目黒の公園で河津桜。インコとメジロ
温泉に行こうかと悩んでいたら,友人から
「今日は天気がいいから桜を見に行こうよ。多分来週は天気がぐずつくからもう桜が散っちゃうの。」
と来週の天気予報の情報を含め,今日は桜を見に行くのに最も最適な日です,とプレゼンをされたのでそれは行ってみよう!ということで河津桜を見に行くことにしました。
都立林試の森公園でお花見
場所は,都立林試の森公園。電車ですと武蔵小山駅から7分ほどのところに位置します。
河津桜を見にくる方が後を絶たないようで土日は大勢の方が訪れるとか。
この日は平日だったこともあり,のんびりゆったりした空気が流れていました。
少し桜を見ていると野生化した2匹のインコがパタパタと飛んできました。
過去に私もセキセイインコを飼っていたのですが,野生化したインコは尻尾も立派に伸びきり,鳩より少し小さいくらいのサイズに。
可愛いと認識していたインコでしたが,この野生化したインコたちったら,,次々と花弁をむしりとっているんです。
何かを味わっているのかわからないのですが,次から次へと花弁を落としていくのです。それを見ている写真を撮りにきた人びとは,なんとなく
「インコがほら,また花を落としていく。。」
「あーあー」
となんとも悲しげにみなさんがインコの行末を見つめているのです。
インコたちはワイルドに飛び回り,折れそうな枝でも気にせずバサバサと動き回りながら花弁を落としていきます。
インコってもっと可愛げな存在であった認識だったんですね。
ところが,野生になるとこうも逞しく生きていくのだなあと,なんとなく緑とピンクのコントラストの違和感を覚えながら見つめます。
すると,隣の桜には,メジロが。
メジロは手のひらに収まるくらいのサイズ。こちらはなんとなく日本の風合いとも言えるうぐいす色とピンクの色合いがマッチするんです。
メジロは小さいので花弁を落とすこともなく,人間のお花見にきた人々からすると,かなり優秀な風情を醸し出している存在でした。
動きの所作も美しくなんとなく情緒があります。
桜に似合う鳥はやはり日本固有の鳥がいいのか,はたまた自分の脳内で
”桜といえば,こうでしょ。日本の風情ってこういうものでしょ。”
と勝手な思い込みをしているだけなのだろうか,と困惑するのです。
ありがちな風流な絵やコントラストを求めている脳が確かに存在しているなあと。
どちらが正解なのだろうとふと考えるわけです。
鳥からした「そんなことは知らないし,勝手にして」と言われているようでした。
鳥たちが遊びにくるのと同時に,私たち人間も桜に吸い寄せられていく桜パワーにホッと癒されるひとときでありました。
さて,清水湯行こうっと。
お読み頂きありがとうございました♪
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?