦をやり続けてきたからです。

郵便局員を辞めて就職浪人して現職に就いたり、
組織のマインドを変えようと企画したり(そういう部署でもないのに)、
放送大学に入学したり(卒業寸前でドロップアウト。笑)、
YouTubeで世に発信したり、、、

失敗もたくさんしてきて、そんな時はそりゃ後悔することもありました。
けど、今になって思い返すと、それらの経験は、すべて僕の糧となっていて、今、まさに転職という転機を迎えようとしています。

なので、挑戦したことに対する後悔の念など、微塵もありません。

「もっと冒険しておけばよかった」


昔、ある本で見た言葉に、こんなフレーズがありました。
およそ9割の人間が、死にゆく時、こう思うそうです。

それを知ってから、

「やらない後悔より、やる後悔」

を意識して生きるようになりました。

人生一度きり。
悔いのないよう。
でも、リスクの判断も、慎重にね。

おわり。


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