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大洞弁財天 長寿院① 井伊家ゆかりの寺社巡り 第八番


滋賀縣護國神社から、東北方向へ約1.5㎞。長寿院を目指します。


今回のルートはこちら

彦根の古刹

彦根市街を抜けて、車で佐和山へと向かいます。
JRの踏切を渡ると、左手には寺院が整然と並び、静かな佇まいが広がります。別世界へ来た心地がします。
手前から清凉寺・龍潭寺・井伊神社と続き、急な坂を登った先に、長寿院の経堂が見えてきます。

清凉寺
龍潭寺
井伊神社
長寿院 経堂

長寿院

長寿院は、大洞山(211m)の中腹にある真言宗の寺院です。
日本三大弁財天の一つといわれる弁財天坐像を安置しており、大洞弁財天と呼び親しまれています。
元禄八年 井伊直興が建立したもので、建立の際に藩内すべての人に一文(いちもん)寄進を呼びかけ、寄進者25万9526人の名簿が整理され現存しています。

長寿院で頂いたパンフレットに
「往時はこの山裾近くまで内湖で城主は下屋敷、玄宮楽々園より舟で当院に参詣したといわれ、船着場も現存しています」とあったので、私も船着場から登ることにしました。

船着場から石段登って楼門へ

こちらが大鳥居。踏切の奥へと参道は続きます。

大鳥居

船着場跡が残されています。
ここからお殿様が上陸したのですね。
今は住宅街になっています。
昔は内湖だったとは想像が付きません。

船着場跡

踏切を渡ると、急な石段が伸びています。
二つ目の鳥居をくぐると、総門・楼門と続きます。

鳥居
総門 この奥が楼門です

段数を数えながら登ったのですが、85段くらいあったような‥。
きつくて、楼門の手前で分からなくなりました(笑)

楼門 

石段の終着点、楼門までたどり着きました!
美しくて立派なご門です。脇には毘沙門天が安置されています。
楼門をくぐって振り返ると、彦根城が一望できます。

両側には白狐の像。三脚を担いで登ったのですが、キツかった~!

ここからの景色が撮りたくて、楼門までは何回か登ったことがあります。
初めて来た頃、白狐の像が怖かったのですが、今はだいぶん慣れてきました。可愛くも感じます

楼門から見える彦根城の桜。2023年4月撮影
楼門
楼上には四千躰の大黒天が祀られているようです


次は弁財天堂へ向かいます。
「井伊家ゆかりの寺社巡り 第八番 長寿院 その②」へ続きます。

参考:びわこビジターズビューロー「滋賀・びわこ観光情報」

memo

住所 彦根市古沢町1139
拝観自由
拝観時間 9:00~16:00