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【T緑地】東京の端っこの自然|コチドリ、カワセミ、イソシギ

6月20日(日)晴れ 4:30-9:30
梅雨の晴れ間か、気持ちのいい天気。
昨夜の雨で草が濡れているだろうと思って、下半身だけカッパを履いて出掛けた。まぁ、そこは大丈夫だったんだけど、靴と靴下がびしょ濡れになってしまい意気消沈。現場に着いた途端帰りたくなる。長靴じゃぁ自転車に乗り辛いしなぁ・・・

けれど、
まだ陽が昇りきらないうちの中洲は石の色がとても綺麗だと分かった。
腰を下ろしてうっとりと景色を眺める。

ササっと視界を横切るコチドリやイカルチドリ!

ビデオを繰り返し観るうちに、コチドリとイカルチドリの違いが分かってきた。(ような気がする)
コチドリがイカルチドリ(少し大きめ)にお尻を向ける仕草を繰り返していた。もしかして縄張りから出て行かせるための作戦なのかな?と思った。オスメス共同でイカルチドリを挑発していたような・・・お尻を見ると、イカルチドリはイカってコチドリ を追いかけていた。
今度野鳥公園に行ったらレンジャーさんに質問してみよう。

0619ネイチャージャーナル

おや、足元の流木にカワセミが止まった。この辺りを縄張りにしている、いつものカワセミだと思う。

足元に来てくれたカワセミ

空からは、いつものセッカの鳴き声「ヒッヒッヒ、チャッチャッチャ」一夫多妻制のようなので、絶賛お嫁さん募集中なのだ。きっと、奥にあるススキの中に、クモの糸とススキを縫い合わせた素敵なおうちが、いくつもあるのだろう。
対岸からは、カオグロガビチョウの「ヒョンヒョン !」ものすごい大きな声。

「ピピピピヒピ、ピピピピヒピ(連続)」と最後の音だけちょっと音が上がる感じで鳴きながら、2羽のイソシギが近くの水辺に降りた。1羽はずっと鳴きながら、餌を探していた。

端っこだけど東京です!

今日はツバメが飛ぶのをよく見るなと思ったら、幼鳥がたくさんいる。
写真にはうまく撮れなかったけど、最初は草の上にとまって、羽根を繕っているのを見た。そして次に地面に50センチくらいづつ離れて三羽並んでいた。親鳥がそこへ餌を運んできて与えているのを見た。

草の上にとまって羽を繕っていた幼鳥

池のように水たまりになっているところに、2羽のイソシギ。なんとなく大きさが違う。1羽は尾羽を上下に動かしているが、1羽はじっとして眠そうに見える。

この距離感・・・
「かーちゃん早起きしすぎなんだわ」

河原独特の生臭いような苔臭いような懐かしい匂いがする。
そこに、昨日のイカルチドリがいた。多分。

キリッ

今日は、コサギ、ダイサギ、アオサギ、カワウがたくさんいた。
昨日の雨で魚がいっぱいいるのかしら?それにしては釣り人がいない。

いつもの土手に戻り、カッパを脱ぐ。
木陰にシートを敷いて、スケッチした。
今朝は「あんバターフランス」を持ってきた。あんことバターとコーヒーは東海人にとっては最高の組み合わせ。

低い草の間を走り回るコチドリ

コチドリは1日どのくらいの時間、卵を温めるんだろう?
日数としては、20日くらい卵を温めて雛が孵り、20日くらい育てたら独立するらしい。
双眼鏡で確認すると、時々巣はお留守になる。
それでも警戒しながら卵を温めるのは根気のいることだろう。
私みたいに、スケッチしながら、パン食べながら、観察する。というようなことはしない。
しばらくするとコチドリは戻ってきて、同じ場所にスッとおさまる。
ただ、卵を温めるだけだ。じっと石の間に身を低くして。
もしかしたら、オスと交代していたのだろうか?

自転車で帰る途中もずっと、卵を温めるコチドリを思い出していた。

今日も穏やかな休日を過ごすことができて本当に良かったなぁ。







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