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Tricasterに合う人、合わない人がいるって知ってる?

こんばんは。santosです。

今日は3週間ぶりにTricaster 8000 のオペレートでした。ほんと久々です。
6月はTricaster使いとしては超ヒマな月だったので、カメラマンやったり、倉庫片付けたり、機材メンテしたりな月でした。

そこでふと、こんなことを思ったのですが、「Tricasterって (漠然と) どうですか?」などとよく聞かれるので、よく言うのは「人によって合う合わないがあるスイッチャー、じゃじゃ馬なスイッチャー、でも楽しいスイッチャーですよ」ととりあえず答えています。

例えばですが、TV局勤務のスイッチャーさんが初めてTricasterに触れると、多くの人が「アレルギー」を示します。

何にかというと、
・操作画面上でマウス操作が頻繁にあること →windows操作が嫌い
・基本的にワンオペであれもこれもしなくてはいけない
・IPなどネットワークが苦手
・ふとしたエラー的な挙動に不安を感じる
・電源投入から立ち上がるまで時間がかかる

などなど、これらは実際に過去に聞いたマイナスな文言です。

スイッチャーという機材は元々はテレビ放送の現場で使われている機器で、ほんの10年、20年前でしたら、数百万円〜数千万円、億越えのスイッチャーがざらにありました(もちろん今でもそういうスイッチャーは存在しますが)。→今や10万以下でも手に入るものも出てきたので、個人で持つ時代、本当にすごい時代になってきましたが。

ハードウェアベースで確実に動く信頼性が基本性能の一つで、動いて当たり前、という世界。それに対してTricasterはあくまでもソフトウェアベースのスイッチャーですから、調子が悪い個体では小さなバグが起こることもあります。レンタル品だと、時にはハズレ玉をにぎってしまい、、挙動が不安定な場合も。。そうなると印象は「Tricasterなんて使えねーよ」となる人もそれなりにいらっしゃいます。

「小さなバグは起こる可能性はあるものだと思える人」「これまでの固定概念に囚われない人」「windowsアレルギーのない人」あたりがTricaster使いには合ってるように思います。

「飼い慣らすスイッチャーだな」なんて思ったりもするわけですが、メンテしてある個体であれば、そう大きなトラブルになる事はほぼありません。

ソフトウェアベースのスイッチャーアプリ的なものですと、昨今であれば、vMixやWirecastなどがあります。これらはアプリケーションのみを販売しているのに対し、Tricasterはハードウェアにキッティングされ専用ボードを使って構成されているアプライアンス製品なので、ソフトウェアスイッチャーとしてはメンテをちゃんとしていれば安定した稼働を維持できるとも言えます。

また、NewTekにより継続的にバグフィックスもされ続けている実績があります。

あとはスイッチャーの基本的な構え、反射神経、リズム感、グルーヴ感を持ち合わせていれば、Tricasterで幸せなスイッチャーライフが楽しめると思います。

どうですか?すこしはTricasterに愛が芽生えましたか?

日本にもTricaster使いさんが増えたら良いな、と思う今日この頃。

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