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会社経営8年目で融資を受けてみた

こんにちは。トライエッジ(triedge.co.jp)を経営している中野です。

先日、会社としてとあまり大きな金額ではないのですが金融機関より融資を受けまして、そのさなかで感じたことなどを残しておこうと思います。

融資を受けたのは、創業時以来のことで久々だったのですが、結構貴重な体験をしたように思います。

会社経営されている方で、融資を受けたいと思っている方にとって参考になればと。とくに私のような10人程度の会社を経営されている方にとって。



そもそもなぜ融資を受けようと思ったかというと、この先少し先行投資をする予定があったからです。手持ちの資金でも十分行けそうな雰囲気ではあったのですが、この先何が有るかわからないし、ちょっと余裕資金を持っておきたかったという側面もありました。

上にも書きましたが、創業当時にお金を数百万のレベルで借りていたことがあります。いわゆる「創業融資」というやつで、全く実績ゼロなのにお金を借りられるという結構便利な制度でした。
最初は事業がうまくいかず返済に四苦八苦したのですが、途中で事業内容を変更したことが功を奏し業績が回復。4年目に無事に完済をしました。

それ以来、8年目までいわゆる無借金経営という状況を続けていこれたという経緯があります。


利益より売上成長を見られる


うちの会社は、ここしばらく黒字決算が続いていました。多少の金額の凸凹はありましたが、いずれにせよ黒字なわけですから、収益が出ており、業績としては安定していると言えます。

一方で、この数年間はあまり事業を拡大しようとしていなかったせいもあり、売上は横ばいの状況が続いていました。

私達経営陣としては「黒字が続いているんだから良い評価を貰える」とばかり思っていたのですが、融資の相談をして金融機関や行政にまず言われたのが「売上の伸び具合」でした。つまり、売上が成長していないというのです。

経営者の立場としては、しっかり利益を残すことを一番重視して日々過ごしているのですが、こと融資に関して言うと「利益」ではなく「売上」が優先されるようです。これは結構な衝撃でした。

よくよく考えてみると、お金を借りてくる企業は利益が出ずに苦しんでいるケースも多いわけで、利益など見ていたらいつまで経っても融資など出来ないということなのかもしれません。

ただ、あまりビジネスモデルや収益構造などについて突っ込んだ質問をされず、売上が上がっているか、今後上がる見込みがあるのか、といった点に注目されて質問を多く受けたのは大変意外でした。



無担保無保証の融資が割と登場している


以前は、会社として融資を受ける際には、とにかく個人保証をつけるというのが主流だったように記憶しています。私が創業時に創業融資を受けた際は私の個人保証をつけました。

が、最近は最近は政府(中小企業庁)の指導もあり、無担保無保証で融資を積極的に行っているようです。


これは、個人保証をつけると融資をうけることに経営者が躊躇するという当たり前の傾向があり、政府としては融資を活性化させたいということで、出しているガイドラインのようです。


ただこうなると、金融機関も貸し倒れリスクを正確に見極めないといけないわけで、銀行員のみなさん大変ですねぇ、って感じです。



普段の行いが重要


公的な融資を受ける際にチェックをされたのが、「会社としての普段の行い」です。

要するに普段税金をちゃんと納めているのか

ということですね。

公的融資は、利子の一部を税金などで賄っているため、そもそも普段ちゃんと納税をしているのか、という部分を厳しく問われます。というより、納めてないと使えません。

当たり前のことですが、国への税金はきちっと納めましょう。








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