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はじめのことば

わたしの強みってなんだろう。

約2年前、就職活動を始めた頃からずっと考えてはそれを放棄し、悩んでは気付かない振りをしていた。それは今も変わってない。

就職活動中の自己PRはそれなりのことを書いた。幸い文章力は悪くはない方だ(と思って今まで生きてきている)し、まあ特に大して人の心に響きはしないけどそれなりのことは書けた。それなりのとこに就職はしたし、とりあえずお金をもらいながら毎日働いている。

でも違和感はずっとずっと、持って来た。

それなりの自己PRを書いても、それが本当の自分だとは思わないし思えなかった。そりゃそうか、就職活動なんてそんなもんか。周りや先輩たちが必死になったって言っていた就職活動、わたしは全然必死になれなかった。就職しないといけないという強迫観念から足と手を動かしていたに過ぎなかった。思えばわたしはずっとそんな人生を歩んできたかもしれない。

勉強はしないといけないもんだし、成績は良い方がもちろんいい。友達は大切にして傷つけちゃいけないし、後輩のことはちゃんと面倒見ないといけない。大学にはいかないといけないし、授業は休まずちゃんと受けて、サークル活動もバイトも、手を抜いちゃいけない。

頭いいなあ、いい子やなあ、頑張っててえらいなあ。

そんな言葉をよくかけられたりもした。

でも実際は心の中で悪態をついてるし、人付き合いは考えるとめんどくさいからなるべく深く関わらないようにするし、授業で習ったことはできるけど実践として身にはつかない、家にいるとずっとyoutubeみてだらけてるだけだし、とりあえずやらないといけないことをやっているだけ。

習い事やサークルも、楽しかったしそれなりに頑張っているつもりだったけど実力は大したものじゃなかった。何かをする間を惜しんで努力するタイプではなかった。ソツなくこなすことはできたから。


わたしはそんな風に生きてきたんだ。そう気付いたのが2年前。ほんとはうっすら気付いてはいたけど。見ないようにしてきた。

そんな自分が嫌だったけど、今日までずっと見ないふりして目の前のことだけを見て乗り越えてきた。


わたしももう23歳。なんとなく、もう残されてる時間が少ない気がする。まだ若いからなんでもできるよって年齢なんだろうけど、このまま生きていくわけにはいかないんだ。

ほんとはわたしも、一生懸命になれるものが欲しい。寝る間も惜しまず打ち込めることが欲しい。充実してると心から言える生活が欲しい。そのために何かを変えなくてはいけないんだ。


もしかしたらこんな気持ちも、文章にして残していけば何かになるかもしれない。自分のくだらない考えごとが少しは整理されるかもしれない。

継続は力なり。っていうから。絶対に正しい言葉だなって言うのはわかるから。

何かを続けるために文章を残そうと思う。これはわたしの違和感を残すノートになればいいと思う。

大して何にもならなかったとしてもちょっと経ってから見直して、「うわ〜、なにこの甘ったるい考え、あほやん」ってなったとしても、その時思っていたことを振り返れるって意外と大事な気がするから。


そういうわけで、わたしの違和感を書き溜めるノート、始まります。

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