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【京都ライター塾アドバンスコース】第1回目レポート:型を使って書く

あるインタビュー記事との出会いから受講することを決めた「京都ライター塾アドバンスコース」。

はじめての場所が苦手な私はガチガチに緊張していましたが、講師のえずさん(江角悠子さん)と受講生のみなさんがあたたかく迎えてくれました。

えずさんの講義はわかりやすく的確です。たった90分で自分が乗り越えるべき課題もたくさんみつかりました。

なんでもっと早く受けなかったんだろうー!と後悔するくらい、学ぶって楽しい!もっと知りたい!と心から思える講座です。

そんな記念すべき第1回目の講座内容をレポートします!
(※今回のnoteもアイキャッチは小2次女にお願いしました♪かわいい~)


聞く姿勢の大切さ


えずさんが最初に教えてくださったのは「聞く姿勢の大切さ」について。

京都ライター塾の講座では、毎回レポート記事を提出します。「書く」前提で講義を受けることで、聞く姿勢も変わるとのこと。

この言葉を最初に聞いたことで、私の中では明らかに「聞く姿勢」に変化がありました。

今までたくさんの講座や授業を受けてきましたが、どこかで「聞き逃しても、あとでもう一度まとめなおしたらいいや」と思っている自分がいたんです。

でもね、あとでまとめなおすことは大変だし、結局やらないんです……。

今回はえずさんの言葉のおかげで、ピシッと背筋が伸びました!

聞く姿勢を鍛えるポイントは、「メモの習慣をつけること」。

・普段から心に残ったことをメモする
・講座でわからないことはどんどんメモして質問する
・スライドを写すのではなく、自分が感じたことをメモする


講座の内容はもちろん、自分の感情をメモすることを意識しながら、いよいよ本編スタートです!

忘れちゃいけない!「文章のスタート」


今までSEO記事を中心に書いてきたので、文章のゴールについては死ぬほど考えてきました。(つもりでした。)

おすすめの商品を買ってもらう、紹介したお店に行ってもらう、元気になったり解決策をみつけたりしてもらう……。

文章のゴールは読む人の気持ちを変容させること。心を動かすために文章を書くのだとインプットはしていました。

今回の講座では逆に「文章のスタートは?」と聞かれ、正直戸惑いました。リード文のことなのか、違う部分のことなのかわからなかったからです。

リード文だと考えるならば「ターゲットに共感してメリットを書く」かな?そんなふうに考える私に、まったく予想していなかった答えが返ってきました。

「文章のスタートとは、自分が気づいたことを誰かに伝えたい!教えたい!ということ」

ああ、そうか。私は文章を書く「ワクワク」を忘れていたんだ。
ゴールばかり考えて頭が固くなってる!

書きはじめるとき、誰かに伝えたい思いはあるはず。でも、意識して書くのと意識しないとでは文章が全然違うものになるかもしれない……。

「ねぇねぇ聞いて!」と自分がワクワクしながら書いた文章は、きっと相手にも伝わりますよね。文章のスタートを意識して、もっと能動的に、楽しんで書いてみようと思いました。

いい素材を集めるための10カ条


普段書いているSEO記事でもリサーチが重要であるように、インタビュー記事でも取材が記事の良し悪しを左右するとのこと。

では、いい素材を集めるにはどうすれば?

答えは「相手の話をしっかりと聞く」こと。そのための10カ条について、えずさんから説明がありました。

① 笑顔でいること
大事ですね、笑顔。最初は意識していても、だんだん引きつってくる……。

② 相手を名前で呼ぶこと
これは確かに!と思いました。昔の友達とは名前で呼びあっていますが、大人になってからは職場やママ友との関係がほとんどで、名前で呼ばれることは少ない。「○○のママ」とか子どもの名前で呼ばれることも(笑)

でも、今回の講座や所属しているライターコミュニティで「ヨウコさん」って呼ばれると……うん、めっちゃうれしい!

誰かのママとかじゃなくて、一人の人間として認めてもらえた感じがします。普段でも「相手を名前で呼ぶ」ことを心がけようと思いました。

③ 相手の答えをさえぎらない
④ 相手が聞き取れるスピードで
⑤ オーバーなくらいあいづちを打つ
⑥ 質問は細かくわける
細かくわけるということは「相手が答えやすい質問にすること」。

たとえば「あなたにとって幸せとはなんですか?」と聞かれても漠然として答えにくい!

もし「家族です」と答えが返ってきたら「そうですか。いいですよね、家族」……な~んて、相手のことをわかったつもりになっている自分が想像できました(笑)

「どんなときに幸せを感じますか?」「1日で一番楽しいときは?」といったように、より具体的に質問を分解するのがコツだそうです。

⑦ 聞いた話の中から次の質問を考える
これはすごく難しい!練習と経験が必要ですね。

⑧ わからないことはその場で聞く
わからないことを聞くチャンスを逃す名人である私。今回は頑張ってえずさんに質問してみました。ドキドキ……。

「インタビューでわからない言葉が出てきたとき、ちゃんと聞かなきゃいけないんだけど、準備不足だなぁと思われそうで……こわいです。聞いてもいいのでしょうか?」

「うん、すごくわかります!」とえずさん。あ~共感していただけてうれしい!

恥ずかしかったり、雰囲気を壊したくなかったり、色々と聞きにくい理由はあります。でも、一番大切なのは「情報を伝えるという使命」

誠意を伝える「正しい情報を伝えたいので……」「確認ですが……」の前置き言葉も教えてもらったので、さっそくチャレンジしていきたいと思います!

⑨ いいと思ったら伝える
自分の正直な気持ちを相手に伝える、これって簡単なようで難しい。でも、絶対に相手は喜んでくれるはず。行動が大事ですね!

⑩ 相手のファンになる
この人を紹介したい!みんなに教えたい!そんなワクワクした気持ちや相手への興味、これが大切なんだなぁ。

「いい素材を集めるための10カ条は日常生活にも取り入れることができます。自分の態度を変えれば相手も変わるんです。」とえずさんはおっしゃっていました。

旦那さんにも笑顔で接すると、めちゃくちゃしゃべってくれるのだそう。人間関係でうまくいかないとき、10カ条のどれかを試してみたら何かが変わるかもしれません。

ちなみに、講座前から旦那と大げんかをしていた私。お互いに謝らず、歩み寄らない関係なので、どうしたもんかといつも悩んでいます。
そんなとき、「いい素材を集めるための10カ条」を眺めていたら、⑨いいと思ったら伝えるが目に入りました。
う~ん、自分から関わるのは悔しいけど(笑)やってみよう!

旦那は子どもが好きなのでよく面倒をみてくれるんですが、わたしは「お父さん=子どもが好き」とつい当たり前に考えてしまうんですね。でも、世の中をみているとそうじゃない。子どもとうまく関われないお父さんもいる。
それを伝えました。

「(他のことに不満はたくさんあるけど)子どもとたくさん遊んだり過ごしたりしてくれるのは、いいことだと思う。」

お!旦那がちょっとうれしそう!?成功かな?
それからは、今のところけんかしていません(笑)

京都ライター塾では「ライターになって幸せになること」が目標のひとつだそうです。そのゴールに近づくために大切なことを学べた気がします。

エピソードの大切さが身にしみる


今回の講座でとくに学びが多かったのが「推しをすすめるワークショップ」です。自分が推しているものを、口頭で伝えます。

終わったあと、自分の課題がおもしろいほど明確になったので、胸のドキドキがしばらく止まりませんでした(笑)

推しをすすめる……雑食系だから好きなものは無限にあるけど、一番の推しはバンタンのジンくんかなぁと思い、ジンくんについて説明しました。

そう、わたしは「説明」をしてしまったんです。だからライターとしては◎と言われました。でも、相手の心は動かない。

心を動かすには、自分だけの「エピソード」が大切。この人を知るとこんないいことがあるよ!これを使うとこんな風になるよ!という「エピソード」が、わたしの発表にはありませんでした。

エピソードの大切さが身にしみました。でも、いざエピソードを書こう!と思っても、なぜか書けない。なぜなのか、講座が終わってから自分に問いかけました。
この日の夜に書いた日記です。

文章に感情を盛り込もうとすると、途端に筆が止まる。
「間違ってたらどうしよう?」「私の考えなんてとっくにみんな知ってるかも」など、あげればきりがないくらい(笑)ネガティブになる~😅だから、無難な説明文みたいな文章になってしまって、結局誰のココロも動かないし、支持もされない。自分が乗り越える壁はこれだな。

仕事で書いている記事でも「もっと感情をのせて」と言われると戸惑う自分がいます。誰かの役に立つ文章を書きたい気持ちはあるのに、なぜか自分の考えに自信が持てません。

自分ってこんなに迷っていたんだ!とわかっただけでも収穫です。結構こじらせてましたね(笑)このワークショップでの経験は自分が一歩前に進めるきっかけになると思います。

知らなかった!2つの型


いいことを伝える文章には、2つしか型がないそうです!(この時点でカルチャーショック。)

① AだからB ⇒ 超納得!

(例文)
フランスの名店に長年勤めたパティシエがつくるケーキだからおいしい!

② AなのにB ⇒ マジで!?(理由は必要)

(例文)
ワイドパンツなのに細く見える!なぜなら、センタープレスが入っていて縦長感が強調されるから。

この型に、個人的なエピソードを加えることによって、みんなが共感するおすすめ記事が書けるようになるのだそう。

たとえば、一見イイ感じのおすすめ記事。
「おすすめは、注文を受けてから焼いてくれるあつあつふわふわのスフレ」

ここに、個人的なエピソードをのせると、こんなに変わります!

スフレは本当にふわふわの食感で淡雪のような口どけ。繊細であっという間にしぼんでしまうような気がして焦る!

すごい変化。自分だったら元の文章で満足してしまいそうです。そして、2つの型を盛り込んだ構成の型も教えてもらいました。(記名記事に限る。)

① エピソードではじめる(こんなことにハマって、こんな状態です!)
② なので、今日はこれを紹介したい!
③ この商品、お客様にこんないいことが!(2つの型を使う)
④ この商品、こんなふうに使えます(使用シーンを紹介)

PREP法に慣れているわたしにとって、まったく別の角度から教わる構成の型でした。どの型でも書けるようになったら、ライターとしてかなり成長できそうです。

第1回目の課題記事は、この型に初挑戦します!果たしてどんな記事になるのか、足りないところを克服できるのか。
ちょっと心配だけど、ワクワクの方が勝っています。うん、間違えたっていい!練習なんだからね。

心を動かす文章が書きたい!


すごいライターさんが書く文章は、選ばれし人が持つ語彙力や、天から降ってくる魔法の言葉でつくられていると思っていました。

実は違うんですね。「自分だけのエピソード」が効果的に入っているから、気持ちが動いて食べたくなったり、買いたくなったりするんだとわかりました。

自分の思いを伝えるって本当に大事。文章もそうですし、家族や友人とのコミュニケーションもそう。

一緒に受講している、まりさんの言葉が印象的でした。
「何年もかけて自分の気持ちを言語化できるようになりました。能力ではなく、訓練で可能だと思います

この言葉にすごく勇気づけられました。「自分には無理だ」とあきらめる前に、まずはやってみる。練習と経験を重ねれば、わたしでもきっと「自分だけのエピソード」が書けるようになる!

京都ライター塾アドバンスコース、第1回目の講座を受けて改めて感じたこと。そう、わたしは誰かの気持ちを動かすライターになりたくて、この講座に参加したんです。
そして、そのことで自分も相手も幸せにしたいと思っています。

そのためには、まずは自分の思いを素直に発信できる、自信を持って伝えることができる人になりたい!
それが半年後の目標です。

半年後の自分に会うのが楽しみになる、京都ライター塾アドバンスコース。気になる方はぜひ、えずさんのブログやメルマガを読んでみてください。





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