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ゲームコレクター酒缶のトリビアガーデン

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1万本以上のソフトを所有するゲームコレクター・酒缶が、ゲームソフトの細かすぎる豆知識をご紹介! あなたの知らないゲームの世界がここにある!
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ゲームトリビア047 『AI将棋』は対局が長引くとギブアップしてしまう!?

ゲームトリビア047 『AI将棋』は対局が長引くとギブアップしてしまう!?

将棋ソフトは定番になっており、ゲーム機とともに強くなってきました。今回は、そんな将棋ソフトの中から、意外な弱点があるものをご紹介。

511手までが限界ですちょっと前には、コンピュータとプロ棋士の対局も話題になりました。AIの進化は目覚ましく、最近はコンピュータ側が有利なようですね。

でも、将棋ソフトの中には意外な弱点を持つものもあるんです。3DOの『AI将棋』(1994年/アスキー)は、255

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ゲームトリビア046 耳たぶをつままれて興奮しながらプレイするゲーム!?

ゲームトリビア046 耳たぶをつままれて興奮しながらプレイするゲーム!?

新しいゲーム体験を提供するために、さまざまなコントローラ・センサーが開発されてきました。そんな中でも変わり種なのが、このバイオセンサー。

耳に洗濯バサミで興奮度アップ!?Mっ気のある人ならば、耳を洗濯バサミで挟まれると興奮するかもしれません。そしてゲーマーならば、難度が高いゲームに興奮するものです。

そこで更に、耳を挟んでゲームをすれば……、と考えたかはわかりませんが、『テトリス64』(199

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ゲームトリビア045 ゲーム内容からバグまでそっくりなファミコンゲーム

ゲームトリビア045 ゲーム内容からバグまでそっくりなファミコンゲーム

同じプログラムを使いまわして別のゲームにしてしまうのはよくあること。でも、バグまで同じなのはちょっと困ります!

「プログラムの都合」は直してください!ファミコンゲームをプレイしていると、たまにデジャヴを感じることがあります。違うソフトのはずなのに、遊んだことがあると感じるアレ。

1990年発売の『キャデラック』はトランプカードを並べて消していくパズルゲームなのですが、1991年の『グレートディ

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ゲームトリビア044 両手で1つずつコントローラを持って遊ぶファミコンゲームがあった!

ゲームトリビア044 両手で1つずつコントローラを持って遊ぶファミコンゲームがあった!

WiiリモコンやPS Move、Switchなどなど、両手で2つのコントローラーをもってプレイするゲームが増えてきました。しかしこの「両手にコントローラー」は、ファミコン時代からあったのです。

左手に1コン、右手に2コンWiiリモコンやPS Moveのように、両手に1つずつ持ってプレイするコントローラがありますが、これらの入力機器は最初から両手に持つように設計されています。

しかしファミコンの

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ゲームトリビア043 「人」を4人揃えて消す落ちゲーが存在した!

ゲームトリビア043 「人」を4人揃えて消す落ちゲーが存在した!

落ち物パズルゲームは定番となり、様々なものが落ちてきては消えていくことになりました。その中でも異色なのが、ファミコン版『ぷよぷよ』のオプションモードなんです。

あの落ちゲーに謎オプションが!ファミコン版『ぷよぷよ』(1993年/徳間書店インターメディア、通称『旧ぷよ』)は、後のぷよぷよシリーズとはちょっと違った作品でした。中でも、「ぷよ」を人型の「ヒューマン」に変更する機能はちょっと異様。

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ゲームトリビア042 3DSで遊べる『○○モン サン&ムーン』は「ポケ」だけじゃない!

ゲームトリビア042 3DSで遊べる『○○モン サン&ムーン』は「ポケ」だけじゃない!

任天堂携帯ゲーム機は、旧機種のソフトも遊べるように作られてきました。その結果、ちょっと奇跡的なかぶりが生じていたのです。

実は『デジモン』の方が……!?3DS『ポケモン サン・ムーン』が発売されたのは、2016年11月18日のこと。しかしそのはるか前から、3DSで遊べる『○○モン サン&ムーン』は存在していたのです。

というのも、2007年にDS向けに発売された『デジモンストーリーサンバースト

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ゲームトリビア041 「サン」「ムーン」は、ゲームボーイ時代から存在した

ゲームトリビア041 「サン」「ムーン」は、ゲームボーイ時代から存在した

『ポケモン』をはじめ、バージョン違いのソフトを出すタイトルは多数あります。どうやらこの「バージョンの名前」が枯渇しつつあるようで、けっこうかぶってしまっているんです。

サン・ムーンのバージョン違いは被りすぎ!初代『ポケモン』登場から20年。その間、「2種類のバージョン違い」を真似たフォロワー作品がとてもたくさん登場しました。

その結果、現在ではタイトルに深刻なネタ被り問題が発生しています。『ポ

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このミスがすごい!【3】 ファミコン版『イースⅢ』最後の謎!?

このミスがすごい!【3】 ファミコン版『イースⅢ』最後の謎!?

ゲームのパッケージや取扱説明書を読み込んでいくと、ときどきアリエナイ間違いに遭遇します。そんな「すごいミス」を集めていきましょう! これもまた、ゲーム業界の歴史の一部!

ビクターおと楽……!?ファミコン版『イースⅢ』(ビクター音楽産業/1991年)は、攻略に詰まった人への対応として、メーカーに応募券を送って質問できるシステムを採用していました。

低年齢層のユーザーに配慮した、素晴らしい対応です

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ゲームトリビア040 伝説の番組「TVチャンピオン」のゲーム版はパチンコゲー!?

ゲームトリビア040 伝説の番組「TVチャンピオン」のゲーム版はパチンコゲー!?

伝説的な人気番組をゲーム化したら、なぜかパチンコゲームに! 当時の版権ゲームは、奇妙なものが多かったですよね。

パチンコ番組じゃありませんからね!?かつて様々なジャンルでその道の面々が“一番の達人”であることを競う人気番組がありました。それが「TVチャンピオン」(1992年~2006年/テレビ東京系)です(なお、筆者も出演した経歴を持っています)。

実はこの番組、ゲームボーイ『TVチャンピオン

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ゲームトリビア039 写メのない時代に5秒で消える画面を撮影させる無茶なゲームがあった!

ゲームトリビア039 写メのない時代に5秒で消える画面を撮影させる無茶なゲームがあった!

ファミコン時代、クリアしたりハイスコアを出したりで認定書などが貰えるゲームがいくつもありました。中でもやたら難しいのが、この『スーパーピットフォール』なのです。

クリア後の画面撮影が最難関!?海外の人気シリーズ『ピットフォール』のアレンジで、期待も高かったファミコン版『スーパーピットフォール』(ファミコン/ポニーキャニオン/1986年)。

このファミコンソフトは、キツい難易度もさることながら、

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ゲームトリビア038 『赤川次郎の幽霊列車』はビッグネームが関わり過ぎ!

ゲームトリビア038 『赤川次郎の幽霊列車』はビッグネームが関わり過ぎ!

超大物作家原作のファミコンゲーム。でも、よく見ると他にも超大物が何人も関わってる!?

巨匠たちのスーパーセッション『赤川次郎の幽霊列車』(ファミコン/キングレコード/1991年)は、当時売れっ子だった小説家・赤川次郎の処女作「幽霊列車」を原作とするアドベンチャー。

しかし原画は「ハートカクテル」のわたせせいぞう、作曲に「ドラゴンクエスト」のすぎやまこういちとビッグネームを起用したためか、目や耳

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ゲームトリビア037 「原作者書き下ろし」なのに迷走しまくりなファミコンゲーム

ゲームトリビア037 「原作者書き下ろし」なのに迷走しまくりなファミコンゲーム

今回のお題は、あの国民的グルメマンガのファミコン版。実は、巨匠書き下ろしをウリにしていたんです!

これが雁屋先生書き下し!?パッケージに「原作者・雁屋先生書き下しのオリジナルストーリーで、大満足!!」とあるものの、いざ遊んでみると、食材を粗末にしたり奇行のすえに警察に逮捕されるなど、ファンならずとも仰天展開のオンパレード。

この『美味しんぼ 究極のメニュー三本勝負』(ファミコン/バンダイ/19

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ゲームトリビア036 ゲーム機本体がなくても遊べるファミコンソフトがあった!?

ゲームトリビア036 ゲーム機本体がなくても遊べるファミコンソフトがあった!?

ファミコン時代は、まだまだセオリーが固まっておらずいろいろと試行錯誤がありました。そんな中でも、『うっでいぽこ』のパケ裏は特徴的。ファミコン本体や電源が無くてもゲームで遊べちゃうんです。

前代未聞の紙相撲付きゲームソフト!ソフトのパッケージ裏側は、ゲーム内容をアピールする大事なスペース。しかし実は、ファミコン初期のタイトルには、このセオリーを無視したものもけっこうあったのです。

中でも印象的な

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ゲームトリビア035 ファミコン時代特有の“謎ペンネーム”が大量に記載された取扱説明書

ゲームトリビア035 ファミコン時代特有の“謎ペンネーム”が大量に記載された取扱説明書

ファイターおとみ&メタルゆうきかつて、ゲームのスタッフロールにはペンネームが使われるのが一般的でした。中でも『キャプテン翼II スーパーストライカー』(ファミコン/テクモ/1990年)は、特にその業界慣習の異様さが際立つ作品といえます。

後にコナミで“ときめく”ことになる「メタルゆうき」など奇妙な名前が続く中に、一人だけ「オリジナル…たかはしよういち」と原作者が本名なのが気の毒です。