見出し画像

沖縄民謡と嘉手苅林昌

皆さんこんにちは、ちゅらです。
本日も沖縄の海の傍で記事を書いています。
この時期の沖縄は、日差しも柔らかくなり、
少し風が吹くと涼しく過ごせる季節です。

スクリーンショット (38)

さて、波の音に島唄、三味線の音とは切っても切れない関係です。
昔は毛遊び(モーアシビー)といって、昼間の仕事を終えた若者たちが
村の毛(モー)に集まり、三味線を弾きならし皆で歌い踊って楽しんでいたそうです。若者にとっては最高の娯楽だったことでしょう。

毛(モー)というのは、脛下の辺りまで草が伸びた原っぱのこと。
それ以上草が伸びて、荒れた土地には、ヤマというそうです。

使い方としては、
やーぬ畑よ、ちゃーうっちゃんぎとーくとぅ
ヤマなとーさ

こんな感じでしょうか?ww

お前の畑よ、手入れもせずほったらかしにするから、
草もボーボーで荒れてるんだよ。みたいな訳になります。
(沖縄方言難しいですねww)

毛遊びの話に戻りますが、夜な夜な村の青年男女があつまり
三味線に乗せて歌い、踊り、恋を育む場所だったんですね。

地域によりますが、海の浜でやる地域もあったそうです。
そちらは、浜遊びと言っていたそうです。

沖縄本島を代表する歌者の嘉手苅林昌さんは、前後に短い間だけ
復活した毛遊びを体験したと、聞きました。

毛遊び経験者は嘉手苅林昌さんが最後の世代かもしれませんね。
嘉手苅林昌 下千鳥を始めて聞いたときは、
何故か涙がでたのを覚えています

嘉手苅林昌 【下千鳥】



淡々と歌うその歌と三味線には、今までの人生が滲み出てる気がいたしました。あの忌々しい戦争も体験され、貧しい暮らしの中でも常に三味線と共に生きた方だからこそ、歌と三味線に思いが乗るんでしょうね

寂しいメロディーに乗せて歌われるこの島唄は
今も脈々と受け継がれ、後世の歌者が歌い続けています



嘉手苅林昌 ナークニー
https://youtu.be/UbQztEyjkB4
この歌は決まった歌詞や弾き方など一切なく演奏する歌者が
その日の気分であったり、今の現状を歌詞にして演奏される
沖縄を代表する島唄です

嘉手苅林昌 廃藩ぬ武士
https://youtu.be/2XLwTNv_jwM
この歌は、琉球王国時代にさかのぼります
琉球王国時代には威張りくさっていた武士たちが
廃藩置県の影響で、武士は職を失い落ちぶれていく武士たちのことを
面白おかしく皮肉った歌

嘉手苅林昌 意見あやぐ
https://youtu.be/GI7U0_FERkw
沖縄の曲で代表的な曲は三種類あります
※カチャーシー
※口説
※教訓化
この意見あやぐは、まさに教訓化の代表的なうたです

嘉手苅林昌 カイサレー
https://youtu.be/c4wObssfJ24
この歌は、ナークニーと同じように、今の感情や気分などを
乗せて歌われる事が多い歌です。沢山の歌者がこのんで歌われてます


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?