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【8球目】三陽工業とは

三陽工業は、日本の製造現場を元気にする会社です。
その為に、製造業製造派遣事業を行っています。

時間軸を少し進めて、今日は現在の三陽工業のことを書いていきます。

日本の製造現場を元気にする会社どうやって実現するの?

ですよね。

言うは易し行うは難しです。

まずは、大前提として元気がないから元気にしたいと考えています。
私はいま、43才です。1977年生まれですので、高度経済成長も知らなければ、バブルの頃もまだ小学生です。
ただ、高度経済成長を経験された人が周りにたくさんいらっしゃいました。
祖父もそうでしたし、お客様からも、たくさんの思い出話を興味深くお聞きしました。

とあるメーカーが高度経済成長期に、中途で大量に製造現場の社員を募集していた。勤めていた町工場を辞めて、そのメーカーに入社。
以来35年間メーカーに勤めて、そのまま定年。

またある人は、高度経済成長期に新卒で入社。
毎年ドンドン給与が上がっていって驚いた。
そのうちあんまり上がらなくなったけど(笑)

楽しそうに教えてくれました。

バブル期は、私の父親も既に三陽工業を経営してましたが、父親はあまりバブルに影響されず。なので、そこまでの影響は受けてません。

高度経済成長期を楽しそうに話してくれた人達がとても印象的で、良く仕事して良く遊んだ、と話してくれました。

NHK『プロジェクトX』の新幹線の話や、東京タワーの話。
ネット上では、数多くの当時の日本の元気さが伝わってきます。

多くの人がそんなに意識しなくとも、今日より明日が良くなる。
企業もそうです。
誰かのマネをしていても、ある程度までは会社が成長していく。

国全体では、なかなかあんな時代は難しいでしょう。

しかしながら、日本の製造業はかつて世界一にもなった。
まだ、そのポテンシャルは十分にあると考えています。

この世界に誇れる日本の製造現場を、もう一度元気にしたい。
そして、三陽工業という会社を選んで入って来てくれた仲間に、あの高度経済成長期のような今日より明日が良くなる世界を感じて欲しい。

そう考えています。

その為に三陽工業は存在しています。

日本の製造現場を元気にする。

製造現場で働く人を元気にする

製造現場で働く人の人生を豊かにする

まずは三陽工業で働く人を元気にする。
そして、三陽工業で働く人の人生を豊かにする。

こんな感じです。
どうやって豊かにするのか?

豊かさとは、物質的な豊かさ精神的な豊かさだと考えています。

物質的な豊かさとは、給与や賞与の金銭面

精神的な豊かさとは仕事のやりがいだったり志を持つことだったり。

そこを充実させていく。
それを三陽工業として、働く人の可能性を信じて、目標に向かって充実した日々を送ることが出来る環境を作っていこう。

高度経済成長期の楽しそうな状況と、そう考えるには十分な製造派遣業界の現実が、そこにはありました。

製造派遣業界の現状

製造派遣業界には、3者の登場人物がいます。

●派遣先(大手メーカー含む企業です)
●派遣元(派遣会社のことです)
●派遣社員(期間の定めで契約をして派遣先で就業する人です)

この3者が負のスパイラルに陥っていると考えています。

派遣社員から見る派遣元
給与を払ってくれる会社、雇用関係がある会社だと思ってもらえれば良い方です。給与をピンハネされていると思っている人もたくさんいます。

派遣社員から見る派遣先
契約期間が来たら切られる。モノ扱いされる存在。大手メーカーであってもモノ扱いして必要なくなると切るんだろと思っています。

派遣先・派遣元から見る派遣社員
どうせすぐ辞める。入社日に来ないなんてザラにある。1日で来なくなる、3日で来なくなることもよくある話。3か月持てば「良くもった」と思える。

※あくまでも一般論で例外はあります。
 ただ、業界の人が聞けば理解してくれます。

3者がお互いに不信感不安を持っている状態です。
だから派遣社員が定着しません。
その定着の悪さで困っているのは製造現場です。

製造現場の指導をする立場の人の目線で考えてみると、新しく入って来る人がすぐ辞めてしまう。
指導する側からして、熱心に指導できるでしょうか。
難しいと考えるのが一般的です。

そして、その指導が荒くなればなるほど、本来定着した人でさえも辞めていく確率が上がります。
もっと丁寧に指導すれば定着した人でさえも、辞めていってしまう環境が出来上がってしまいます。

ドンドン人が辞めるので、ドンドン人を入れる必要がある。

派遣社員の管理を司る総務や、人事の部門の工数も増加していきます。
現場は、納期や品質を遵守するために人が欲しい。
でも、良い人材がなかなか来ない。
そして多少目をつぶって人を入れると、辞めていく。

負のスパイラルの連鎖です。

正のスパイラルにするには

この状況に直面した時、考えてみました。

何とかしてこの負のスパイラルを変えたい

どうすればいいのか?
考えて考えて辿り着いた結果が、

お客様である派遣先や派遣社員は、いわゆる他者であるので、その行動はコントロールできない。
しかしながら、私たち三陽工業の行動は100%コントロールができる。
この100%コントロールできる私たちの行動を変えていくしかないと。

私たちも2015年までは、期間契約を行う一般的な派遣を実施していました。その中で、派遣業界の現状には、とても違和感を持っていました。

なぜ違和感を持っていたのか。

それは、私たちが製造業もやっていたから。
工場を持ち、材料を仕入れ、自社で加工を行い、お客様に納品を行う。
品質保証も当然の様に実施していく。

要は、お客様と同じ立場に立つことが出来たのです。
だからこそ違和感を感じることができた。
そして、コントロールできる自分たちの行動を180度変えるという決意をします。2016年のことです。

2016年、生産推進グループという新しい取組が始まりました。

続きは、明日にしますね。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました!